見出し画像

#122 キャリアの壁にぶつかったときの良いもがき方と欲しいサポート


今日はですね、「キャリアの壁にぶつかった時の良いもがき方と欲しかったサポート」こんなテーマで放送させていただきたいと思います。
今、自分がキャリアの壁にぶつかっているなと感じていらっしゃる方、そして自分の周りにいる大事な人がキャリアの壁にぶつかっていそうだなと思う方、ぜひ両方に聴いて欲しいなと思いながら配信をさせていただくんですけれども、まずどうしてこのテーマなのかっていう経緯をお話をさせていただきたいと思います。

まず、こんなコメントをいただきました。
てつさんからです。
【「もがくんだよ」
もがいた経験者だからこその、重みのあるまとめでしたね。
私が言ったら怒られそうです。笑
ワーママさんがより良くもがくためには、渦中の本人以外がより良く理解やサポートをする必要があると思いますが、そのために、
1. 本人が育休前に事前準備としてするといいこと
2. 夫や周囲が心がけるといいこと
3. 会社や組織が心がけるといいこと
で何かヒントがありましたら、小出しでいいので、今後の放送で散りばめてください。】

てつさん、ありがとうございます。
こちらのコメントのベースになっているのは、先週の土日で配信させていただいた長野県伊那市さんとVoicyさんの主催イベントである【今見つめなおす、わたしの「キャリア」と「暮らし」】、このイベント音源を対談企画として配信させていただいたところに対するコメントです。
(#117#118 伊那市&VOICYコラボイベント~今見つめなおす、わたしの「キャリア」と「暮らし」~①、②)
この放送の中でですね、一緒に対談をさせていただいた伊那市の井崎さん、そして美容師兼イラストレーターの麻衣子さんと三人で超盛り上がったのがですね、キャリアについて考えることを促されるタイミングって、もうもがくしかないよね、そんな話で盛り上がりました。
もうちょっと補足をすると、特に女性は出産を機に、これまでの延長線上にこれからが思い描けない時って割と高い確率でくるんじゃないかなと思います。
例えば、働き方にしても今までのように働けるだろうか、子どもを持って子どもも大事、自分も大事とか、家族も大事にしたいし、仕事も大事にしたい、いろんな価値観がグラグラっと動いた時に、これから私どうなっちゃうんだろうとか、そもそも自分って何者?みたいな、こういう問いを突きつけられることがある。
これをキャリアの壁にぶつかったときっていう表現をして、こういう時にどうしたらいいのか?これを考えたときに出てきた答えが、まず本人はこのタイミングはもがくしかない、そして周囲は寄り添うしかない、こういう話をさせていただいたんですよね。
そこに対しててつさんが、じゃあその寄り添う周囲の立場として具体的にどんな理解やサポートしたらいいでしょうか?と、こんな優しいコメントをいただいたというのが今日の全体像になります。

もがくのは大事なプロセスです

ちなみに皆さん、キャリアの壁にぶつかった経験ってありますか?
私はやっぱりこれを実感したのが第一子出産後だったなって思います。
これまで目の前の事を一生懸命こなすことで、それなりのやりがいや達成感を持てていたものが、子どもを持った、今までのように残業しながら仕事ができない、しかも家族も大事にしなきゃいけない、どうしようどうやって働いていこう、どうしたら今までよりやりがいが得れるだろうか、というかそもそも私何のために働いてたんだっけ?こんな状態ですね。
こういう状態ってすぐに答えが出ない一方で、答えが出ない状況を抱え続けるっていうのが結構苦しいんですよね。
早く抜け出したい、早くスッキリしたいって思うし、特に初めてそういったキャリアに関するモヤモヤ、先が見通せない不安に遭遇すると、経験がないからよりその不安を大きいものって感じちゃうんじゃないかなと思います。
それこそ真っ暗闇の中で、答えを探してもがきまくるっていう状態じゃないかなって思うんですけれども、このもがいている状態って今から振り返ると、私はやっぱりめちゃくちゃ大事だなって思います。
そこから先に向けて重要かつ必要なプロセスだなって今考えると思います。
環境が変わったり価値観が変わる中で、その変化に対応させるために自分をアップデートさせる機会だったな、退化じゃなくて進化なんですよね。
ただ一方で、これまでの考え方や自分の成功体験とか、常識みたいな思い込みがめちゃくちゃ強いもんですから、それを変えていくっていうのは大変だし時間がかかるんですよね。
しかも私って何?とか、何のために働いているの?は、早々すぐに答えはでませんよっていう、かなり深いと問いになります。
でもこのもやもやに向き合ってきちんともがくっていうことが、この先の可能性を広げる、そういう意味で重要なプロセスだなって今は思えています。
ただ、いざ当事者になってしまうと全く余裕がないので、今日のテーマ「キャリアの壁にぶつかっている人の周囲に伝えたい、こんなサポートあると超嬉しかったです」っていうのをお伝えしたいと思います。
ぜひ今日の内容を妻だとか友人だとか、一緒に働くチームのメンバーだとか、大事な人を思い浮かべながらですね、その大事な人がキャリアについてもがいている渦中にいたら、ちょっとこれを思い出してもらえると嬉しいなと思います。

