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#805 チームワーキングで景色を変えよう〜今、事業を通して考えていること〜

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、ズレやギャップに強くなれる、これからの仕事スキルをあなたへ、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は、3月31日の金曜日です。
明日から4月ですね。
3月31日って、私の会社では期末ではないんですよね。
そして、12月31日みたいな年末でもないのですが、3月31日に何か特別な感覚があるのと、明日の4月1日から、何か新しいステップが始まるような気持ちになるのは、たぶん私だけではないと思うのですが、いかがでしょうか?
ここに、例えば、家族の進学であるとか、新しい仕事やチームでスタートを切るとか、そんなタイミングが重なると、また思いもひとしおですよね。きっと。

“育休スクラ“は”スクラ“へ発展的前進をします

そんな3月31日の放送ですが、今日はゆる金ではないです。
今日は、私が皆さんに聴いてほしいなと思うことをお話しさせていただきたいと思います。
何の話かというと、このチャンネルではタイトルコールでおなじみオンラインスクール育休スクラについてです。
育休スクラは、私たちにとっては、情熱を注いで3年間育ててきた事業です。
この事業を通じて、たくさんの人と関わることができましたし、たくさんの体験を作ったり、いろんな形で応援をいただいたり、本当に思い入れの強い取り組みなんですね。
この事業を、このタイミングでさらに発展的前進をさせようと考えていまして、今日は、この事業を通じて私自身もどんな景色を見て、今、何を考えているのか、方向転換だとか方針変更ではなくて、「発展的前進」という言葉を使わせていただきましたが、この事業をこれからどんな思いで、どんな方向にさらに進めていこうと思っているのか、そんな話をさせていただければなと思っています。
このチャンネルは、本当にいろんな方が聴いてくださっていると思いますが、今日は「そうなんだ、小田木さんはそんなことを考えているんだな」と思いながら、聴いてもらえると嬉しいなと思います。

先ほど、「発展的前進」という言葉を使わせていただきましたが、ではどうなるの?というところですが、題して「育休スクラはスクラへ」事業の大事な名前から「育休」を取るという決断をいたしまして、その背景というか、見ている景色を共有したいなと思います。

「育休スクラ」事業の始まり

ちなみに皆さん、「育休スクラ」という事業の始まりを知っていますか?
「知らねえよ」ですよね。
それが正しいリアクションだと思います。
どんな事業も、始まりは解決したい課題があるんじゃないかなと思うのですが、育休スクラは誰のどんな課題から始まったかというと、私自身なんですよね。

私自身が、長女ちゃんを出産した後に何を考えたかというと、「育児って仕事においてはやっぱりブランクなんだな」そんなふうに思っちゃったんですよね。
思っちゃったけれども、実はそこには違う問題の構造があって、その時は分からなかったけれども、今、振り返って着実に言えるのは、育児そのものが仕事においてブランクなのではなくて、実は、出産して環境が大きく激変することによって、仕事のやり方の課題が顕在化する。こういう構図があるんだなという事に気付きました。
これが、私がよく言う「気合い・根性・長時間労働」に依存した仕事のやり方が、出産という環境変化によって明らかになった
私も、まんまとその壁にぶつかった。
こういうことだったんだなと、今なら明確にいえます。

出産後に誰もが、圧倒的な時間不足という壁にぶつかるんですね。
これは、育児にちゃんと向き合うとすると、男女に関係なくぶつかると思います。
それまでの仕事のやり方は、私の場合も、「終わらなきゃ、残業をしてでも終わらせればいいじゃん」と、必殺残業が普通でしたし、仕事を一人で抱えたとしても、「頑張ればやりきれる」と考えてきたし、そうやってやりきった先に、成長だとか貢献実感が得られる。
そう信じて疑っていなかったんだなと、今ならはっきりと言えます。

ところが、出産すると、当たり前にしていた残業ができなくなるじゃないですか。
そうなると、やりきることで得ていた達成感も感じられなくなっちゃうし、私はその時に思ったのは「私って役に立たない人間になっちゃったような気がする」育児も初心者でなかなか自信が持てない。仕事においても、これまでは「なんとかやれる」と思っていた自信が根底から揺らぐ。 そこから仕事を続けることへの自信もなくなって、何のために働いているのかよく分からなくなっちゃった。
こんな状態にどっぷりとつかりました。

でも、それを「育児しているからだ」「両立期だからだ」ではなくて、仕事のやり方に課題があるんじゃないか?
そう思って、時間をかけて仕事を前に進めるとか、一人でやりきるという頑張り方を変えた時に、びっくりするぐらい仕事の景色が大きく変わったんですよね。

私の場合は、一人でもがいて試行錯誤したので、ちょっと時間がかかっちゃったのですが、この経験から思ったのは、誰でも気付いた時から仕事のやり方は変えられる
そういうことかなと。
知っているか、知らないかだけだということを強く思いまして、そこからオンラインスクール育休スクラが生まれました。

