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民泊HamaYouで”初オフサイトミーテイング!”

民泊HamaYouをリョーコさんから引き継いで約10ヶ月。コロナ禍の影響もあり、始めた2020年の秋は予約もほぼゼロでした。一日一組貸切りが安心につながり2021年春くらいから予約が増え始め、夏には1週間、2週間単位の中長期滞在やファームでの収穫体験などとセットでの予約も多くなり、まさに”暮らすように旅する”お客様にご愛顧いただくようになってきました。

永岡さんから一通のメッセージ

そうしたある日、10年近くお世話になっている小田原の美容室RUDOの永岡さんからメッセンジャーで問い合わせが…

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見習いHamaYou、昔々海外のホテルで長く働いていたこともあり、「えっ、これってオフサイトミーティングのベニューとしてHamaYouを使いたいってことだ。これは面白い!HamaYouは和室が3部屋にダイニングルームやテラスもあるので、みんなで集まっても密にならずにミーティングしたり、小さい部屋をブレークアウトに使えるよ。無理なんてとんでもない。これはいいアレンジをして、みんなに楽しんでもらおう!」とお返事。

オフサイトミーティングってなに?

なんとなく聞いたことはあるけど、実際オフサイトミーティングって何?。普段使っている会社やオフィス以外のいつもとは違う非日常な環境に身を置いてディスカッションをしたり、仕事をしたり。非日常的な環境が新しいアイディアを引き出し、自由に活発な意見交換や参加者同士のコミュニケーションを促すなどのメリットがあると言われています。また会社にいると電話や来客などの対応などで集中することが難しいですが、社外だと会議だけに集中でき、さらには社員同士の交流も深めることができるオフサイトミーティング。作業効率の促進やチームの結束力UPを図りたい方にはおすすめのスタイルです。

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実はRUDOの永岡さん、お店のスタッフやご自身の研修のために、東京などの有名ホテルで宿泊や食事、スパをよく利用されているホテル通。HamaYouのオファーにも興味を持っていただいたようです。当日は5名でのご利用、午前中はしっかりスタッフミーティングを行い、午後からはリラックスした環境をご希望とのこと。→→→眠っていたホテル屋魂、腕がなります、感染対策を第一に、でも今の時期に出来ることを楽しんでもらおう😀 終日となれば、いいランチが欲しいなぁ。買ってくるお弁当じゃ、一気に”非日常”から”日常”に引き戻される。。。

シェフのことはシェフに聞く!

シェフのことはシェフに聞け!ということで仲良くしていただいているCafe Evergreenの斉藤シェフにDMで相談。ありがたいことにすぐに下記のお返事が。。。ここにも偶然があって、この相談をする数日前、ファームで取れたブルーベリーをデリバリーをした際、偶然RUDO永岡さんがご夫婦でEvergreenで食事されており、斉藤シェフをご紹介したんですよね。ここでご縁ができたのかも。

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そして数時間後には、小田原で対応できるシェフが見つかったとの連絡が💦。仕事が早すぎます🙏。それにしても、誰もいなかったら自らやりましょうかって言ってくれる斉藤シェフ、素晴らしい神対応です。

その後、スケジュール調整し民泊HamaYouに永岡さんとシェフに来て下見をしていただく。永岡さんには具体的なご希望や部屋のセットアップなど、シェフにはキッチンの備品などの確認。そしてメニューのイメージや予算などの打ち合わせもして、下見は無事完了!

ミーティング本番!

8畳のお部屋にホテルの会議室でよく利用されるIBMテーブルならぬ文机を□型に設置。この文机も以前は、家庭で行っていた冠婚葬祭用。リョーコさんの家に大量にあったテーブルを運びました。

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グリーンがあるとお部屋が柔らかくなるね〜と、自宅の庭から植物と花器をリョーコさんが持ってきてくれました。

そして船底天井の施しがされた4畳半の和室にはマッサージチェア。クリエイティブな考えをするには全身をリラックスさせることが大切。実はこれ永岡さんにお手伝いいただき移動、設置したもの。重かった〜!

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そして朝、お約束の時間に元気なTeam RUDO御一行さま到着。みなさんやる気満々。いい1日になりそうです!

