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80年ぶりの大雪で小夏がほぼ壊滅的だった件

5月は小夏を大々的に売る予定でいたが、
4月28日、最初の出荷に向けて一部収穫したら
中身がスカスカの小夏が多かった。
畑の各所からサンプルを採ったが、
いざ選別を始めると、青果の果物としては売り物にならない比率が多い。

外見からは分かりにくいので、
半分に切って、中身を見る、
果汁が十分あるのものの重さを図り、
大きさ別に並べ、
それを見本に、選別出荷を始めたが、
2キロの成果を選別するのに十五分もかかる。

ほとんどが成果としては売れない。

だから最初に注文があった分を出荷したら、
販売をやめた。

中空の小夏でがもしあったと
お客様からのクレームがきたら
きちんと対応しなければならないが
もしそれが多く出るようなら、
他の仕事はできなくなる。

小田々農園のイメージも落ちる。

無くした信用は回復が難しい。

売り上げとしては、100万円がいくつか吹き飛んだし、
今年入社した経営者見習いのN君にも
「きついなあ」
と思わせるかもしれない。

しかし、自然相手とはこういうものだ。

一昨年も、30年ぶりという大寒波で、一個も販売できなかった。
その年はやっと本格販売できるまでになっていたレモンも
多くの木が凍って枯れてしまい、
降り出し近くまで戻った。

そこで、小夏は去年から袋がけをして、
去年はクリアできた。

袋がけが負担だが、今年もしていた。

しかし、今年以降の小夏の栽培方法は、
もう一工夫うしなければならないだろう。

経営を渡す私と、受け取るN君は相当腹を括らねばならない。




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