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千川の住宅 地鎮祭

先週末、千川の住宅の地鎮祭が執り行われました。

大安吉日で快晴、かつ猛暑。
式は夕方からだったため少し太陽が傾いてきて、既存家屋を解体したばかりの逃げ場のない敷地に心地よい日陰を作ってくれたのは助かりました。

狭小地に建つ都心住宅街での2世帯住宅の計画になります。
友人であるクライアント夫婦とお母さんも、とても晴れやかな表情をしていたのが印象的で、こちらも嬉しくなりました。
初めに設計の相談をいただいてから一年以上、沢山の打ち合わせを重ねてきた家がまさにこれから建つのですから当然ですね。

元々お母さんが住んでいた家は2週間かけて解体されました。
建物自体は築30数年程度でまだまだしっかりしている印象だったため、リノベーションしたらどうかという話もあったのですが、実際に2世帯で暮らすには広さや階数の縛りがかなり大きく、建て替えの方向に話が進んでいった経緯がありました。
昨今の工事費高騰の問題もあるため、あまり安易に建て替えを提案するはいかがなものだろうという思いは正直ありました。(建物の大小はあれど、まだ使える建造物を壊すという行為には少なからず後ろめたさを感じてしまいます)
建て替えと改修の場合の費用対効果を考えながら、住まう人にとってどの選択肢が最適なのかをしっかり検討することはこれからの時代はとても大切だと感じています。

まだまだこれから検討すべき内容や問題が山ほどありますが、まずは地鎮祭という節目のタイミングを迎えることができてよかったです。
工事を担当してくださる渡邊技建の松本さんは前職時代からお世話になっている、とても信頼できる監督さんです。

今週から着工してまずは地階部分の基礎工事から。厳しい暑さの中での基礎工事、施工してくださる職人さんたちには本当に頭が下がる思いです。

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