午前中は、集中してしっかりミーティングということなので、お邪魔しないよう一度席を外し、お昼前にシェフと合流します。

豪華シェフによる饗宴のはじまり、はじまり

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HamaYouに戻ると、シェフが準備の真っ最中。RUDOの皆さんも集中してミーティングされている様子なので邪魔しないよう準備を進めます。

池田シェフ(写真左) 小田原出身、養老乃瀧鴨宮のオーナーシェフ。ミシュランで星を獲得した”銀座うち山”など東京や静岡で日本料理の修行を経て、ご実家を継ぐため小田原にUターン。緊急事態宣言の延長で休業を余儀なくされている間も地元の生産者をサポートし、地域のお客さんを満足させるお店づくりのため、東奔西走する日々。当日調理しながらも、絶えずふきんでキッチンをピカピカに衛生状態を保つ姿が印象的でした。子煩悩で素敵なファミリーを大切にする心優しいシェフ👨‍🍳

斉藤シェフ(写真右) 小田原出身、Cafe Evergreenのオーナーシェフ。フランスで修行したフレンチシェフ。シェフというバックグラウンドを持ち、クリエイティブで繊細な一皿一皿をカフェで提供というユニークなコンセプトが人気を呼び、お店は早朝8時から既に満席。1日の中で何度もメニュー構成を変えながら、お客様に満足して帰ってもらいたいと笑顔で話す斉藤シェフ。HamaYouの農産物をはじめ地元の旬の素材を使ってくれるありがたいお店。ファームの小屋作りにも一番つらい基礎工事から率先してお手伝いいただいたファームの恩人でもあります。

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下中玉ねぎとナッツのスープ

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茄子とオクラのジュレ、上にはオクラの花ビラ

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お刺身の盛り合わせ

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鰹の黄身醤油

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冬瓜と鳴門金時のそぼろあんかけ

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佐渡の鮑、肝と板のりのソース。鮑は3時間蒸したもの。

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豚バラとズッキーニ、種子島のパッションフルーツと

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鴨肉、金山寺味噌と無花果

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池田シェフ特製、鳴門金時の炊き込みご飯

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そしてEvergreen斉藤シェフのデザートという夢の饗宴。HamaYouのブルーベリーを使用していただくという愛ある一品。

皆さん、一品ごとに、わーっと歓声。コースが進むにつれ、もうお腹いっぱいとおっしゃりながらも、しっかり完食されました!

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仕事をやり遂げて、とてもいい表情のシェフ。池田シェフ、斉藤シェフ本当にお疲れ様でした。まさにプロフェッショナルの流儀!

それにしても、専属シェフが貸し切り民泊に来て自分たちのために料理を作ってくれる。それも素晴らしい材料をこの日のために集めて、下準備をきっちりして、料理という芸術作品として目の前で提供、まさに贅沢の極みです。

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そしてチームRUDOの皆さん、食事のあとはラップアップ。午後はかき氷をしたり、プールで夏気分を楽しんだり、マッサージチェアーでうたた寝と思い思いの時間を過ごし帰宅の途につかれました。皆さんHamaYouからもご近所なので、車や歩いて10分程度。2、3時間かけて帰る必要がないのも最高だねというコメントをいただきました。

一日を終えて

今回主催者の永岡さんからは
ご飯も最高、デザートも最高、ハマユウの環境と雰囲気も最高でした。いつもとはひと味もふた味も違ういいミーティングが出来ました。また利用します!

池田シェフ
楽しすぎて、なんだか興奮しています。また何かあればご相談ください。出来る限り挑戦させていただきます。

斉藤シェフ
こんな時期だからこそ楽しめる企画もあるんですね。私自身もとても楽しかったです。楽しい企画ありがとうございました!

私たちにとっても最高の一日を過ごさせていただきました。ご近所の皆さんに、あたたかい言葉をいただきこれ程嬉しいことはありません。『こんな時期だからこそ楽しめること。』斉藤シェフの言葉が胸に残りました。

近所でお出かけ、HamaYouリゾート。
お金をかければ出来ることも多いですが、ちょっとしたアイデアと工夫と皆さんのサポートで、ちょっとした非日常をお楽しみいただきます。ご予約、お待ちしております😊

トップ画像は自宅に配備したiMac。進化するHamaYouの心強い相棒になってくれそうです。

最後に永岡さん、シェフ、DMでのやりとりの原文を掲載することも快諾いただきありがとうございました。また面白いことやりましょう♪

見習いファーマーHamaYouです。農業や民泊を通じてみんなを笑顔にしたいと頑張っています。いただいたサポートが大きな励み、梅ジュースで乾杯しましょう^o^