大工さんの技術
伊豆の住宅の基礎工事が進んでいます。
配筋検査の後、大工さんが構造材を手刻みで加工している現場を見せていただきました。現在は新築住宅のほとんどは機械加工によるプレカット工法が主流となっています。実際、私自身も建築の世界に入ってから携わった仕事はプレカット工法が当たり前でした。
恥ずかしながら今回の仕事ではじめて、大工さんの手刻みの現場を見せていただき、とても感銘を受けました。
こういう技術があることはもちろん教科書的には知っていますが、実際にみると作業の緻密さや大変さがわかります。気が遠くなるような作業量。。しかし完成を目指して黙々と作業を続ける大工さんの姿はとても格好良かった。いまの技術やルールの中だけでは表現できない(または設計者側が考えつかない)ことが沢山あるのではないかと、よいヒントをもらった気がしました。
いわゆるプレカット図はなんと、シナベニヤに手書きで描かれていたのも印象的でした。
梅雨入りが例年より早く現場も戸惑っていますが、なんとか6月中旬の上棟を目指して、現場は進みます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?