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#602 弱みを弱みにしない「サポートシステム」

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、時間で成果を出す仕事のやり方を根っこから変えるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日から8月がスタートです。
わが家のセミたちも絶好調でございます。
今週はどんな一週間でしょうか?

8月に夏休みを計画している方も多いかと思いますが、私は今日と明日、一足先に夏休みをいただいております。

今週も新しいタイトルコールでスタートさせていただきました。
時間で成果を出す仕事のやり方を根っこから変える”こんなフレーズを使わせていただいてますが、時間でなんとかするやり方が限界だと思っている方は、私だけではないと思います。
この頑張り方を、これからまた10年続けるのはしんどいなという感覚を持っている人もいるんじゃないかなと思います。
そういう真っ当な感性を持つ私たちが、仕事のやり方を変えていくこと、そこから先の仕事を続ける自分に期待が持てるような、そんな情報をいろいろ発信できたらいいなと、このVoicyでも考えております。
オンラインスクール育休スクラもぜひよろしくお願いします、そんなタイトルコールになっております。

弱みを弱みにしないサポートシステム

今日の放送は、”弱みを弱みにしないサポートシステム”、こんなテーマでお届けをしたいと思います。
あなたは、サポートシステムを持っていますか?
サポートシステムと聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
「サポートシステムって何よ?」という話ですよね。
まず、”サポートシステム”と私が呼んでいるものがどんなものか、共有したいなと思います。

自分自身の弱みや不足を補うもの

サポートシステムには二つの側面があると思うのですが、まず一つ目の側面は、自分自身の弱みや不足を補う
例えば、私自身はたぶん、物事を前に進める推進力は強みとしてあるんですね。あと、物事の良い側面を見るとか、ポジティブに捉えることも、この推進力を発揮する上で欠かせない一面になっていると思います。
一方で、推進力はとても大事なのですが、推進力を発揮しようとするほど、物事を否定的、批判的に考えることを変えてしまうこともあるなと思っています。
なので、私にとっての弱みや不足を補うサポートシステムというのは、慎重に物事をとらえるメンバーや、リスクに敏感な感性を持っているメンバーだったり、私に批判的に物事を見る着眼点を育めるよう、一緒に振り返ったり、私にフィードバックをしてくれるメンターだったりするかなと思います。
こんな感じのイメージですね。
他にも例えば、自分自身にはこっちの経験はあるけれども、あっちの経験はない。なので、あっちの経験に詳しい仲間やパートナーが、サポートシステムになっているケースもあると思います。
あと、”立場の違い”みたいなものもそうですよね。自分は上司で、上司としての観点でいろいろ物事を見たり考えたりすることはできるけれども、部下の観点での景色や見方は、部下が気付いて発信してくれて初めて気付けるので、立場の違いから気付けること、気付くことができないことを補ってくれるのは、自分にとって上司であるとか、部下である。こんな感じのイメージですね。
平たく言うと、”良いところをよく生かしながら補ってくれるもの”、これがサポートシステムのイメージですかね。

先週の放送で、人はデコボコの丸なんだなという話をさせていただきましたが、まさにデコボコの丸のぼこを埋めるサポートシステムとも言えますし、見方を変えると、自分たちには持ってない経験を外のプロに頼るのも、一つのサポートシステムと考えることもできると思います。
ちょっと話が大きく膨らみましたけれども。
自分自身の弱みや不足を補うものという側面でのサポートシステムが一つ目ですね。

一人では難しいことを可能にしてくれるもの

二つ目の側面は、一人では難しいことを可能にしてくれるもの
これもサポートシステムだと思います。
例えば、内省する事が大事だと、頭では理解しているじゃないですか。
でも、忙しい毎日の中で、起こったことを定期的に振り返り続けるのは難しいですし、振り返ったとしても、自分自身やその状況を客観的に見るのはすごく難しいと思うんですよ。
その場合は、一人でやらずに誰かを頼る、もしくは、壁打ち相手をお願いする。これも一人では難しいことを可能にしてくれるサポートシステムと言えるかな。
他の観点だと、学習でも、一人で本を読んだり講義を聴いたりして気付けることは、限界があると思うんですね。
一人で気付けるのが、10ある内の3だったとすると、3人で学び合って、お互いの気付きを述べ合って、ようやく10になる。もしくは、一人で学んで深さ3の気付きが、3人で掘り合って、深さ10までいける。
そうであれば、一人では難しい学習の到達点を、より深く、より実践的に学ばせてくれるサポートシステムが、一緒に学ぶ仲間と言えるかもしれない。
あと、例えば、ダイエットにしても勉強にしても、物事をずっと継続するのは難しいけれども、一緒に取り組む仲間がいるとか、ここに参加すると継続できる仕組みがあるというのも、サポートシステムと言えるかなと思います。
こちらがサポートシステムの二つ目の側面、一人では難しいことを可能にしてくれるものだと思います。

究極のヘルプシーキングの形

今、二つの側面でサポートシステムを解説しましたが、私は今、このサポートシステムが自分にとってはものすごく欠かせないものだなと思っています。
以前の私であれば、例えば、できないことがあれば、なんとか克服してできるようにならなきゃいけないと思っていましたし、誰かにできて自分にできないことは、自分の不足だという見方をして落ち込んでしまっていた時もあったと思います。
でも、サポートシステムという考え方をすると、「全部自分で持たなれけばいけない」この発想を手放せると思うんですよね。
自分が持っていなくて相手が持っているものは、落ち込みの対象ではなくて、むしろラッキーだと思います。
自分に持っていないものを持っている相手と一緒に仕事ができるとか、その相手の力を借りることができるという発想をすると、喜びでしかないですね。

そんなふうに考えることができるようになったのは、そういう考えに”サポートシステム”という名前をつけて、自分にとって必要なものであるという認識ができたことも大きいんじゃないかなと思います。
なので、例えば、”ヘルプシーキング”という名前が付くことで、助け合うとか、頼り合うことを肯定できたのと同じように、自分にないもの、一人では難しいことを、”サポートシステム”という名前をつけながら、うまく仕組みとして回せるように考えられると、これは究極のヘルプシーキングの形じゃないかなと思います。

そんなわけで、今一度、自分の職場やチームの仲間、あと例えば、パートナーやその他コミュニティ、これがどんなサポートシステムになっているか、どんなサポートシステムにしていけるか、いろいろ考えてみる。
そんな着眼点を共有しようということで、サポートシステムの話をさせていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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