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#17 子育ては仕事のブランクになると思っていた話~子育てで身につけたスキル~

今日はですね「子育てって、仕事においてブランクか」こんなテーマについて一緒に考えてみたいと思います。
例えば、「育児しか私してません」とか「育休中に何もしなかったんです」って、こういう声を”後ろめたさ”のニュアンスも含みながら、聞くことがすごく多いです。そういう私も、長女の育休中にやっぱり同じように考えてまして、「私、何もしてないな」とか「何も、今日生み出さなかったな」そんな風に考えてました。「仕事においては、子育てってどうしてもブランクになっちゃうんだな」そんな風に考えてました。

ただ冷静に考えて、「育児しかしてない」とか「育休中に何もしなかった」って、これって本当だろうか。今回は考えてみたいと思います。

出産を機に身につけたスキル

これについて考えるとなると、おそらく本当に育児中・子育て中に自分にポジティブな変化がなかったのか、ここに答えなければいけないと思います。みなさんもぜひ、出産前Beforeと現在Afterでどんな変化があったかというのを、掛け値なしに見ていただきたいなと思います。

私はどんな変化があったかなっていうのを具体的に挙げて行ってみます。みなさんの同じように思うかどうかって、そんなふうに点検してみてください。

まず、大きな変化は、変化そのものに強くなったなって思います。本当に先読みできないじゃないですか、子育てって。確実にこうなるっていうことって無いですし、こうなったらいいなという期待もどんどん塗り替えられていく。そういう中に、経験なく突入していくんですけれども、それだけに変化するものだとか、不確実なものっていうのにめちゃくちゃ強くなったなって思いました。言い換えると精神的タフさみたいな言い方ができるんでしょうか。

時間に関しては、とにかくマルチタスクの力が磨かれたのもこの時だなって思います。限られた時間っていう認識が強烈に持ってたので、この時間で終えるっていわゆる生産性(家事とか育児に生産性という言葉を当てはめていいのかというところですけども)が上がったなぁと思います。

自分ひとりの予定を管理すればよかった出産前から考えると、自分、子どもとあとはパートナーと家族全員分の時間やスケジュールを管理する、時間管理能力も鍛えられたなと思います。

対人関係はみなさんどうでしょうか。私は感受性が豊かになったなと思います。ニュースだとか、テレビだとかいろんなもの見て、泣けるんですよね。そういう意味で、相手に共感する力とか、自分が自分がってしてきた時代から考えると、相手のことを考えるっていう力もつきました。それって、共感力が鍛えられたからかなって思います。
先入観にとらわれず(子どもを通じてもそうですけれども)、繋がる力みたいなことが増えたのかな。出産前に比べると、人間関係がよりバラエティー豊かになったっていうのも、出産後の変化かなって思いました。

劇的に変わったのは、周囲を頼れるようになったことです。自分1人の力で生きてないし、生きられないっていうそういうことへの受け入れみたいなものが強くなったなぁと思います。

色んな商品だとかサービスを選ぶじゃないですか。価格とかそういったものよりも、体にいいかとか、社会にいいかみたいなことへの関心が高まったのも出産後だなって思いました。

挙げれば、まだまだ挙げられると思うんですけれども。こういった変化をしたのがビフォーアフターかな。

変化を自覚すること・価値を持たせること

今日、ここから考えたいのは、今私が挙げたのって、事実じゃないですか。盛ってるわけでもないし、お世辞でもない事実を挙げていったんですけれど、こういった変化をどのぐらい自覚できていたかって言うことが今日、考えたいポイントになります。

例えば、どんなに変化しても、それによってどんなに経験値が増したり、スキルが磨かれたとしても、「育児しかしてない」とか「育休中に何もしなかった」っていう言葉に表れるように、気づけてない人ってたくさんいるのかなと思います。過去の私も含めてですけれども。

ここが重要なところかなって思います。スキルや経験って気づいてないと、活かせないと思いませんか?この気づくっていうのが、自分の言葉で言えるっていうことだと思うんですよね。なので、変化を自分で自覚するっていうところが必要なのかなって思います。

その変化をどのように解釈していたか。事実と解釈って違うじゃないですか。さっき、こんな変化があったって、私が並べたのが事実だとしても、解釈っていうのは自分の好きなようにできますよね。

変化があっても、「いや、私は何もしてませんので」とか「私はスキルがありませんので」っていうのか、それとも「きちんと変化をしたし、成長もできた」そう言うのか。

子育てをブランクにしないココロの使い方

ここで最初のテーマに戻ってみると、今日は「育てはブランクか」だったじゃないですか。今までの話をまとめると、「子育てをブランクにする」のは結局、ブランクだっていう思い込みだったなと思います。ブランクなのかどうかは、自分で決められるし、自分で決めていいんだなって思っています。

結局、今日までの子育ての日々に、価値を持たせることができるのも自分なんだなって思います。誰かに認めてもらうのを待つよりも、自分で価値づけしていけたらいいなってそんな風に思います。

そして、私たちはやっぱり気持ち次第ですよね。今日の話からしても、目指すべきは自分がきちんと培った経験だとかスキルを上手に発揮できるココロの使い方ができる人になれたらいいなって思います。そこを目指していきたいなと思う今日この頃です。


小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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