音楽よもやま話 -第4回 椎名林檎- 一介の26歳男性による抽象的概念的考察
はじめに、空っぽな人間に 10代の少女が自分を指し示す言葉を見つけあぐねている時、僕はその真横でテレビに映る椎名林檎を見ていた。CDTVの歴代なんとかランキングだ。ギブソンのギターを鋭角に持ちながら彼女は「ギブス」を歌っていた。テロップに流れる、いわゆる林檎節な歌詞が刺激的だった。10代の僕にとって、少々刺激が強く、かなり暴力的でセンセーショナルな魅力で溢れていた
i 罠 be wiθ U 傍に来て
ごくごくイメージな話
その時の椎名林檎は、心を失いかけたかぐや姫か、声