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私の論考

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私自身についての自己言及、私の姿勢・考え・感じたこと、私と世の中の関わりについて。平たく言えばエッセイ。
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#デザイン

制作における「肉って気分じゃないんだよな」問題

夕食は何を作ろうか悩んで、家族に聞くも「別に何でも良いよ」しか返ってこず、頑張ってハンバーグを作って食卓に出したら「肉って気分じゃないんだよなぁ」という言葉が返ってきた。 そんなエピソードが職場で話されていて、その場の人達はおおむね「許せないよね」と作り手に共感していた。 でも、制作の現場では割とよくあり、それなのに作り手への共感は乏しい。ハンバーグ問題に憤慨していた人でさえ、制作の依頼者になると平気でやる。 作った後で変えるのは大変なんですよ書くのもアホらしいくらい当

ブランディング・デザインはモノをつくるオマケにされがち問題

社外でも本業でも、動画をつくる機会が増えた。もっと上手くつくる人なんて吐いて捨てるほどいるし、反対に最近はツールが発達して素人でも動画がつくれる。それなのに「なんでオマエが動画つくってんの?」と聞かれるので言葉にする。 映像を求める人の「こう思われたい」を汲み取って表現に落とし込むことが本質であり、動画をつくるのは手段に過ぎないと捉えている。カタカナで言うと、ブランディング・デザインってやつだ。予算が許せば委託したい程には、動画そのものを自分で手掛けることに執着はない。

ロジックをこねてもクリエイティブそのものの価値は超えられない説

私の関心事であるクリエイティブとロジックの兼ね合いについて持論を展開する。要約するとタイトルの内容で、建設的な反論は認める。 どっちが強い!?に意味は無い感性と論理とか、右脳と左脳とか、質的と量的とか、説明するために二項対立を持ち出すのはわかりやすい。ただ、科学まんがよろしく「どっちが強い!?」と問うことに意味はあるだろうか。 もしも、フレームワークを駆使するロジカルなインテリ野郎 V.S. 新進気鋭のクリエイティブ野郎のどちらの方が優れたビジネスプランを立てられるか対決