#628 連続的に続くからこそ仕事に「区切り」を。
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、キャリアの棚卸しと仕事のやり方の抜本的見直しができるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
8月31日という響きに特別な区切り感を感じる
今日は8月31日、8月の最終日です。
毎月月末の最終日はあるのですが、私だけでしょうかね、8月31日という響きになんかすごい特別感を感じてしまうのは。
この特別感はどこからかなと思うと、昔は8月31日が夏休みの最終日だったんですよね。
私にとっては、「あー、夏休みが終わるな」とか「学校が始まる、嫌だな」そんなことを感じる8月31日という響きだったなと思いますし、長かった夏休みが終わって、また新学期の日常がスタートする、そんな区切りの日だったんだなと思います。
ちなみに、「昔は」という言い方をしましたが、今はいろいろなんですよね。例えばわが家も、長女ちゃんは今週の月曜日から学校が始まっていますし、一方で次女ちゃんは、定番通りの8月31日までの夏休み。
これも学校や地域によって結構ばらつきがあるみたいですよね。
なので、8月31日という日に、特別な区切り感を感じる人ばかりじゃないんだなとも思っています。
連続的に続くからこそ、仕事に「区切り」を
ただ、そんな感慨から今日のVoicy放送は、”区切り”というキーワードを取り上げたいなと思います。
なぜかというと、私は仕事をしていて常々、区切りってとても大事だなと思うんですよね。
区切りは何かというと、まずはスタートとしての区切りがありますよね。
「今から始まるぞ」始めることを決めるとか、始めることに合意する。スタートとしての区切りもあると思いますし、スタートがあるだけに、終わりとしての区切りもありますね。
いったんここで区切る。立ち止まって振り返る。終わりとしての区切り。
区切りが、生活においても仕事においても、今は大事だと思っています。
区切りが明確にないとどうなるかをイメージしてみたのですが、私たちは毎日忙しいじゃないですか。
例えば、仕事に目をやると、忙しい毎日の中でいろんな仕事が連続的に続いていく。連続的に続いていくので、意識して区切らないと、区切りがないんですよね。当然、一日の仕事はどこかで終わるのですが、どちらかというと、時間がきたから終わる、こういうニュアンスになりがちじゃないですかね。
なので、言葉としては”終わる”という言葉を使うのですが、例えば仕事に関しては、終わってないけれども、物理的に終えるって感じ。
「仕事がまだちょっと残ってるな。でも、いったんここで終わろう」みたいな。次の日はまた、昨日の続きから始める感じですよね。
動画だと一時停止に近いと思うんですよ。連続的に見ていた動画を、終わってないけれども一時停止して、いったんパソコンなりスマホをしまって、次の日、また一時停止の続きから始める。こういうイメージ。
終わり・区切りがないと、連続的に仕事は続いているので、とりあえず次にいっちゃうんですよね。
未消化だけれども進んでいく。
意識しないと、こういう状態の中で、日々忙殺されちゃうことが起こりがちだなと思います。
意図して区切りを作っていく
なので、私たちは意図して日々の生活や仕事の中に区切りを作っていくことができると、すごくいいんじゃないかなと思います。
そんな区切り好きな私が、今、どんな区切りを日々の生活や仕事の中でしているかなというのを、振り返ってみたのですが、「今日、何がどこまで進んだら終わりか?」と、終わりを決めて仕事をスタートする。
これは区切りを持つことになるかなと思います。
さらに、チームで仕事を進める中で、毎朝”朝会”という、チームみんなで15分顔を合わせて仕事をスタートする。そこでお互いにコンディションを確認し合って、今日はどんな予定や連携があるかといったことを共有し合って仕事がスタートする。
これが始まりの区切りですね。
毎日、仕事が終わる段階で、”毎日仕事日記”というルールというか習慣がありますので、その日やったことや感じたこと、考えたことや課題感なんかを、社内のSNSにしたためながら全員宛に発信する。
これが終わりの段階で、立ち止まって振り返る区切りになっていると思います。
