No Place To Be

居場所はもうないからね
自分一人で立ってなきゃね
人は複雑な多面体
だから側から見れば
球体みたいにあっちこっち
転げ回ってたり
のたうち回ってたり
そんなように見えてても
その都度ちゃんと
面で地面を捉えてるのさしっかり
骨と皮と肉で立つんだよ真っ直ぐ
とはいえ膝も腰もキツくなってきてる年々
捻転したらしばらく治らないくらいには
疲弊してきてるし
もう老兵かな
なんて思うよ当然

意味なんてなかったね
理由だって右にならえで
納得してから始めたくても
時間はどんどん過ぎるしね
取り返したくて
色々やるけど
照り返しきつくて
なんも見えないもう

「ここが自分の現在地
いつだってゼロから始める」
って威勢よく言ったって
実際ただの虚勢でしょ
他人の嘘は見抜けなくても
自分の嘘は分かるよ正直
知らないフリもできるしさ
聞いてないことにもできるけど
それで失くしたもののことは
いつまでだって覚えてるつぶさに
「もう何もかもどうだっていい」
ってそれが本音であっても
完全に捨て去るのはためらうねやっぱ
切羽詰まってても生き物さやっぱ
一点ものって言われりゃ迷う
一回きりって路頭に迷う

意味なんてなかったね
理由だって右にならえで
納得してから始めたくても
時間はどんどん過ぎるしね
取り返したくて
色々やるけど
照り返しきつくて
なんも見えないもう

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