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#466 働く私たちが考える感情との上手な付き合い方

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、復職後の仕事が3倍楽しくなる、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は、先週私が学んだこと「学びのレビュー」をさせていただきたいなと思います。
どんな学びの場だったかというと、私たちが運営しているオンラインスクール育休スクラを卒業した人たちを「修了生」と呼んでいるのですけれども、修了生のコミュニティでの話です。
スクラの修了生は、修了生同士のつながりがありまして、その中で会社や業界を越えた人脈をみんなが築いていくし、同期だけじゃなくて、期を越えたつながりも、修了生コミュニティの中でいろんな形で育まれています。
いろんな企画がある中で、先週開催したのは、「学びを止めない、継続しよう」というコンセプトで開催しています、月一勉強会ですね。
毎月、第三金曜日の夜に、任意参加で開催をしているのですけれども、今回はだいたい25人ぐらいの参加がありましたかね。
わいわい進んでいく対話型の勉強会です。

感情との上手な付き合い方

2月のテーマは、『働く私たちの仕事の心理学~怒り、悲しみ、落ち込み、不安の感情マネジメント~』こんなテーマで実施をしました。
ゲストにも来ていただいたのですけれども、ゲストは、このVoicyの対談にも出ていただいた、心理学、職場のメンタルヘルスの専門家、関屋裕希さんでした。
#417 人生を豊かにするポジティブ心理学 臨床心理士・関屋裕希さん対談)
関屋さんが『感情の問題地図』という書籍を出していらっしゃって、書籍の内容も含めて、みんなでわいわい学ぶという企画をしました。
金曜日の夜で、普通に考えたら、ヘトヘトじゃないですか。
でも、毎月一回、疲れている中で無理して参加するというよりも、参加することで、元気をチャージして、仲間と一緒にいろんなことを発散しながら学び合う、こういった元気の出る場を作っていこうということで、今回もホットでたくさん対話ができて、盛り上がる時間になりました。

感情を悪いことだと蓋をしない

この放送を借りて、個人的振り返りレビューをしようかなという趣旨なのですけれども、私は今回、大きく三つ学びがあったなと思いました。
一つ目は、感情って大事にしなきゃいけないな。
私たちって、日々いろんな感情を持つじゃないですか。
特に、基本の一次感情といわれるのが、怒り、悲しみ、落ち込み、不安だそうです。
そこから派生して、社会的な関係性の中で生じる二次感情というのが、恥ずかしいとか、妬ましいとか、悔しい。
要は、誰か相手や人がいることで、生じる感情があったりするらしいのですけれども、こういった感情を、悪いことだと蓋をしない
これがすごく大事なことだなと改めて思いました。

感情にはちゃんと意味や役割があって、例えば、怒りというのは、大事なものが傷つけられているサインを教えてくれている。
なので、怒りをちゃんと受け止めることで、自分が何を大事にしているのか、ここに気付くことができるし、大事なものが傷つけられているというサインを受け取ることができるし、一方で、蓋をしちゃって、これが自覚できないというのは、ヘルシーじゃないよね。
自分では自覚しなくても、からだの方に不調が出ちゃう。
こういったことにもつながりますよね。
納得しました。

表現方法には気をつけよう

なんでわざわざこれを学ばなきゃいけないかというと、社会通念的に「感情って悪いもの」みたいな感覚が、結構あるんだなと思いました。
例えば、「人前で感情を出すなんてみっともない」とか、「いつもニコニコしていなさい」とか、そういった「こうあるべき」というものが、小さい頃から刷り込まれていますので、そこから「感情って出しちゃいけない、良くないものなんじゃないか」、「感情的である=×」こんな感じの刷り込みがされているんだなと思いました。
ここに関しては、感情を大事にするということと、一方で、出し方を気を付ける。いろんな感情を抱えることと、その感情をどう出すかというのは、別物よ。
この理解が、すごく欠かせないんだなと思いました。
怒りを感じた時に、怒りの赴くままに感情を相手にぶつけてしまう。
これは、怒りの感情自体は悪くないのだけれども、その感情の出し方に課題があるよね。
こういう構図になります。
感情を大事にする。これが一つ。

