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OHDAIジャーニー【第8話】高校生に大学生の姿を見せる!ー史上初オープンキャンパスでの活動報告ー 〈第14回鴨台盆踊り〉

人間学研究科臨床心理学専攻修士課程修了
第14回鴨台盆踊りTA
笠原志穂

第14回鴨台盆踊りー異風動々ー、7月5日(金)、6日(土)に開催!(詳しくは公式サイトや各種SNSをご覧ください)

第14回の特集連載テーマは「OHDAIジャーニー」。「大正大学・大正大学生にしかできない盆踊り」から「大正大学・大正大学生と共に創る新しい盆踊り」を目指し、東日本大震災の被災地である南三陸町での研修や能登半島地震被災地である七尾市でのボランティア活動、高校生・他大学・他団体との連携活動の様子などを紹介します。

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親子で聞く!大学のリアルでニッチなお話 授業編

日本で唯一!学生が運営する「鴨台盆踊り」の活動報告会を実施します。「鴨台盆踊り」は、毎年7月に1万人を集める大正大学の名物イベントです。その盆踊りを運営する学生が、盆踊りの魅力をお伝えします。

大正大学受験生応援サイトココカラ

2023年3月23日(土)のオープンキャンパスで高校生と保護者の方に向けて鴨台盆踊りの取り組みや学生が授業を通して学んだことをお話しさせていただきました。

2023年3月23日(土)タイムスケジュール

実際に、鴨台盆踊りの企画・運営に関わった学生が発表者を務め、生の声をお話しました。全席が満員になる程の高校生と保護者の方に聞いていただくことができました。

質問タイムでは、私の方から高校生に質問をしてみました!「今日どこから来ていますか?」と聞くと、東京の人は意外にも少なく、神奈川や埼玉から来ている方が多かったです。他にも茨城や千葉から来ている方もいました。普段の大正大学を知らない方にも今見えている所で、鴨台盆踊りが行われているのを想像してもらう機会になりました。

実際の様子

大正大学は地域での実践がアツい!

皆さんは大学での授業と聞いたらどのような映像が思い浮かぶでしょうか?講義型?先生が一方的に話す?プレゼンをする?課題が多い?

もちろん上記のような先生の話を聞く授業もありますが、大正大学では地域で実践する授業が存在します。

  • 巣鴨地蔵通り商店街等を活用したアントレプレナーシップ講座

  • 日本全国の地方の課題を学びに行く実習やフィールドワーク

  • 大学周辺地域のコミュニティを活性化するすがもプロジェクト などなど

そのなかでも、本当に大正大学にしかない日本で唯一ともいえる授業が大学構内での盆踊りを企画運営する「地域プロジェクト」です。

授業の中で企画・運営がアツい!

鴨台盆踊りは戦前から断続的に行われている地域行事で、2011年に東日本大震災の追悼行事として再開されました。第1回の来場者は800人程でしたが、近年は10,000人を超える規模のイベントとして成長しています。

このイベントを企画・運営しているのは「地域プロジェクト・地域課題解決実践論」という授業を履修した、学部・学科・学年が異なる学生です。全国でも大学生が授業でつくる盆踊りは大正大学だけと自負しています。

授業の様子

大学生の姿勢がアツい!

鴨台盆踊りの企画・運営に関わって学んだことをお伝えしました。実際に話してくれた学生の学びを紹介します。

第13回鴨台盆踊りで、店舗の管理を行う出展管理班のメンバーだった人文学科2年(当時)森成光輝さんは以下のように語っていました。

授業の発表など人の前で話すとき、いつも頭が真っ白になってしまい思うように話せないことが自分の短所と考え、これを変えられることはないのではないかと思っていました。しかし、この授業に積極的に参加することで、必然的に人の前に出ることが増えたり、初めて会う人と話したりする機会が増えたことで自分が変わってきているという実感を持つことができました。活動を通して経験ができたからこそ、短所を長所に変えて、長所をより長所に変えられたのだと思います。

実は、今回の報告に関しては前日まで試行錯誤していました。オープンキャンパスという高校生や保護者を前にして発表する機会は全員が初めてということもあり苦戦している様子でした。どういう風な伝え方をしたらよいのか、ここで高校生や保護者に知ってもらいたいことは何かなど学生たちは話し合いながら資料を作成していました。前日に実際の場所を使用しながらリハーサルを行いましたが、中々思うように進めることができていないように見えました。

そこで先生やSA(スチューデントアシスタント)、TA(ティーチングアシスタント)が第三者から見て今の発表がどう見えるかアドバイスをしました。学生たちは、その声に耳を傾け、今の状況に満足せずより良いものを作ろうとそこから更に調整を重ねました。迎えた当日、TAとして前日からどう変化するのか不安な面もありました。

しかし、発表の時間になると、堂々と相手に伝えたい気持ちを前面に出しながら語りかけているのを見て、とても誇らしかったのを覚えています。学生たちが、鴨台盆踊りで培ってきた経験はいつ、どの時でも礎となって力を発揮しているのだと感じました。

初めてのオープンキャンパスでの活動報告は、高校生や保護者の方に大学生になったらどういう活動ができるのか、大学生が成長できるリアルでニッチな姿を見せることができたのではないでしょうか。

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