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#719 新しいコミュニティへの出入りの経験を積んで出入りのハードルを下げよう

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、仕事だけじゃない、人生を生きていくヒントがたくさん詰まってるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日も、ゆみちゃんが考えてくれたタイトルコールでスタートします。
今日は木曜日ですので、毎週木曜日恒例、このチャンネルを一緒に運営しているあいちゃんの質問コーナーで放送をお届けしたいと思います。

何かを始めたいが既存のコミュニティに入るのが苦手というお悩み

今日のあいちゃんの質問はこちらですね。
『新年、新しいことを始めたいが、すでにあるコミュニティに入るのが苦手で、なかなか始められない件』というタイトルがついています。

【今回は、大学の後輩から寄せられたお悩みです。】
すごいですね。このコーナーはいつの間にか大学生のお悩みコーナーになっているんでしょうか。あいちゃん、いろんなところからネタを集めていただき、ありがとうございます。
【テーマは、新年、新しいことを始めたいけれども、すでにあるコミュニティに入るのが苦手で、なかなか始められない問題です。
新年はやはり何かを始めたくなる時期だと思うのですが、今回相談をくれた後輩は、今年の1月にバレーボールを始めようと思っていたようですが、結局始めることができなかったとのことです。
彼女いわく、バレーボールはしたいが、すでにあるコミュニティに飛び込むことが苦手だと感じてしまって、なかなか始められなかったようです。
人見知りではないけれど、既存のコミュニティにはどうしても苦手に感じてしまう
このままだと来年も同じことを繰り返してしまうのでは?と思っているらしいので、その苦手意識とどう向き合うか、アドバイスがあれば教えてください。】

ということです。ありがとうございます。
新しいコミュニティに入るのが苦手な件。
そこから苦手だと感じる自分とどう向き合えばいいのか、こんな観点ですね。
ちなみに私は、その感覚がとても分かります。
私も面倒くさがりなんですよね。
新しいコミュニティに参加するのは、それなりの労力と慣れるまでの時間もかかるじゃないですか。
すなわち、それなりにエネルギーがいるということで、面倒くさがりの性分を持っていると、なかなか腰が重い。そんな感覚がすごく分かります。

ちなみに、あいちゃんの後輩さんが書いてくれている通り、新しいコミュニティといっても、たぶん二種類ぐらいに分かれるなと思いまして、一つは、みんないっしょにスタートが切れるコミュニティ。例えば、アルバイトでいうと、「オープニングスタッフ」みたいな感じですよね。もしくは、コミュニティ自体はすでにあるけれども、例えば、新卒入社みたいな形で、ある程度一緒にスタートを切る人が何人かいる状態。
こういうケースと、すでにあるコミュニティに自分一人だけが新しく加わる。こちらは、すでにあるバイト先に一人で新入りとして入るという状態や、転職なんかもまさにこれですよね。すでにあるコミュニティに自分一人だけが新たに加わるケース。
あいちゃんの後輩さんは、後者の方が結構苦手なんですよねという話だなと思いました。

苦手意識を自分なりに分解して理解しよう

一つは、苦手だなと思う意識を私はもうちょっと分解していいかなと思います。
例えば、合わなかったらどうしよう。会わないリスクとかなじめないリスクを考えちゃって、苦手意識が強いのか、それとも、私と同じようにやりたい気持ちはあるけれども、面倒くささも結構あるんですよね。例えば、生活を変えなきゃいけないし、時間を変えなきゃいけないし、それなりに新しい環境になじむまでに時間もエネルギーも必要だし、ちょっと面倒くさく感じちゃう。
それが苦手意識という表現をされているのか、それとも、やりたいけれども継続できるか不安なのか、もしくは、例えば、過去にうまくいかなかった経験があって、「またあーなったら嫌だな」という気持ちが苦手意識につながっちゃうのか。
ここは一回、自分なりに分解をして、「こういう苦手意識を自分は持っているんだな」というのは、自分でまず理解してあげていいんじゃないかなと思います。

