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#200 私の片付け術(仕事編)〜タスク処理系と生み出す系を分ける〜

今日はですね、この両立サプリのVoicyマネージャー池ちゃんからお題が届いていますので、このお題について配信をしたいと思います。
お題が、Voicy全体で「ハッシュタグ企画」というものをやっているのですけれども、『私の片付け術』で放送をしてほしい、こんな感じです。
でもですね、整理収納だとか、整理整頓という片付け術は、私は人に話せるようなネタもテクニックもなく、むしろお教えいただきたいぐらいのレベル感なので、今回は『私の片付け術(仕事編)』ということで、勝手にハッシュタグをひねって配信をさせていただければと思います。
いいかな?池ちゃん。

私の片付け術(仕事編)

ということで、『私の片付け術(仕事編)』なのですけれども、この「片付け」という言葉ですよね、まずは。
「片付け」って、私は「整理する」っていう片付けと、「進める」・「終わらせる」という片付けちゃうみたいな片付けがあると思うので、今日はこの「整理する」という観点と、「進める」・「終わらせる」という観点に分けて話をしたいなと思います。
くれぐれも仕事編なので、お家やお部屋がきれいになる話ではないというところだけご容赦ください。

タスク処理系と生み出す系を分ける

まずは、「整理する」という観点なのですけれども、私は仕事はですね、どんな人にもおそらく「タスク処理系の仕事」と「生み出す系の仕事」があるんじゃないかなと思います。
まず「タスク処理系」ですけれども、例えば、メールをチェックするとか、情報収集したり、一方で返信をしたり、それに付随する仕事ですよね。
人によっては、ここに顧客対応が入ってきたりだとか、工程に沿って設計されたタスクがあって、それを進めていくという仕事がある人もいるんじゃないかなと思います。
業種とか職種だとか、チームの中の役割によって様々だと思うのですけれども、一般的にはやり方が決まっていて、適切なタイミングで、かつ適切なやり方で進めることが重要な仕事類ですよね。
営業だと請求書を出すだとか、売上管理をするといったことも、この「タスク処理系」に入るんじゃないかなと思います。

一方で、「生み出す系」ってどんな仕事かというと、分かりやすく言うと「考える仕事」ですよね。
企画職だから考える仕事があるというわけではなくて、どんな仕事にも考えるという仕事があると思います。
例えば、やったことを振り返ってうまくいかなかった要因を分析してみるとか、次に何をするか企画をしたり計画を立てる、これも考える系だと思いますし、あと進捗を把握しながら適切な打ち手を洗い出していくことも「生み出す系」に分類されるかと思います。
ここで一つ疑問に浮かぶのが、ミーティングとか会議はどっちなんだ?というと、ミーティングや会議というのは手段なので、中身によって「タスク処理系」の会議もあれば、「生み出す系」のミーティングもある。そんなふうな分類ができるんじゃないかなと思います。

その時々の仕事や役割によってベストな比率がある

ここから整理をしていくってどういうイメージかというと、「タスク処理系」と「生み出す系」の二種類の仕事に大きく分類すると、その時々の仕事内容だとか、チームの中での自分の役割によって、どっちがどんな比率であるのが望ましいか?というのがたぶんあるはずなんですよね。一人一人。
自分の役割をちゃんと果たそうと思った時に、ベストな比率があって、例えばそれが「タスク処理系」と「生み出す系」で3:7の人もいれば、4:6の人もいると思いますし、一方で、7:3とか、8:2の割合で「タスク処理系」の方が役割として比重が高い人もいるんじゃないかなと思います。
私自身はたぶんベストとしては、3:7ぐらいできちんと「生み出す系」に7のリソースを投じる必要があると思うのですけれども、現状は4:6になっているような気がするので、ここを考えていかなきゃいけないなと思う日々です。

あと職種だけではなくて、以前放送した仕事の段階によっても違いますよね。
#194 仕事を「段階」で捉えよう〜探究段階と推進段階〜)
「探求系の段階」にいる場合は、たぶん「生み出す系」が増えていくと思いますし、「推進系の段階」にいる場合は、「タスク処理系」の比率が高くなってくる傾向にあると思います。
くれぐれもどっちが良い悪いという話ではなくて、あくまでその時々の仕事や役割によってベストな比率があるっていうところで、それを認識することが大事ですよね。

