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サンフレッチェ広島レジーナ初観戦

 5月4日に行われた、WEリーグ第11節 INAC神戸レオネッサとの一戦を観戦することができた。WEリーグ元年の今シーズン、どうにか一試合だけでも観戦できればと思っていたので今回初観戦することが出来き非常に満足している。しかも試合も勝ったのでさらに上々だ。

 現在サンフレッチェ広島レジーナは5月のホームゲームのチケットを一律1000円(小中高100円)というキャンペーンを行っている。私もそのキャンペーンのおかげで通常前売り3000円、当日3500円のSS指定席を1000円で購入できた。私の場合、観戦可能な日程にそのキャンペーンがはまったため非常にラッキーだったがそのキャンペーンが無くても観戦したと思う。しかしその場合はSS指定ではなく自由席を買ってスタンドに行ってから席を選んでいただろう。なにせ初なので現場の状況が解らない際はいつもそうしている。

 WEリーグとは日本女子プロサッカーリーグのことである。2021年9月12日に開幕し現在は元年シーズンの終盤だ。WEリーグ設立にあたり各方面からの打診やサンフレッチェ広島のオリジナルにこだわる想いから初期クラブとしてサンフレッチェ広島レジーナは何もないところに誕生した。 ベースとなるチームやクラブなど既存のものは何もない本当に0スタートのチームである。そこへいろいろな思いを持って集まってきた選手達と監督、クラブスタッフで作ってきたチームは非常に雰囲気が良く、観ていて楽しいサッカーを繰り広げていた。

 試合内容は、ここまで無敗のINAC神戸に対し前試合で悔しい思いをした事を教訓に、試合開始からリスペクトしながら守備の集中力を切らさずに右サイドから攻める展開に。インテリオール的なポジションをとる川島とFWの上野のコンビネーションは良く躍動していたが、プレスの局面や攻撃時に右サイドバックの松原がもっと連動した動きがあればといったところか。アンカーの小川は終始非常に良く、得点シーンも小川を起点にしたところから生まれた。配給が良く、足元の技術もしかっりしていて前を向くのが上手く、これからのチームの支柱になるであろう選手だ。もう一人のインテリオールの柳瀬も運動量多く良かったが、個人的にはここに負傷中の増矢が帰ってきたらゲームが非常に面白くなるだろうと思う。

この後、上野のクロスから中嶋のゴールが決まる

 後半は左サイドが機能するようになり左からの攻撃が増えていくが、やはり基本は前半から守備意識が高く、ラインを引いて守備ブロックを敷いてとまではならないが中盤はやや低くカウンター時に人数が少ない場面が多かった。しかしそれ故に1-0で守り勝てたということであろう。無敗の相手をここまで封じ込めることが出来たのは、守備の集中力を最後まで切らさなかったこととGK福元の的確なコーチングがあってのことであろう。新型コロナの影響で声出し応援が出来ないことの副産物であるのが選手や監督の実際の声が聞こえるというもの。試合中の福元は本当によく声を出してコーチングしていた。この試合ナイスセーブを見せていたがコーチングの面での貢献度はそれ以上のものだ。かくしてレジーナはホームゲーム2勝目を挙げ、INAC神戸の目の前での胴上げを阻止することが出来た。

 レジーナが試合をするのは広島広域公園第一球技場。男子チームがプレイするエディオンスタジアムのすぐ隣にあるサッカースタジアムとも呼べる球技場だ。それ故、ピッチと観客席が近く声もよく聞こえるし選手の顔も見える。この点は男子チームの観戦より良い。また良い意味で女子サッカーは男子サッカーほどスピードが速くないので試合の展開が解りやすくサッカー観戦に慣れていなくても観ていて面白い。私の様なサッカー観戦ビギナーにも試合解説が書けるほどだw

 このような楽しいスポーツ観戦ができる環境は非常にありがたいことで、これを楽しまない手はない。カープ一点集中で困難な思いをして観戦しなくとも広島にはサッカー、バスケ、バレー、ハンドボールなどなど数多くスポーツ観戦をゆったり楽しめる贅沢な環境がある。マインドを変えゆったり贅沢にスポーツ観戦しつつそのクラブやチームをサポートする。サポートが多くなればクラブやチームは潤いさらに観戦は楽しくなる。この好循環でありがたい環境にあるスポーツ観戦を楽しもう。

ODA SYCLE
小田

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