仕事のやり方の変革を求める誰もに機会が届きやすくなるように

育休スクラは、気合い・根性・長時間労働に依存しない仕事のやり方を、必要とする人が誰でもその情報と機会にアクセスできるように、手を伸ばせば届くところにあるように、そしてその中で会社の枠にとらわれずに、多様な人と学べて、そういう体験が楽しみながら、自分の凝り固まった思考をほぐして、仕事やキャリアに対してのやり方や考え方をアップデートさせていける。
そういう仕組みというか、機会を作りたかったんですよね。
仕事のやり方を変えることが、その人の仕事のある人生の景色も変えていけるように

出産も、大きな環境変化の一つじゃないですか。
そういった環境の激変というのは、仕事のやり方を変えるチャンスであり、また、変えたいというニーズを多くの人が持つタイミングだ。
だから、そういうニーズを持つ人に、そのニーズを持ったタイミングで仕事のやり方を変えるというチャンスが行き渡るように。
そう思って、育休スクラを始めたんですよね。

おかげさまで、この3年間で158人の女性の方に機会を提供することができましたし、また、個人が利用するという形ではなくて、企業が働く社員のために選択肢として提示するといった利用のされ方も広がってきまして、改めて過去の私と同じように「仕事のやり方を変えたい」とか「変える必要がある」と考える人がこんなにいるんだなということを、実感できた時間でもあったなと思います。
その中で、「仕事のやり方を変えたいけど、変え方が分からなかったんだよね」とか、「これまでのように仕事ができるか不安だったんだよね」という声を繰り返し聞いて、別に仕事だけが人生じゃないけれども、人生の中で仕事を大事にしたいと考える人もたくさんいるんだなということも、実感した時間でした。
その中で、もらって最高にうれしい言葉は、「仕事のやり方が変ったことで、毎日の景色が変わった」この言葉を聞けたときが、やっぱり最高にうれしいことでしたね。

今、事業を通して考えていること

最初の話に戻って、「育休スクラはスクラへ」なぜ発展的前進をしようとしているのか、それってどういうことなのか?ということですが、なぜ仕事のやり方を変えるかって、個人としての頑張り方を変える発想だけじゃなくて、私たちがスクラという場を通じて提供してきたのは、個人で頑張るやり方を、チームで成果を出すやり方に変える。ここがスクラの核だったんですよね。
平たく言うと、チームワーキングかもしれないですが、一致団結とか、同じであることを前提にしたチームワーキングではなくて、自分も含めて多様な人が寄せ集まったこのチームで、一人であげる以上の成果を、長時間労働に依存せずに、いかに実現させていくか?
それが、個人にとってもチームにとっても、良い形で仕事を前に進めていって、「ここで仕事をしていて良かった」とか、「このチームで頑張りたい」というキャリアを豊かなものにしていくか、そのための考え方ややり方を体系化したのが、育休スクラでトライしたことです。

今、事業は3年目を迎えたわけですが、「仕事のやり方を変えたい」「チームで成果が出せるように、これからのチームワーキングを身に着けていきたい」というニーズは、育休中というタイミングだけじゃないなと感じていまして、復職後にそうした壁にぶつかる人もいれば、ステップアップとか役割が変わるタイミングで、ニーズが顕在化する人もいると思います。
なので育休というステージにとらわれずに、私たちと同じように仕事のやり方の変革を求める人に、もっともっと機会が手に届きやすいようにしていきたいということで、育休スクラを発展的に前進させて、スクラという名前に変えていくという決断をさせていただきました。

改めて、今、企業も私たち個人も、結構大きな過渡期のど真ん中にいると思うんですね。
変えるべきは、チームでの仕事のやり方、チームワーキングだと思っていまして、スクラも私たちNOKIOOが一組織で関連して提供する事業の一つではあるのですが、これからのチームワーキングをコンセプトに、いろんな形で関わる方と、仕事の景色をより良く変えるトライを続けたいと思っています。

ということで、今日は私が聞いてほしいことを、皆さんに聴いていただくという放送をさせていただきましたが、ありがとうございます。
知っていてくれるだけでもうれしいですし、もし共感するとこがあると思っていただけたら、ますますうれしいです。

「チームワーキング」についてワイガヤをする機会!

今日は、冒頭にお伝えするはずが、最後になってしまいましたけれども、イベントのカウントダウンです。
今日も、忘れずにお届けしたいと思います。
そんなスクラの発展的前進というターニングポイントで、多くの方とこれからのチームワーキングについてワイガヤをする機会を作りたい。そして、そんな機会の中で、来てくださる一人一人に何か少しでも役に立てる、希望の持ってる情報があればうれしいなと思って企画しているのが、4月4日火曜日のトークライブなんですよね。
考えよう、持続可能な“頑張り方” ~「チームワーキング」で仕事の景色を変えるトークライブ~』ということで、沢渡あまねさんと久保彩さんと、楽しい場をお届けしたいなと、腕まくりをして準備をしております。
そんなイベントまであと4日ということで、着々と開催に近づいております。
4月4日火曜日、お昼時間12時から13時半、ランチタイムトークライブです。
耳だけのラジオ参加も大歓迎ですので、ちょっと聴いてみようかなという方、ぜひお越しください。
放送にリンクを貼っておきます。

ということで、今日は最初から最後まで、私の話ばっかりしちゃいましたけれども、お聴きいただきありがとうございます。

明日から心機一転、新しい一歩を踏み出す方、そして、よしまた頑張るぞと思っている方、心から応援しています。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
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