ぬくぬくぽかぽか、たきのまた

今日、私が秋田を好きになるきっかけになった、タキノマタへ行ってきた。

カイチョウサンに柿の取り方教えてもらって、
柿を取って、
おちゃっこ、いやコーヒー飲んで、
薪ストーブの上で温めたお芋をいただいて、
暖かいお部屋で団らん。

来たついでに、と寄ったイトウサンち。
初心者マークが付いた車を見て歩いてきたのは
白い布で顔を覆った、歩くミイラ。
いや、カズコサン。

久しぶりなのにも構わず私のことを覚えてくださっていた。

そこから始まった、留まることを知らない、秋田弁シャワー?豪雨??

カズコサンの話していることが前より理解できた自分、秋田弁いけるんじゃないかと、ちょっと成長を感じた
(まあ基本的過信主義だから)

突然の訪問だったのにも関わらず、ストーブ3つも付けてくれちゃうし、
美味しいりんごもくれちゃうし、
(いや、これまじで美味しかった。横手のりんごだって)
相変わらず明るくて、元気そうで、少し安心。

お世話になっていたカズコサンの旦那さん、マコトさんが亡くなられてから早数カ月。
数カ月前、挨拶しにここへ来たとき、仏壇に置いてある写真を見て涙が止まらなかったのを覚えている。

ふしぎだね〜
たまに、彼はまだ生きている気がするんだよね

この間の収穫祭の時もそう。
ふと横見たらお酒飲みながら、
「そんなことない」
って照れながら話してるんじゃないかな〜って。

けどこのお家に来て仏壇みると現実なんだな〜とも思う。

そんなかんじでお家でゆったりしていたら、お隣さんのワタナベサンがいらした。

私達が柿を取りに来たというと、
「それ渋柿でしょ?うちの甘い柿どっていぐが?」
と取りに行くことに。

言われたとおり、ぶどうの様に柿がなっていた!

すごおーーーーい

と感動してい手隣を見たら、ムシャムシャ採れたての柿をそのまま頬張っていた、ワタナベサン。

いいね。

柿の木の隣では籾がら(もみがら)を燃やしていて、ワタナベサン曰く、子供の頃はそこにさつまいもを入れて焼いていたそう。

美味しそうだから来年焼きに来る!!絶対!!

この村はめちゃめちゃ暖かい。

一人ひとりが自立して生きているし、かと思えば村で支え合ってもいる。

ずっといたくなるし、むしろ住みたい。

ご飯は自分で作ってるの?
(実際には"ご飯ってばじぶんでづぐっでるのが?"みたいなニュアンスだったけど)
とカズコサンに聞かれて自炊してますよ〜って言ったら
白米を精米してくれた。

ネギも、カブも、チンゲンサイも、畑から引っこ抜いてもっていげ〜ってくれた。

涙が出そうなくらいにそのあたたかさが嬉しい。

そして、帰り際にカズコサンに
私も来年生きてるか分かんないしね
って言われた言葉が重くのしかかっている。

私も日々を大切に生きていこう。
明日があると信じて生きていた最近だったが故によりいっそうハッとさせられた。

画像1


住みたいって今度伝えてみようかな?
迷惑かな?


2019.11.27