料理家 荒木典子

料理家。 神宮前で和食の教室、荒木典子料理教室を主宰。雑誌や書籍などの仕事のほか料理店…

料理家 荒木典子

料理家。 神宮前で和食の教室、荒木典子料理教室を主宰。雑誌や書籍などの仕事のほか料理店の監修などをしています。お家でできる日本料理と家庭的な洋食が得意!趣味は篠笛と日舞。国際中医薬膳師。http://arakinoriko.com

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おせち2021

あけましておめでとうございます! 明るく楽しい年となりますようにお祈りいたします。 私の一年最大の大仕事、昨年末のおせちも無事おわりました。 今回はコロナということもあって、おせち教室のご参加の生徒さんも少し少なかったので、30日一日で二回転のおせち教室にチャレンジしてみました。 ほぼ前もって作ってみなさんの分を分けておきましたので、なんとか無事二回のお教室も終えることができました。 お教室のみんなで作ったのは、車海老の旨煮、田作り、一人一本の伊達巻き、煮なます、松の雪、

    • おばあちゃんのローストビーフ

      私の祖母はとにかく食に贅沢な人だった。自分が食べるのではなくて、みんなに食べさせる贅沢。 母方の祖父母は西宮で青果卸しの商いを営んでいた。道楽者の祖父は私が小学校の頃には亡くなっていて、祖母が一人で切り盛りしていた。食材を扱っていたせいなのかとびきりのお肉やお魚を用意しては、美味しいものをたくさん作っては周りの人に振る舞うことが多かった。祖母のおかげで私は小さな頃からいろんな美味しいものを食べさせてもらったのだけれど、そのなかでもローストビーフは祖母の得意なおご馳走だった。

      • 生ハムのちらし寿司

        霜月のお教室のごはんもの。 私のお教室は和食の教室ですが、一年に一度クリスマス頃に洋風!??なお献立の月があります。 今年はコキーユ(帆立貝のグラタン)のお献立でした。そのときのごはんものがこれ。 作り方はいたってシンプル。すし飯に酢蓮ときゅうりを混ぜ合わせて、上に生ハムを散らします。他には炒ったナッツとレモンピールが入っています。これは華やかに見えて、おつまみにもなるごはんもの!お人がいらっしゃるときにはテーブルにどん!とおいておくとご馳走感もあって、本当に助かる一品なので

        • 焼き穴子

          関西ではポピュラーな焼き穴子はお江戸ではみることがない。 こちらでは柔らかく蒸してお寿司の上に乗っかっている穴子はよく見かけるのだけれど。とっても美味しいけれど焼き穴子とは別もの。 関西というか瀬戸内の焼き穴子は、実家ではいつも冷凍庫に入っていた。お寿司には絶対に必須であり、茶碗蒸し、土瓶蒸しにもいつも入っていた。おだしに焼き穴子の風味が加わった味わいは本当に美味しくて懐かしい味。きっと以前は庶民的なお値段だったに違いないのだけれど、今や焼き穴子は高価な食材になっている。

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