見出し画像

【VR入門】VRをやりたい! 何を買えばいいの? PCは必要? 初心者向けに考えてみよー☆

はいはーい、VRガイドのおきゅたんbot / 宝来すみれといいます。noteで記事を書くのは初! ーーなんだけど、たくさんVRの中で暮らして楽しみ方などを紹介などしてきたので、その経験を活かしてあなたのお役に立てればいいなと思います。

普段はTwitterYouTubeなどでVRのある素敵な日常と未来をお届けしています。これからよろしくね! 

↑パソコンでTwitter埋め込みのまま再生すると動画の品質落ちて音割れになるのでリンク先で再生推奨です。

VR機器ありすぎて何が必要かわからない!

さて、近頃VRに興味が出てきたんだけど、VR体験できる機器(デバイス)がたくさんあって「VRアプリやゲームを遊ぶのに、いったい何を買ったらいいの?」って方も、多いんじゃないでしょうか?

画像4

CMで見かけるMeta Quest2(Oculus Quest2)はパソコンいらずで遊べるらしいけどそれで充分? バーチャル世界に入ると手足、全身の動きも表現できるの? HTC VIVEとトラッカー? ハイクオリティなVR体験をしたいときはWindowsパソコンがいる? どんなパソコン買えばいいの? でもPlayStation VRやスマホでもVR遊べるって言うよね。VALVE INDEXって何? わーーー! 多すぎるでしょ!! 

そんな疑問にみんなとLiveでお答えしたのがこちらの配信です。だけど2時間ある! そこで、このnoteでは記事としてざっとまとめてお伝えしよーと思いますっ

※ライブ配信のアーカイブの方では、詳しい話をしていたり、わたしの意見以外にもいろんな方のコメントもあったりするのでお時間ある方は参考にどうぞっ(YouTubeは1.5倍速再生とかもできるよ☆)

本当は「VRってどんなことができるの?」「楽しい~ 何するー!?」みたいな話もしたいけど長くなるのでそこは簡単に。あと、この記事で言うVRは、360度動画の話じゃないよ! ※360度動画はスマホ利用のVRなどでも手軽に視聴でき、素敵な作品もいろいろありますが、今回は専用VR機器の話。もちろん専用のVR機器でも360度動画は視聴できます!


結論から。おすすめVR機器はこれ!

どのVR機器を買うといいかは、VRで何をしたいか、家のいまの環境、予算、などで決まってきます。なので「VRでゲームを遊びたい?」、「メタバース/ソーシャルVRでイベントに参加したりしたい?」、「世界を作る神になりたい?」など、本当はカウンセリングみたいにいろいろ聞いたり相談して「じゃあ、これがいいんじゃない?」ってなるのですが、そうすると話が長くなっちゃう。だからここではシンプルに、いくつかのタイプにあわせて結論を書いちゃいます。

◆ コスパよくいろんな用途に簡単に使いたい / 持ち運びたい
Meta(Oculus) Quest2 メタ(オキュラス) クエスト2
 ※「この記事読む時間もないけど、シンプルにどれか1つおすすめして」と言われたらこれ。〇〇クエストというRPGの続編じゃないよ。
 ※もともとOculusというブランドだったものが、Metaというブランドに変わりました(会社は同じ)。

いや、まず無料でVR機材なしでメタバース(ソーシャルVR)を見てみたい
デスクトップモードでVRChatを遊んだり、スマホでclusterを遊んだりしてみて!

PlayStation VRに遊びたいゲームがあって、それを遊べればいい
PlayStation VR (プレイステーションVR)

名称未設定 1


予算があって、腰や足も動かしたい / 持ち運ばない
HTC VIVE Pro (エイチティーシー バイブ プロ)
HTC Cosmos Elite (エイチティーシー コスモス エリート)

※Amazonではなく、HTCの公式サイトでキャンペーン行っている場合があるので確認するとお得なことも?

 さらに指も細かく動かしたい
 →VALVE INDEX (バルブ インデックス)

パソコンのVRゲームも遊びたい/よりクリエイティブな活動をしたい
上記PlayStation VR以外のVR機器(Meta Quest2、HTC VIVEシリーズ、VALVE INDEXなど)ならPC用VRアプリを遊べます。VRモードで遊ぶにはWindowsで3Dゲームを快適に遊べるような、そこそこよいビデオカード(GPU)のパソコンが必要

まず試したい
お店に行くか、レンタル活用してみて。友達に持ってる方もいるかも?

