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#107 穴の空いたバケツにならないために~経験した分だけ成長できる人になりたい2021年~

今日は1月5日です。今日あたりから仕事が始まるという方も多いんじゃないかなと思います。ちなみに私たちは昨日4日月曜日から開始しています。

年末年始って割とまとまった時間があるので、いろんなことを考えるんですけれども、今年は年明けにですね、箱根駅伝を私は大好きで毎年見てるんですけれども、箱根駅伝を見ながらこんなことを考えていました。
人によって、当然ながら成長スピードって違うじゃないですか。
人によって学習効果も違うと思うんですよね。
なんで同じような環境にいても差がつくのかな。
学習効果でいうと、同じ本読んだり、同じ講義を聴いても、そこからどのぐらいの学びを得るかだとか、その先にそれをどのぐらい活かせるかって、やっぱり人によって違いがあるなって思うんですよね。
そういった中で自分としては、成長スピードは遅いよりも早いほうがいいじゃないですか。
学ぶのであれば、その時間で最大の学習効果をあげたいじゃないですか。
それって忙しければ忙しいほどとか、子どもが小さくて手がかかればかかるほど、そういうふうに思うんじゃないかなと思います。
実際、私もそうなんですけれども、家族も大事にしたいということで、自分のために十分に時間を使えない時期もあるし、仕事も学びもこれ以上投じられる時間は増やせないっていうタイミングって絶対あると思うんですよね。
だからこそ成長スピードとか、学習効果みたいなものをどうしたら増やせるのかな、今の時間の中で。こんなことを考えました。
箱根駅伝見ながら気づいたテーマはですね、私たちは穴の空いたバケツにならないためにどうすればいいのか?これが今日の放送のテーマになります。

穴の空いたバケツにならないために

穴の空いたバケツ、皆さんちょっと頭の中に思い描いて欲しいですけども。
バケツがひとつあります。このバケツには穴が空いてしまっています。
お水を注ぐんですけれども、何の水かっていうと、経験っていう水だったり、知識っていう水だったり、情報という水を注ぎますが、穴が空いているのでざぶざぶ出ちゃうわけなんですね。
せっかく注ぎ込んだ経験も知識も情報も残らない状態。
仕事でいうと、完全に消化試合になってこなしている状態だったり、残らないので、いろんな失敗しちゃったとすると、ただの黒歴史になっちゃう状態。
これが穴の空いたバケツのイメージかなと思います。
なので、私たちはこの穴を塞ぎたい。
できれば穴を出来る限り小さくしたい。要は、注いだ分だけ水のたまるバケツになりたいっていうところが、この学習効果とか成長スピードを上げたいというところのイメージに近いんじゃないかなと思います。
日々いろんな経験をしてるし、頑張っていろんなインプットしてるけれども、それが全然残ってない、蓄積されてないっていうと、めっちゃショッキングじゃないですか。
この状態をどうしたら注いだ分だけ経験や知識や情報がたまっていけるようになるのか。
ためられるバケツになれば、仕事も学びもとにかくたくさん注げ、とにかくたくさん時間を投じろっていうことではなくせると思うんですよね。
なので、テーマが私たちは穴の空いたバケツにならないためにどうすればいいのか?

出てきた答えは、三つの問いを作って、この問いに対する自分なりの答えを言葉にすることができれば、だいぶ穴を塞げるんじゃないかなと思いました。
その三つの問いが何か。
めっちゃシンプルなんですけれども、一つ目は要するにどういうことか
二つ目は、そこから何が言えるのか
最後三つ目は、具体的にどう活かすのか
この三つの問いに対する自分なりの答えを言葉にしていくこと、これをやるだけじゃないかなと思います。

まず一つ目の、要するにどういうことかっていうのは前提の整理ですよね。認識を合わせたり、景色を合わせたりすること。
二つ目、そこから何が言えるのか?
これは過去から現在にかけて、自分が経験したことや、自分が置かれた状況と、その要するにの内容がどのようにつながるのか。振り返りですね、いわゆる。
最後三つ目。具体的にどう活かすのか?
これが最後、現在から未来にかけての視点。具体的な行動だったり、分かったことの教訓化。これが最後の具体的にどう活かすのかという問いかけかなと思います。
この三つの問いに、読んだ本のこと、学んだセミナーのことだとか、仕事や生活の上で経験したことや、失敗したことを当てはめて言葉にしていく。
めちゃくちゃ単純でシンプルなことだと思うんですけれども、これができると成長スピードだとか、学習効果が格段に上がるんじゃないかなと思います。
ちなみに、よくこのVoicyでも話している私の第一子復職時の失敗経験を当てはめると、どうなるかっていうところなんですが。
要するにどういうことか?これについては、第一子復職時にこれまでの仕事のやり方で頑張ろうとして破綻したこと。それによって仕事へのモチベーションも急降下してしまったこと。これは起こったことですね。
次、そこから何が言えるのか?なぜ破綻したのかっていうところをきちんと分解すると、これまでの仕事のやり方っていうのは、時間をかけてなんとかする仕事のやり方、一人で抱え込んでなんとかする仕事のやり方、ここに問題があったといえること。もう一つは、その仕事のやり方はチームの成果にも良くないやり方であったこと。最後、仕事がうまくいかないということが、家庭での自分のコンディションだとか、振る舞いだとか、もっと言うと、人生の満足度にも影響してくるな。これが言えること。
最後三つ目、そこから具体的にどう活かしていくのかというところなんですが、自分という視点の仕事のやり方から、チームの成果を軸に仕事のやり方だとか、時間の使いかたを考えていく必要があったなということ。これは両立期にこそ必須のスキルであるということ。
なので、時間をかけて一人で抱え込んでなんとかする仕事のやり方を、いかに変えていくかというところに、具体的な行動だとか、学びを凝縮させて実践していくということにつながっていったと、こんな流れでしょうかね。
いろんな読んだ本の内容だとか、自分でした経験っていうのは、自分自身が体験したことであることに変わりないと思うんですけれども、やっぱり体験しっぱなし、読みっぱなしっていうと、残らないんですよね。
もっと言うと、強烈なトラウマとして自分の中に経験が残っていたとしても、要するにどういうことか、そこから何が言えるのか、それを活かして具体的にどうするのかっていうところに消化できないと、ずっと黒歴史のまま自分のしこりにしかならない。
こういうことってあるんじゃないかなと思います。

経験した分だけ成長できる人になりたい2021年

この三つの問いかけはシンプルなんですけれども、この問いかけに対する自分なりの答えを言葉にする作業がもし一人で難しければ、上司とか仲間とかパートナーとか周りを巻き込んじゃっていいんじゃないかなと思います。
相手と対話したり、壁打ちさせてもらうことで、言葉になりやすいだとか、客観的に考えうるっていうことってたくさんあると思うんで、ここについても一人で抱えないって感じですかね。
ということで、今日は私たちは穴の空いたバケツにならないためにどうすればいいのか?というテーマでしたけれども、なんでこのテーマかっていうところ、2021年もいろんな学びに時間を投じたり、いろんな経験チャレンジをしようって思ってる人がたくさんいるんじゃないかなと思います。
私もそうです。
経験から学べない人よりも、経験した分だけ成長できる人になりたいなって思った時に、何が大事かなと思いつつ、こんな放送をさせていただきました。
とにかく振り返ることと言語化すること頭の中だけで考えない一旦、自分の外に出す。これですかね、ポイントは。そんなふうに思います。

ということで以上になります。私も穴の空いたバケツにならないよう、水をいっぱいためていきたいと思います。
それでは皆さん、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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