「テレビ東京最後の日」シナリオ/『予算内で最後の日まで乗り切れ!-超低予算で作り上げる最後の天気予報-』#100文字ドラマ

伊藤さんの「テレビ東京最後の日」のシナリオです。
今回はしっかりとしたシナリオではなく、あらすじの投稿になります。
(時間が許せばきちんとしたシナリオも追記したい…!)

1/29 追加 しっかりとしたシナリオは投稿できそうにないので、あらすじのみでお願いします...!

あらすじ

 20XX年、テレビが「一昔前のもの」と言われるようになった時代。テレビにはスポンサーがつかなくなってしまい、テレビ局は次々と閉局してしまう。その中で、最後まで残ったのがテレビ東京。テレビ東京は極限まで経費を削減し、企画力で勝負する超低予算の番組を放送することで何とか生き残ってきた。
 そんな時代になってもなお、テレビへの愛が止められない星野耕太(23)は、最後に残ったテレビ東京に「どうしてもアナウンサーをやらせてほしい」と直談判をしに行く。テレビ東京はギリギリまで社員を減らしている状態で、もちろん新入社員など募集していなかったが、耕太の熱意に負け、採用する。
 毎日活き活きと働いていた耕太だったが、ついにテレビ東京にも限界が訪れ、閉局が決定。耕太はせめて最後の番組を感動的なものにしようと奮起し、会議で様々なアイデアを出すが、「一番大事なのは予算内で最後の番組まで乗り切ることだ」と上層部から却下されてしまう。とはいえ、上層部も本心は耕太と同じく、感動的なラストを飾りたいと思っている。結果的にその会議では耕太の熱意が認められ、最後の放送となる「明日の天気予報」を耕太が担当することに決定。
 耕太は、プロデューサーの猪ノ口太一(45)と、最後にふさわしい天気予報について打ち合わせをすることに。しかし、極限まで予算を切り詰められており、もはや本格的な機材もなく、撮影に使えるのは何とスマホのみ。モニターもフリップも何もない。それでも、耕太と猪ノ口は、最後の天気予報にすべてを懸け、放送に向けて準備をする。
 そんな超低予算で作り上げる最後の天気予報。画用紙に手書きされた天気図や各地域の天気など、あまりにも低予算過ぎて滑稽にも見えてしまう放送になったが、そんな状況でも一生懸命に最後の天気を伝えようとする耕太の姿に、最後まで残ったテレビ東京の社員たちも視聴者も、心を打たれる。「さすがテレ東」「最後までテレ東らしいな」と視聴者は寂しさを滲ませながら、最後の放送を微笑ましく見届けるのであった。<完>

登場人物

・星野耕太(23)…テレビ東京・最後の新人アナウンサー
・猪ノ口太一(45)…テレビ東京・プロデューサー

最後にひとこと

 最後まで読んでくださってありがとうございます!時間が許せば、もっときちんとしたシナリオ、もしくはもっと詳細なあらすじを追記していきたいと思います…!

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