マガジンのカバー画像

私の論考

70
私自身についての自己言及、私の姿勢・考え・感じたこと、私と世の中の関わりについて。平たく言えばエッセイ。
運営しているクリエイター

#マウンティング

恩を着せると褒められない悪循環を断ち切るには

娘「言われなくても給食セットを出したよ!ねぇ?偉い?」としつこいので、母「今日はご飯作って洗濯もしたよ?偉い?」父「今日は出社したよ?偉い?」と恩着せがましい家族になった。 みんな偉い!!! 去年、我が家であった他愛ないエピソードを思い出すきっかけになったのは、社外でお手伝いしている接客だった。 大人だって褒められたいいろんな人を相手にしていると、褒められたい欲求は大人だって変わらないことを目の当たりにする。 以前に書いた、お酒を奢る人の中には傍若無人になって驕る人が

奢れる者も久しからず

普通の会社員と比べて、お酒をご馳走になる機会には恵まれている。 基本的に副業のギャラはメシ(お酒含む)で頂いているというのもあるし、副業の中に飲食業もあって、お仕事中に「よかったら一杯どうぞ」と言われることもある。二重でゴチになっている。 「よかったら一杯どうぞ」と言ってくれるお客さんの中には、見返り無くご馳走してくださる方もいる。 労いの気持ちなのか、前まで客席にいたのに店員になっているのが面白いのか、心の中までは分からない。 ただ、私を酔わせて得することなんてない

デジタルネイティブ世代の価値観

デジタルネイティブ世代の価値観と、我々おじさん世代の価値観の間には「ズレ」がある話題の紹介。そんな価値観を前提にすると「若者の政治離れ」が起こるべくして起こるだろうなと感じたエピソード。これに対する私のスタンスについて。 デジタルネイティブ世代の情報接触2020年6月に出版された「アフターソーシャルメディア」の内容について、出版前2019年10月にあった対面ワークショップで、著者である藤代先生・野々山先生からお話をお聞きする機会があった。内容が面白かったので紹介したい。

マウンティングせず謙遜せず

今年も半分が去った今更ではあるけれど #今年の抱負 せっかくなので言葉にしてみよう....と心の中で思ったなら、その時スデに行動は終わっているもので、タイトルで言いたいことは言い切っていた。 マウンティングの線引きが難しい問題補足すると「マウンティング」は、相手よりも自分が優位だと示す行為を指している。そのルーツは猿山のボス猿にまで辿れて、猿の場合はマウンティングによって力関係を可視化して余計な負傷を避ける合理化に繋がっている。人の方が快感のためマウンティングする。違いはあ