画像5

細かいことを省略して考えた一例なので、参考程度にね! 以下、個別に説明していきますっ

なお、VR体験をよいものにしようとするとそこそこ費用かかる場合ありますが、一瞬で異世界へ行けたり、考えもしなかった自分の可能性を広げたり、もうひとつの居場所や交友関係ができたり、未来を一足先に体験できたりするものと考えると、実はものすごく安いとわたしは思います! あ、0円から始める方法もあるので尻込みしないでね!!

※VR(AR、MR…etc.)は、将来さらに快適、当たり前のものになっていくとも思います。お楽しみに!

諸注意

VRはVirtual Realityの略で仮想現実とか、実質現実とか言われたりするものですが、頭につけてバーチャル世界を覗き込む「VRヘッドセット」を使うものだけがVRなわけでは、まったくありません。でも、この記事は初心者向けということで、厳密な話は抜きにして、VRヘッドセットのことを一般的なVR機器として扱います。また、すべてのVR機器や機能を網羅するような内容でもありません(基本は一定以上普及しているVR機器を主な対象にしてます。珍しいデバイスだと、買って問題が出たときに調べにくかったりして初心者向きじゃないので)。詳しく知りたい方はキーワードをググったりして調べてみてね。

また、VR機器を買った方への諸注意として、遊ぶアプリによっては最初酔いやすいと思うので、設定を酔いにくくしたり、休んだり、慣れるまでは決して無理せずに遊びましょう。だんだん適応して酔わなくなったりもします。未来の素敵を体験する前に「酔うからだめ」ってなると大損失ですよ~。

画像6


「難しいセットアップは苦手、VRゲームを簡単に遊びたい! あといろんな使い方したい」

※予算5万円以内、いいスペックのWindowsパソコンがない方 ← あるとさらによくなる

Meta(Oculus) Quest2を買いましょう。パソコン要らずでVRゲームを遊べて、説明もしっかり日本語だし、解像度も高く綺麗で、コントローラーも使いやすいし、専用ストアに良質なアプリもそろっています。お値段「¥37,180」で現時点でコスパ最高のVRデバイスと言えます。

● Meta(Oculus) Quest2 https://www.oculus.com/quest-2/

Quest2を紹介するライブ配信をしたこともあるので参考にどうぞ!

Quest2のいいところは、パソコン要らずで遊べるのに加えて、なんとパソコン(VRアプリが動くぐらいの性能の)があると、有線のOculus Link(※Linkケーブル必要/代用品あり)、または無線のOculus Air Link(※高速なWi-Fi環境必要。くわしくはこちら)という機能によって、パソコンのVRゲームも遊べる!という一石二鳥なVR機器というところです。だから、あとで「さらにハイクオリティなVRゲーム遊びたいな」とか、「パソコン使いながらVtuberみたいな配信をしたり、動画を撮りたいな」となっても対応できます。Quest2は現状マイク入力に外部マイクを使えないので、そういうときにもパソコンのVRアプリが使えるのは便利。

ちなみに、わたしがOculusシリーズで一番気に入っているのはコントローラー(Oculus Touch)です。動画を見てもらうとわかると思いますが、指の形を直観的に操作ができて、比較的軽く、電源も単3電池を交換するだけなので長時間使用も安心!(充電式の単3電池を買っておきましょう)

また、外部に別のセンサーを置いたりせずに、本体とコントローラーだけで遊べるので、使い始めるまで簡単だし、持ち運んで友達に体験してもらう、といったこともやりやすいです。その反面、手を頭の後ろの方に持っていくとコントローラーの位置を見失うという制約もあります。

そして注意が必要なのは、Facebookのアカウントが必要で(バーチャル存在にとっては…ごにょごにょ)、アカウントがBANされたりすると本体が使えなくなること。もし誤BANされたらサポートに問い合わせてみてね。

※将来的にはFacebookのアカウントなしでログインできるようにする予定とアナウンスされています。

また、ヘッドセットの重心バランスが前に偏ってるので、長時間プレイの場合は、後ろ側に重しをつけるか、Oculus エリートストラップというアクセサリ(Amazonなどにも別メーカーの似た製品もあったり)を付けるのがおすすめです。

Quest2はパソコンのVRアプリとあわせて、腰や足の動きなどを表現するには後述する別のVR機器の方が向いているので、そこもチェックしてくださいね。Oculus Quest2と組み合わせて腰や足の動きを表現する方法も後述しますけど。