ベストな比率で時間バランスを作っていく

もう一つ、「生み出す系」の比重が0でいいという人は、おそらくどんな仕事をしていてもいないと思うんですよ。
私たち、ついつい「タスク処理系」で時間が埋まっちゃうし、時間が過ぎちゃう。さらに「タスク処理系」をしている方が、片付いている感が大きいので、仕事してる感というのがより大きいんですよね。
なので、ついつい「タスク処理系」に偏ってしまう傾向にあるということを意識して、ベストな比率で「タスク処理系」:「生み出す系」の時間バランスを作っていくっていうのが、まず「整理する」という観点で大事なのかなと思います。
ストレートに言うと、「生み出す系」の時間を意図して取っていく、予定に入れていく、これが大事かなと思ってます。

体と気持ちが元気なうちに「生み出す系」の仕事をする

ここから『私の片付け術(仕事編)』次に「進める」・「終わらせる」という着眼点に移っていくのですけれども、私が意識していることは、大きく二つですかね。
一つは、一日のうちで「タスク処理系」は時間をどんどん後にまわしています。「生み出す系」からとにかく手を付ける。
きっちりしてる人って、まず細かいのを片付けちゃって、ここからきちんと身を整理して「生み出す系」に手をつけようかなと思う方が多いと思うのですけれども、体と気持ちが元気なうちに「生み出す系」の仕事をやったほうが圧倒的にパフォーマンスが上がると思います。
午前中、もっというと朝ですよね。
「タスク処理系」は午後にまとめてでもいいですし、隙間時間でサクサク進めていけると思うので、5分とか10分空く時間があれば、そこでどんどん片付けていくと早いような気が私はしています。

仕事のプロセスのうちでミーティングをできる限り前に持ってくる

もう一つが、仕事のプロセスのうちでミーティングも前段階で集中してやったほうが圧倒的に仕事の進みが早いなと思ってまして、例えば、集客策を考えようとか、新しいプロジェクトの工程を引こうと思うと、まず自分で考えてアウトプットしてから、メンバーを集めてミーティングというステップが多いような気がするのですけれども、これがミーティングがプロセスの後の状態ですね。
これを前に持ってくるっていうと、まずミーティングを開いて、目的だとかゴールイメージをみんなで擦り合わせてから着手すると、手戻りが圧倒的に少ないんですよね。
なので、仕事のプロセスのうちでミーティングをできる限り前に持ってくるというのも、とにかく片付け術として進めるという観点では大事かなって思ってます。

今ミーティングの話が出ましたので、このミーティングも含めたコミュニケーションの取り方を選んでいく、ここの工夫も仕事の片付け術には結構大事だなって思ってます。
大きく言うと、ミーティング・会議みたいな形で、複数のメンバーを集めて進める場合と、1on1で話をするケースと、テキストコミュニケーションで進めていくっていう、この三つぐらいが主な選択肢としてあるんじゃないかなと思うのですけれども、この選択によって、仕事の進み度の効果って全然変わるなと思ってまして、なんでもかんでもミーティングがいいわけじゃないし、一方で、効率性だけでチャットで済まそうと思うと、結局手戻りが増えちゃうみたいなこともあるんですよね。
一緒に進める相手とケースに応じたコミュニケーション手段を選択するということが結構大事かなと思ってまして、仕事って結局、一緒に進める相手との目的やゴールに対する相互理解によって全然結果が変わってくるじゃないですか。
そこに対して相手がどんな懸念を持っているかとか、どんな景色を見ているか、これをよく聞かないとおさえられないケースって多いんじゃないかなと思ってまして、こういった段階はたぶん1on1の方が、あえて一人と時間をとるって思うかもしれないですけれども、圧倒的に仕事の進度が早くなるなって思うことがあります。

ということで、いかがでしょうか。
『私の片付け術(仕事編)』を話してみるというテーマで放送してみましたが、たぶんこれをお聴きの皆さんも、こんな工夫をしているという事があるんじゃないかなと思うので、それを聞いてみたいな、ということも思っています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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