キャリアの壁にぶつかった時に欲しいサポート

まず基本スタンスはですね、麻衣子さんが言ってくれた通り「寄り添い」ですね。「寄り添うしかできない」っていう、この言葉が本当に的を得ているなと思います。なぜならば、答えは本人の中にしかないので。だから周囲は基本スタンスは寄り添いじゃないかなと思います。
その上であったら嬉しかったサポートなんですけれども、ちょっと三つほど考えてみました。
一つ目はですね、まずもがいている状態にあるということをぜひ肯定してほしいなと思います。
つい、もがいている人を見ると、早く答えにたどり着けさせようとしてあげたりだとか、早く正常な状態に戻って欲しいって大事だからこそ思っちゃうと思うんですけれども、でもこれは大事なプロセスなので、今大事なステップにいるっていうことを本人にぜひ共有してあげたりだとか、モヤモヤの状態は苦しいかもしれないけれども、それってやっぱり時間がかかるもの、大丈夫、進化の途中だから、このもがき状態を肯定する。そこが正常であって、しかも価値があるっていう事をぜひ伝えてほしいなって思います。
このステージにある人はですね、私も含めて、めっちゃイライラしてたりモヤモヤしてたりすると思うんですけれども、「おまえ何イライラしてんだよ」みたいなのは超NG。そういった状態も含めて受け止めてあげてほしいなと思います。

そして二つ目はですね、あなたはどうしたい?これをぜひ問いかけてあげてほしいなと思います。
当の本人はですね、早くこのモヤモヤ状態を抜け出したくて、拙速に答えを出そうとしちゃうんですね。
どういうことかというと、うちの会社こうだからとか、こうにしかならないから、パートナーがこうだから、普通こうするからみたいな感じで、目の前で具体的に見える条件に手を出して、拙速に答えを出そうとしちゃうんですけれども、そういったシーンに立ち会ったらぜひ、周りのことはいいからあなたはどうしたい?何を大事にしたいの?ここの部分を問いかけてですね、自分なりに考えを深めていくのを手伝ってくれたら嬉しいなと思います。

そして最後三つ目は、良い機会が外にあったらぜひそれを情報として教えてあげてほしいなと思います。
そういう時に大事なのって、外とつながったり、自分にない考え方に触れることで、結果自分の内省が進んで納得のできる答えに向かって考えを深めることの手伝いになるんじゃないかなと思います。
なので、こういう機会があるよ、こういう情報があるよ、もしくは、こういった場に参加してみたらどうか、こういった情報をもし持っていたら、最終的に選択するのは本人という前提のもと、情報提供がされると選択肢が広がるんじゃないかなと思います。
このVoicyいいなって思ったら、よかったらこんな音声メディアあるよみたいな感じで勧めていただけると、もしかしたらお役に立てるかもしれないなって思いました。

ということで今日は、キャリアの壁にぶつかった時の良いもがき方と当事者として欲しかったサポート、これを放送させていただきました。
てつさん、コメントありがとうございます。
そして私自身もまだまだこれからもがいていくだろうなって思ってますので、みんなでいいもがき方をしていきましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|https://www.youtube.com/channel/UCT8k-TH1TMSJVbMPMXxFQBA