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【Edge Rank 1106】やっぱり新川直司さんの作品が大好きだ【奥野】

実はEdge Rank、1月は全休でした。それは編集長の僕がいろいろサボったから。2024年の早々からすみません。執筆メンバーからも白い目で見られていたような気がしますが、気にしないことにします!

早くも梅の花がきれいに咲く時期になってしまいました。時が流れるのは早い。

リアルな飲み会はやっぱりいいですなあ。

コロナ5類化になって初めての年末年始を迎えた先々月・先月。やっぱりこの3年の中で最もお誘いの多いシーズンでした。

コロナ禍が起こった直後に流行を見せたオンライン飲みはそれが絶対的に優位なものではなく、
・場所が離れた人とも飲み会を出来る機会が出来ることは素晴らしい
・でも、リアルで会って話す事はやっぱり密度が高く話も面白い
・オンライン飲みは、ツールにもよるものの同時にわっと話すことがしづらい
など、それぞれの得意・不得意を見極めて使うものだなあと改めて感じるようになりました。遠く離れた人と楽しく飲み会出来るのはいいですよ。でもね、リアルな酒の席で膝つきあせて話す良さって確実にあるんですよね。

両方とも、楽しんでいきたいと思います。

新川直司さんの新作が始まった!

漫画原作に関する悲しいことが起きました。亡くなられた芦原妃名子さんのご冥福をお祈りいたしますと共に、関係者の皆様へお見舞いを申し上げます。

漫画はこの5年くらい、とても読むようになりました。でもって、僕がいま大好きな新川直司さんの新作「盤上のオリオン」の連載が今年から始まりました。

将棋がテーマ。デビュー以来29連勝を果たしたスーパー新人の、29勝目の相手だった高校一年生の奨励会員(プロの養成機関に所属する人)が主人公。将棋が強い一学年上の女性先輩と出会って、これからどう物語が動いて行くか、という段階です。

新川直司さんはアニメ・映画にもなった「四月は君の嘘」を描いた漫画家。当代の漫画家の中で、きれいな「言葉」を使うのが最も上手な人、作品の中で時間を止めるのがとても上手な人なんじゃないかと思っています。

四月は君の嘘」では、ピアノ演奏者がピアノを弾くシーンがありました。見開きページに描かれた絵の中で、文字はその曲のタイトルと作曲家だけなんですが、前後を読んでいると、この絵がなんともまあグッとくるようになっているんです。

©新川直司 四月は君の嘘より

ただ曲名しか書いていないのに、心に何かが流れ込んでくるような、その曲自体が聞こえてくるような、そんな伝え方が出来るんですよ。音符の記号も、なんの擬音もないのに、本当に不思議な絵です。

女子サッカー選手を描いた「さよなら私のクラマー」では、動きの激しい試合の中でも、急に時間が止まったかのようなシーンをポンと入れてきます。そのタイミングが素晴らしいの何の。

©新川直司 さよなら私のクラマーより

満員のスタジアムでプレーすることを夢見る選手が、観客席に誰もいないピッチに立つ姿が描かれているんですが、間の取り方が良いからか、短い言葉が浸透してくるんですよね。

物語の緩急の付け方と言葉選びのうまさ。どの作品でもこの良さが常にずば抜けているのが新川直司さんで、しかも今回は僕が好きな将棋をテーマにした連載。これは楽しみと言わざるを得ないのです。

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今月のEdge Rank共通テーマは 「自分の好きなジャンルの天才を推す」 です。割と月やシーズンに絡んだテーマが多いのですが、今回は全然違う感じで、自分の好きなジャンルの天才を推してほしいなと思っているわけです。自分以外の人の「好き」「推し」を聞くの、楽しいよね。
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編集後記

コンテンツを、消費じゃなくて創作する方を多くしたい。
コミュニティを作ってみたい。
Pythonを学んでIT的な表現力を増やしたい。

これを今年の目標と思いましたが、早くも何も達成しないまま2月になっちまっております。頑張らねば。とりあえず自分のパソコンにVisual Studio Codeは入れたのでPython学ぶ環境はできました。

次回はゆうせいさんの号です。お楽しみに!

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