さらに、何かを始める時には、必ずキックオフミーティングと、終わった段階・区切れる段階で、振り返りミーティングがありますし、一年を通じて事業計画を進展させていくのですが、みんなで1カ月の評価をし、3カ月ごとのクォーターの評価や次の見立てを共有し、その上で一年の振り返りや評価や次の年のキックオフがあるというサイクルになっています。
このVoicyチャンネルの運営もそうなんですよね。次の9月でなんと立ち上げ丸2年を迎えるのですが、一年ごとに棚卸や手応えの評価をし合いますし、このVoicy運営において、週次や月次のプチ振り返り、作戦ミーティングがあるんですよ。
あるんですよね、このチャンネルにも。
もしもそれがなかったらと考えると、もしかしたら、私の気持ちが「ネタがなくて続かない」ということになっちゃうかもしれないですし、このチャンネルにかける思いが薄らいできて、惰性でなんとなく続いているようなチャンネルになっちゃうかもしれないですし、そうはしないですよ、したくないですけれども、そうならないために大事なのが、やっぱり区切りだなって思います。
そう考えると、区切りは大事だし、日々の生活や仕事の中でどんな区切りを意図的に仕掛けているかな?これを区切って振り返って考えてみるのは、すごくいいことだなと思います。
「区切り」は1人でやらない
最後に、今日、私がぜひ提案したいなと思うのは、区切りは一人でやらないというのがすごく大事だと思います。
『仕事は自分ひとりでやらない』の本にちょっと掛けてみたのですが、すみません。
区切りは一人でやらない。
これがすごく大事だと思います。
なぜ一人でやらないほうがいいかというと、まず、一人だと続かない。
これが前提にあるのですが、それ以上に、私たちのやっている仕事は、基本的にはチーム仕事じゃないですか。区切りを一人でやってしまうと、続かないだけではなくて、チームのずれが埋まっていかないんですよね。
区切ることが、チームのずれを埋めることと、私はすごく密接につながっているんじゃないかなと思っています。
チームをずれとは何かですが、まず、始まりの区切りでいくと、目的のずれとか、それをやる意味のずれ。これは区切らないことによって、結構生じがちですよね。
途中の区切りや終わりの区切りを持たないことによって、起こっている状況の認識のずれも、悪気なくどんどんずれていくと思うんですよ。
例えば、計画に対して8割の進捗があったとして、数値としての8割は誰が見ても8割なのですが、8割を大きなギャップと見るか?それとも回収できるギャップと見るか?これによって後の行動は変わってくると思いますし、もっと言うと、8割をどう見るかの前提には、そもそもの計画がどんな計画であるか、結構ストレッチした計画を立てているのか?それとも、100%実現して当然な計画なのか?その辺の認識のずれも影響してきますよね。
状況認識のずれは、そのまま評価のずれにつながって、結局何が良くてどこが課題だったのか、その要因をどう見ているのか、この評価のずれにつながってきて、このずれが埋まらないままに、とりあえず次にいく仕事のやり方をしちゃうと、どこまでいってもコミュニケーションはかみ合わないし、どんな仕事をしても、二度手間や手戻り、徒労感といったことがたまっていくと思いますし、なによりせっかく経験したことを生かせない。「それは経験の蓄積ではなくて、経験の消費ですね」そういった状態に終わってしまうのも、区切りがない、もしくは、みんなで区切らないということの、残念ポイントになるんじゃないかなと思います。
なので、一つ提案したいのは、区切りは一人でやらない。
始まりにしても終わりにしても、一日単位にしても一カ月単位にしても、どんな区切りも一人でやらない。
そういうことができたらいいなと、私自身も思っています。
ということで、今日は8月31日、昔は夏休みの最終日だったねという回想からの、区切りが大事だと思う話をさせていただきました。
最後までお聴きいただきありがとうございます。
今日を区切りに、また新しい一ヵ月を始めていきましょう。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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