音楽よもやま話-第14回 YUI-過ぎてきた日々全部で 今のあたしなんだよ
どこかにあるはずの未来の鍵を握りしめ…2007年2月某日深夜、インフルエンザを発症していた僕は寝込んでいた。このまま死ぬんじゃないかと思うほどに連夜続いた高熱も、発症三日目ともなれば随分と下がっており、関節痛も和らいでいた。それはだいぶマシという程度のモノだけれど。それよりも僕を心底悩ませていたのは、恐ろしいほどの退屈な時間だった。睡魔の方が飽きてしまうくらい、彼とは夢の中で遊び倒し、起きている間に暇つぶしに読んでいたマンガ「花より男子」も全巻読み終わってしまっていた。録画し