M社互換バッテリーを試す。
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互換バッテリーを電動工具等で使用すると
メーカー、販売店の保証対象外となりますのでご注意ください。
nite - 製品評価技術基盤機構
急増!非純正リチウムイオンバッテリーの事故
~実態を知り、事故を防ぎましょう~
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs200123.html
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はじめに
最初にちょっと怖いことを書きましたが…
廉価品にはリスクが付き物なので覚悟の上使用して下さい。
この記事を読むだけであれば安全です!
M社互換バッテリー、Made in China 品がECサイトでは大量に出回っているため入手性はメーカー純正よりも良いかもしれません。
ホームセンターやプロショップでは見かけないのは保証問題などがあるためかと思います。
今回、入手したのはAmazon.co.jpで購入した”6.0Ah 18V リチウムイオン”と側面に書かれたバッテリーで2本 4000円程度と1本あたり2000円という激安品です。
右下に"RoHS CE PSE"のマークがありますが、CEマークはChina Export
PSEマークは電気用品安全法に準じている製品ではないので注意して下さい。
使用する機材
個人所有の菊水電子工業 電子負荷 PLZ164W を使用します。
1世代前の機種ですが現役で使える機材です。
バッテリーとの接続はこんな感じです。
接続にはできる限り太いケーブルを使用していますが、緊急時には切り離せるように中間にT型コネクタを使用し接続しています。
試しに負荷をかけてみる
互換品の18V 6Ahとしかスペックが不明なバッテリーのため負荷を確認しつつ測定を行うパラメーターを決めていきます。
まずはCCモード(定電流モード)で5Aの負荷をかけてみました。
充電後の無負荷時には20Vほどの電圧が出ていますが5Aの負荷で2分経過すると1V程度、電圧降下するようです。
ロードオン時間を表示する機能とUVP(出力低電圧保護)を組み合わせ
バッテリーの電圧が15Vになるとロード(負荷)を停止して時間を表示する機能を使用しています。
5A負荷で25分ほど負荷がかけられました。
今回はバッテリーの容量を知りたいため電圧が変動するバッテリーでは計算が面倒です。
(時間、電圧、電流をロギングすれば積算は可能です)
ざっくり電圧が18Vで計算すると37.5Whになります…容量が半分以下です。
2.5A程度の負荷を掛けつつ容量を計算しやすくするためCPモード(定電力モード)で50Wの負荷を設定しました。
電力が一定になるため容量の計算は楽になります。
50W負荷で1時間ほど負荷がかけられました。
計算すると約52.5Whになりちょうど半分程度の容量になります。
低負荷でも同じ容量になるのか?
CCモードで5A負荷では半分以下の容量、CPモードで50W(2.5A程度)負荷ではちょうど半分の容量だったため更に低い負荷で確認しました。
25W負荷(1.25A程度)で2時間ほど負荷がかけられました。
計算すると50W負荷の際と同じ約52.5Whになりちょうど半分程度の容量になるため低負荷でも容量は変わりませんでした。
6.0A 18V リチウムイオンとは?
実質18V 3Ahのバッテリーのようです。
18V 3Ahの純正品を購入した場合1.2~1.4万円のため18V 3Ahで2000円は破格ですが今回確認した内容は容量のみで、その他の充放電性能が純正品と同じとは限らないので注意が必要です。
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互換バッテリーを電動工具等で使用すると
メーカー、販売店の保証対象外となりますのでご注意ください。
nite - 製品評価技術基盤機構
急増!非純正リチウムイオンバッテリーの事故
~実態を知り、事故を防ぎましょう~
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs200123.html
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