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2024年 皐月賞 レース回顧


まずはジャスティンミラノ 戸崎ジョッキー
おめでとうございます

勝利インタビューで"藤岡康太ジョッキーが後押ししてくれました"にはグッときました
色んな想いがあって掴んだG1制覇だったなと思いました

馬券は外れたけどもこれはこれでよかった

さて、レース回顧にいきます

❶馬場
土曜日の傾向と同様 前が有利の馬場
後方からの馬には厳しい


❷ペース ラップ

12.2 - 10.5 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 11.7 - 12.0

前半1000m 57.5
上がり3F 35.8

前半メイショウタバルがぶっ飛ばして 天皇賞秋のパンサラッサか?ってくらいのハイペース

馬場が比較的綺麗で時計の出やすい高速馬場とはいえ レコードタイム しかも0.7秒を更新する
というとんでもないレースになった

参考までに過去10年の皐月賞のラップ↓

これまでのレコードタイムは1:57:8 ラブリーデイ
が出したタイム
驚くことに

7着エコロヴァルツまでがレコードタイム同等の走破タイムで走っているという なおエコロヴァルツとレガレイラは上がり最速33.9を繰り出している

ちなみにここ東京じゃないです 中山です(知っとるわ)

ここ皐月賞で上がり33.9を出した馬はこちら(1~7着まですべて表示)

※黄色上り1位、青色上り2位、褐色上り3位
レコードタイム ラブリーデイ1:57:8

もうやばい なんなんだこの世代は
これからの活躍が楽しみでしょうがない

全頭みていこう

🥇ジャスティンミラノ
正直前走の共同通信杯はどちらかと言うと評価できる内容ではないと思っていた
内が揉まれるのを避けての競馬 だったが、ラスト3F 11.4-10.9-10.8という異次元の加速ラップで勝利(ここを見れば買える要素の1つなので判断に困ったが本音)

実際はどうだったか
赤丸 ジャスティンミラノ
青丸ジャンタルマンタル


スタート絶好のジャンタルマンタル 最初の位置取りでジャスティンミラノはすぐさまマークする形

1000m通過付近 ピッタリマークしている

4コーナーでも同じ位置取り
かつ4角5番手以内に ジャンタルマンタルとジャスティンミラノはいる

あとは共同通信杯と同じ競馬をするだけ
4コーナー時点でもはや勝利確定演出といっても過言ではない

前が有利の展開とはいえ、レース内容タイムは
非常に優秀だった 大目標はダービーだが
この内容ならば、ダービーで通用するだろう
厚い印を回すつもり

🥈コスモキュランダ

3コーナーまでは後方内で脚をためる

ロスなく回って3コーナー以降 モレイラマジック発動

800m通過時 内にいたコスモキュランダ

4コーナーでスペースのある外へ持ち出す
揉まれない外に出しての2着

前走の弥生賞はデムーロの派手なまくりが目立ったが スっとバレずに同じような競馬をした

ロンスパ勝負、コーナーリングセンスが得意が活きた競馬
ダービーでは若干分が悪いが、菊花賞でしこたま買いたい馬

🥉ジャンタルマンタル

ジャスティンミラノのところで同時に解説しているので 簡単に
スタートはいつも通りスムーズで前から3.4番手という絶好の位置取りができた

今回レコードタイムが出るほど速い流れ
これはデイリー杯や朝日杯FSで経験しているので
流れも絶好だったかなと思う
逃げていたシリウスコルト、メイショウタバルが惨敗しているなかこの馬だけ3着に残したことを考えれば 評価できる内容

ただ、1600mのマイル戦の方が適正的にはあると思うので NHKマイルCに出てくるならかなり勝負できるのではないかと思う

4着 アーバンシック
スタートして寄られる不利で後ろからの競馬
ポジションが好位置を取れずもう少し前が欲しかった
終いの脚は同条件の京成杯33秒台の上がりが使えるので 今回はそこだけで勝負してきたという印象

位置取りの差での4着なので着順以上の評価は必要 恐らく次走はダービーだと思うが、この馬の能力を最大限に引き出せる広い直線の長いコースならば今回よりもさらにいい内容をするのではないかと思う 後方勢ならこちらを取りたい

5着 シンエンペラー
中団を追走して勝ち馬を見る競馬 今回高速馬場はほぼ確定していたのでこの馬には向かない展開だった中
5着はまずまずの内容
時計のかかるタフな馬場の方が適正はある

6着 レガレイラ
スタートは出遅れというより この馬は1歩目の出だしが遅くなりがち
なおかつ外から被せられて位置取りが後ろになるロス
前は開かないので外を回すしかなかった
おそらくこんな速い流れは初めてで流れに乗れてなかった感じか
ラストの直線も外を回されて 実力発揮100%とはいえない中 レコードタイム更新、上がり最速タイムを出しての6着に敗れたものの評価を下げる内容ではなかった 直線の長い東京コースがいいのは違いないので見直せる

7着 エコロヴァルツ
スタートしてからどこにポジション取るかが
正直鍵だった 今回ハイペース 高速馬場 折り合い重視か後方からの競馬

ただ、この時点でかなり厳しいだろうなと思った
現中山は前5番手以内必須 後方15番手からのまくり差しはきかない

そんな中レガレイラ同様後方一気上がり最速
評価は下げる内容ではなかった
こちらも速い流れの適正はないと思うので
ダービー出てくるなら見直しかな


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