家族と感情

もう一つは、『家族と感情』この課題がすごく盛り上がりましたね。
例えば、職場だとぐっと我慢できることが、家ではなかなかできない。
私もあるあるだと思います。
一方で、例えば、パートナーに、家族だから自分の感情をさらけ出して良いのかというと、さらけ出しすぎちゃうと、関係が壊れるんじゃないか?どこまで出していいんだろう?
こういうクエスチョンもありますよね。
ここで出てきたのは、まずパートナーに関して、ヘルシーな関係ってどんな関係だろうね?
ここで関屋さんが提示してくれたのは、一つは、素直な感情が出せること
一方で、もう一つの要素があって、それは双方向であること。
相互にお互いに、であること。
これを言い換えると、ヘルシーじゃない関係性ってどういうことか?というと、例えば、片方が感情を抑えすぎているとか、一方で、溢れすぎちゃっている。
感情を表出するのが片方だけであるというのは、おそらくヘルシーじゃないんじゃないか。
なので、素直な感情を出せて、それがどのぐらいかというと、パートナーによって違うのだけれども、お互いが同じだけ出せている状態
こうじゃないかな。
こんなふうに解説されて、なるほどなって思いました。

こういうのって、大人は頭で分かるじゃないですか。
なるほどねって。
でも、子どもって、まだ小さかったりすると、頭で理解するというのは、なかなか難しいんじゃないか?
子どもの感情にどう向き合うかというところの話も出てきたのですけれども、これもやっぱり大事なのは、子どもに対しても、感情って悪いものじゃないよ。感じていいんだよ。でも出し方には気をつけようね
こういったコミュニケーションが取れるといいというアドバイスもいただきました。
子どもって、言葉が使いこなせないじゃないですか。
その場合は、自分でどんな感情を抱えているのか?説明できないことって多々あるので、小さいうちは、例えば、「そっか、大事なおもちゃが取られて、悲しい気持ちになったんだね。」こんなふうに代弁してあげられると、受け止められるようになるんじゃないかなと思います。

併せて、「あー、これは本当に気をつけたいな」と思ったのが、子どもに感情って悪いものなんだ、感じちゃだめなんだと思わせるようなメッセージを無意識的に発信してないか
ここには本当に注意をしたいなと思いました。
例えば、さっきあったように、「人前で感情を出すなんてみっともない」とか、「我慢しなさい」、「いつもニコニコしていなさい」こういったメッセージって、本当は悪気がなくても、子どもの頃にたくさん浴びちゃうと、たぶん感情そのものが悪いものみたいな捉え方をしちゃう可能性があるよね。
そんなふうに思いまして、これは本当に気をつけなきゃいけないな。
感情は大事にしよう。でも出し方に気をつけよう。
自分もそうですけれども、子どもに対しても、こういったメッセージが伝わるようなコミュニケーションを取っていきたいなと思います。

それでも、カチンときて、うわーっと怒りたくなっちゃう時もあるよねという話も、みんなでしたのですけれども、これは子どもが大事な存在であるということと、あと間違いなく言えるのは、とにかく私たちが疲れている。そういう事なんじゃないかといって、大事な存在を大事だと思っていられるように、やっぱり疲れは溜めないようにしようね。
そんな話をしました。

ビジネス書との上手な付き合い方

最後に、ちょっと感情の話からは離れるのですけれども、三つ目の学びとして、「ビジネス書との上手な付き合い方」ここにもあったなと思います。
ビジネス書を読むと、つい、「これさえ実践すれば劇的に良くなる」とか、「問題がたちどころに解決するんじゃないか」という期待をしちゃうのですけれども、一方で、「書いてあることを全部やるのは難しいなー」とか、「いつでもなんどきでも、同じようにできるか分からないな」なんていう葛藤を抱えちゃって、自分でハードルを上げすぎちゃうか、本に過剰に期待しすぎちゃうか、一方で、実践に対して完璧を求めすぎちゃって、完璧以外は意味がないと思って、やるのを辞めちゃうか。
そうではなくて、書籍というのはノウハウが書いてあるわけなので、ノウハウなんて読んだだけで完璧にはできないわけで、一歩二歩と小さく繰り返しトレーニングしながら、できるようになっていく。
このぐらいのおおらかな気持ちで、まず、小さくやってみよう
そんなところから始められたらいいんだなと思いました。

ということで、修了生と学んだ『働く私たちの仕事の心理学』ゲスト関屋裕希さん回、私のつぶやきも兼ねた個人的振り返りをさせていただきました。
感情との上手な付き合い方、毎日トレーニングですよね。
やってみて振り返って、また少し改善していく
そうしたいなと私も思っています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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