人生はいろんなコミュニティへの出入りの繰り返し

そこからどう考えていくかですが、私も面倒くさがりな性分なので、面倒くさい気持ちはすごく分かる一方で、ただちょっと引いてみると、生きていくというとちょっと大げさかもしれないですが、人が生きていくって、いろんなコミュニティの出入りが繰り返されていく道のりだなと思います。
例えば、今は大学ステージであるとしても、そこまでにもうすでに何度もいろんなコミュニティに出入りしてるんですよね。
まず、誕生して家族というコミュニティに加わり、そこから例えば、保育園とかに通いだし、さらに小学校に入って毎年クラス替えがあって、中学もしかり、高校もしっかり、さらに大学進学する中で、また新しいコミュニティに入ってという、ここまでもいろんなコミュニティに出入りしてきたし、ここからもいろんなコミュニティの出入りの連続だと思います。
まず、会社に入ります。入社や転職という節目もあるだろうし、例えば、結婚をしようものなら相手の家族と新しいコミュニティを築き、子どもが保育園に入ればママ友みたいなコミュニティに入るかもしれないし、これまでもやってきているし、これからも何か新しいことを始めよう・踏み出そうとすると、基本は新しいコミュニティへの出入りを積み重ねていくことなので、そう考えると、コミュニティの出入りに慣れる出入りに強くなる。もっと言うと、出入りのハードルを自分の中で下げるというのは、バレーをやるかやらないかだけじゃなくて、結構魅力のある選択肢なんじゃないかなと思います。

これからもいろんなコミュニティに出入りするという道のりが続く中で、そこに入ろうかな、入らまいかなというところで、一年もの時間を費やしてしまうのは、さすがにもったいないかなと思いますので、入るなら入る、やらないならやらない、この意思決定をして、次に何か入りたいと感じるコミュニティがないか、そっちのほうに目を向けちゃっていいのかなと思いますよ。

なので、バレーボールをやるかやらないか以上に、新しいコミュニティの出入りに慣れる。出入りの経験をまた一つ積むということは、すごく魅力的な選択肢だと思います。
そんな考え方をしてみることをおすすめしたいなと思います。

やりたいという本心を問う

ちなみに私の場合は、面倒くさがりだと言ったじゃないですか。本当に面倒くさがりなんですよ。
なので、そんな面倒くさがりさんが、労力をかけて新しいコミュニティに入ると決めるのに必要なのは、私的には、「それ、今、必要か?」そして「私はそれを本当にやりたいのか?」やりたいという本心を問うのが、結構必須条件になっています。
「面倒くさい」を超えるような動機がないと、私は動けないんですよね。
なので、「これは今、私に必要だ」「これが今、私はやりたいんだ」という動機がちゃんと形成されないと動けないので、そういった自分の本心をちゃんとつかむことは、私の場合は結構必須条件になってます。

なぜ「本心」という表現をするかというと、気付くと、「なんかやらなきゃ駄目な気がする」とか、周りに「そうしろ」「そういう活動をしたほうが良い」と言われている気がする、みたいな感じで、押し出されるように動かされている感覚を持ってしまったりすると思うんですよね。
そういう意味で、「それは本当に本心か?」と自分に向けて確認をすることは結構大事にしていますし、一方で、「やりたいのか?」と自分に聞いた時に、もう一人の自分(心のブレーキ)が、それっぽい理由をつけて、やらないに誘導しようとすることも結構あるんですよね。
経験がないでしょうか。
やりたいと思う自分と、一方で、「忙しいから無理じゃない?」とか「やってみても、役に立つか分からないよね」とささやく、もう一人の自分がいる。
これはたぶん、自分の中にいる心のブレーキさんだと思うのですが、心のブレーキさんがそれっぽい理由をつけて止めてくるので、そこは「やってみないと分からない」「やってみて判断しよう」というステージに進んでいいと思います。
もう一人の自分が何と言おうが、やりたいという気持ちもある上では、あとはやってみないと分からない。「体験してから判断するとします」こっちに移行する感じですね。
試してみることは、私はハードルを低くやっていいんじゃないかなと思います。
試してみることは、「やってみてから決めてよい」という選択肢を自分に与えてあげる
例えば、期限を決めてやる。短すぎると判断ができないので、一定期限が必要だと思うのですが、例えば、私が大学院の選択肢を取った時は、3カ月の単科コースに通って判断する選択をしてみましたし、例えば、いろんなコミュニティも、自分の中で3カ月間まずは参加して、自分なりに判断できるようにしようとか、もし相手とコミュニケーションができるのであれば、「続けられるかどうか、3カ月間試してみていいですか?そこでまた一回判断してもいいですか?」そんなコミュニケーションも大いにありだと思います。

うまくいかなくても、失うものはない

仮にうまくいかなくても、失うものはないんですよね。
試してみたという経験が積めるので。
なので、わずかでもやりたい気持ちがあったら、「まず試す」という移行に進んではいかがでしょうか。

今日の話をしながら思ったのですが、何事もやっていないことを始める、ゼロを1にするのが、やっぱり一番エネルギーがいりますよね。
一方で、人生はいろんなコミュニティの出入り、ゼロイチの繰り返しが続いていくので、ゼロイチを始めるのに慣れるとか、ゼロイチを始める自分ハードルを下げるのは、良いことしかない気がしてきました。
いかがでしょうか。
あいちゃん、そして後輩さん、ありがとうございます。
応援しています。

先週の一番放送

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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