パソコンを使わずQuest単体でも、たとえばVRでスターウォーズ体験したり

アルトデウスBCで、200年後の未来!VR x 巨大ロボ x 歌なアニメの中にいるみたいな体験ができたり、いろいろするよ。

メタバース(ソーシャルVR)アプリVRChatにもQuest版があって(PC版に比べて制限はありますが)世界中のひとと交流したりできますし、VARK Light Stageで簡単な歌イベントを開催したりもできます。

わたしが普段使いしているのは、このQuest2です。でももっぱらパソコンとOculus LinkでつなげてPC用のVRアプリやゲームを遊んでますけどね! ※Oculus Linkケーブルの互換製品レビューはこちら

画像7


「いや、まず無料でVR機器を買わずにバーチャル体験してみたい。特にソーシャルVRとかメタバースってやつ」
※予算0円。でもパソコンかスマホがある

ソーシャルVRやメタバースっていうのは、日本や世界、場所を越えてたくさんのひとが同時接続で、バーチャルな場所に集まって話したり遊んだりできるVRサービス全般のことです。自分らしさを表現するバーチャルなボディ(アバター)が使えたりも。

実はVRヘッドセットが無くてもソーシャルVRは遊べます。むしろそういった人の方が多いです。たとえばVRChatは3Dゲームが動く普通のWindowsパソコンがあればすぐに行って遊べるので、ひとまずSteamからVRChatをインストールして遊んでみちゃいましょう!

自分自身がVR機器を使っていなくてMMORPGやFPSを遊んでるような操作感だったとしても、中にいる人たちがVRで手足自由に動かしていたりすると、その存在感はすごいの。それで「ほしい」と思ったときにVR機器を買えばOK!

でもVRChatは現実と同じように、いろんな人たち、いろんな場所があります。趣味のあう、あわない、治安のいい、悪い、いろいろなので、あわないと思ったらすぐ場所を変えましょう。ひとりでいろんなところに行ってみるのもいいし、友達と二人で始めたりするのもおすすめ。Steamのアカウントじゃなくて「VRChat用のアカウント」を作って遊ぶと安心です。

パソコンはないけど、そこそこの性能のスマートフォンはあるという方。clusterというVRアプリをインストールしてみてください。clusterはスマホでもVRでもWindowsパソコンでもMacでも遊べます

よくイベントなども行われている場所で、バーチャル渋谷や原宿などがあったり、音楽ライブやアート展なども行われています。

こういったVR機器を使わなくても遊べるメタバース(ソーシャルVR)サービスを事前に体験したり楽しんでおいて、そこにいる人に話を聞いたりしつつ好みのVR機器を買ったりするのもいい方法だと思います!

ほかにも、DOORMozilla Hubsといったブラウザで行けてPC/Mac/スマホ/VR全対応なメタバース(ソーシャルVR)サービスや仕組みもあります(先に紹介したVRChatやclusterに比べると軽く作る必要があるので、表現に制限があったりはしますが、商用利用のルールが緩かったり別の特徴も)。

また、わたしのようなストリーマーのYouTube配信や動画を見て、VR体験についていろいろ知ってから手にとるのも手ですね。

ところで、100円ショップなどで売っているスマホ用のVRレンズなどでもYouTubeや簡易的なVRアプリで立体的なVR体験を手軽にできますよね。手軽さという意味で、それはそれでよいものだと思います。ただし、あくまで簡易的なものなので、専用機にくらべて像が歪んでいたり酔いやすかったり、長時間使用がきつかったりするかもしれません。なにより「(コントローラーによって)手がVR世界に入るかどうか」は「バーチャル世界を覗き込んでる」のと「バーチャル世界の中にいる」かの感覚の大きな差となるので、ぜひ専用のVR機器でのバーチャル体験をしてみることをおすすめします!

画像15

「PlayStation専用のVRゲームを遊びたい!」

PlayStation4か5を持っていて、PS VR専用ゲームを遊びたいなら! PlayStation VRを買いましょう。PlayStation VRの接続は結構ややこしいですが、丁寧な説明書がついているので順につなげていけば大丈夫!

