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「賢い法人火災保険の加入方法とは」

Odaken小田原保険サービス コータローです。

近年の異常気象や世界を襲うコロナショックにより火災保険が値上がりをしています。その結果、個人様や企業様からの火災保険の見直しが多くなって来ました。

火災保険の値上げの要因

皆さんあまり知らて無い事なんですが、損害保険は、金融商品なんです。

保険会社=金融会社です。

お客様から頂いた保険料を、金融で運用して増やしてから

損害を被ってしまった他の契約者やお相手に支払うシステムになっています。

重要なのは金利運用でお金を増やす事なんですが。

現在の金利状態では、お客様から頂いたお金を増やせない状態が平成10年から続いています。

保険会社はこの状態に対して、合併をして母体を大きくしたり、保険商品の種類を無くしたり、再保険を海外の保険会社へ加入したりと何とか保険料の値上げをしないように乗り越えて来ましたが限界に来ています。

収入と支払いバランスの変化

そして現在、大規模災害、未曾有の・・・想定外の・・・こんな言葉が飛び交う気象状況になってませんか?

地球温暖化による異常気象が当たり前になっている現状があります。

保険会社は、収入の運用も難しい、少子高齢化社会で人口増加見込めない、毎年の災害支払い金額の増加、コロナショックによる海外の再保険会社への保険料の値上げが重なり、支払いと支出のバランスは崩れかけている状態です。

法人火災保険の見直し

法人災保険の見直しをする場合に上記で述べた現状を踏まえて、社会環境の変化、経済状況、保険会社の動向など先を見据えて、無駄なく賢く加入するにはどうしたら良いのか考えみようと思います。もちろん選択肢の中に「保険に加入しない、減額をする」もあります。観点はあくまで「会社を継続させる為の方法の一つに保険という選択肢がある保険を勧めるにあたり無駄なお金をかけてもらいたくない。そんな思いを前提にお話をします。

今回の火災保険の「保険に加入しない、減額をする」ポイントとなる部分は、水災 水害です。

水災 水害部分の保険料の値上がりが一番大きくその部分を企業としてどの様に対処して、事業継続していくのかの選択が重要となって来ます。

災害の分析

分析の第一歩は、地域のハザードマップで起こるであろう災害を知る事から始まります。自社でBCPを作成している場合はBCPに基づいた復旧期間などリスク分析を元にリスク分析と分類作業を行います。BCPがまだ作成されてない場合は、私たちと一緒に作成する事から始めましょう。

ハザードマップのイメージ

(Business continuity planning, BCP)とは、

災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画。事業継続と復旧計画(Business Continuity & Resiliency Planning, BCRP)とも呼ばれる。企業に対する潜在的な脅威に対処するための予防に加えて、ディザスタリカバリによる事業の継続的な運用を可能にすることを目標とする。


リスクの分類

「回避 軽減 移転 容認」

BCPが作成が終わったら四つのリスク分けを行います。軽減と移転の部分を保険として組み込んでいく事で各企業に合った最適なプランが出来上がります。そして本当の意味は想定外のリスクを出来るだけ減らす事です。

そして、回避、容認の部分が分かる事によって、先に述べた「保険に加入しない、減額をする」部分がわかるわけです。

保険は目に見えない商品の為、費用が出ると思って加入したが出なかったが一番怖い事です。それが無い様に、自社BCPに沿った内容で加入して万が一の際に、素早く事業継続できる体制作りが最も大切になってきます。この機会に一緒に災害について本気で考えてみませんか。

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Odaken(オダケン)

有限会社小田原保険サービス


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