● PlayStation VR https://www.playstation.com/ja-jp/ps-vr/

名称未設定 1

他のVR機器にくらべて解像度やトラッキングの安定性などは少し劣る部分もありますが、専用ゲーム機ならではの良質なタイトルで、VR体験ができます。

タイトルによってはPlayStation Moveコントローラーが必要なものもあるのでご注意を。たとえばこちらのデラシネを遊ぶには必要です。

某ホラーゲームなど、ゲームタイトルによっては初期設定が比較的酔いやすい設定の場合もあるので、移動をワープ移動にしてみたり、回転をなめらかじゃなくて一定角度ずつにしたり変更してみてね(ひとによって酔いやすい設定が違ったりもするので自分にあわせましょう)。

専用タイトルだけでなく、もちろんパソコンで遊べるVRゲームもPlayStationで遊べるものも多いです。

PlayStation VRのストアでどんなタイトルがあるのか見てみてね!

画像8

PlayStation VRでしか遊べない作品もたくさんあるので、他のVRヘッドセット持っていても買っていいと思いますっ

「頭と手だけじゃなくて、腰や足を動かしたり、表現力豊かなVR体験をしたい」

※予算15万前後、いいスペックのWindowsパソコンがある。多少難しくても大丈夫な方

HTC VIVE Pro、HTC Cosmos Elite、VALVE INDEXのどれかを買いましょう。ベースステーション2個を含んだセット、あと腰や足も動かしたい場合は、追加でトラッカーが3つ必要です。※対応したアプリも。

このカテゴリをシンプルにまとめると、HTC VIVEでキャンペーンをやっててお得だと思ったらHTC VIVE Pro指の表現重視だったらVALVE INDEXって感じで選ぶといいかもしれません。価格重視(12万ぐらい)ならHTC Cosmos Eliteも(※CosmosとCosmos Eliteは異なる製品なのでご注意を。Eliteは外部に置いたベースステーションを使うタイプ。両方Proより高解像度)。

● HTC VIVE シリーズ https://www.vive.com/jp/

VIVEシリーズの特徴については以下の動画でも説明しています。

※こちらの配信アーカイブ動画は、まだPro2やFocus3、小型化した新型トラッカーが出る前なので、その説明はありません。当時に比べてCosmosシリーズの位置づけは微妙になってきた感も。

VIVE ProもVIVE Cosmos EliteもVALVE INDEXも、Steam VRベースステーションという規格で動いているタイプのVR機器で、 部屋の隅っこ、上から見下ろすように対角線上にベースステーションを2個ぐらい設置する必要があります(死角がないように)。

画像9

そのため、持ち運んで設置したりは大変です。ある程度開けた部屋、鏡など反射するものがない環境で、トラッカーを使う場合はそのUSBドングルをPCから45cm以上、ドングル同士も10~15cm以上離す置き方をしたりなど、使いこなすにはコツがいります。

そんな面倒で高価なのになぜこれがいいかというと! トラッカーを追加して腰や足に装着することで、頭、手のコントローラー×2、腰のトラッカー、足のトラッカーの6点トラッキング(フルトラッキングと言う場合もある)できて、ダンスしたり、表現力豊かなポーズを決めたりといった表現ができるのです。VTuberさんやパフォーマーさんなら、足を使ってかわいく/かっこよくポーズ決めたり、座ったり、リズムをとったりしたいですよね!

画像10

また、Oculus Quest2の場合は本体のカメラでコントローラーの位置を見ているため、頭の後ろに手をもっていくと手の位置を見失いますが、外部センサーを使うVIVE Pro、VIVE Cosmos Elite、VALVE INDEXは手の位置を見失いにくいです(外部センサーから死角になっていなければ)。

左右の目の間隔=瞳孔間距離(IPD)は、ひとによって違うのですが、Quest2の場合あまり細かく調整できません。VIVEやVALVEのヘッドセットは瞳孔間距離(IPD)を細かく調整できるのでより万人に快適なVR体験を提供しやすくなっています。

なお、解像度はVIVE Cosmos EliteやVIVE Pro、VALVE INDEXよりもQuest2の方が高解像度です。Quest2やっぱりコスパすごい…けど、それより高解像度なハイスペック指向の方は、HTC VIVE Pro2あります。5K!(パソコンもハイスペックにしてね)

VIVE ProとCosmos Eliteのコントローラーは同じで、つかんで中央にトラックパッドがついているタイプ、バッテリー充電式です。「手」として扱うには少し重たく、棒を持っている感覚が強いのですが、逆に言うと剣をふるうとか、何かを常に持った状態で遊ぶタイプのVRゲームでは体感が増すかもしれません。※なお、VRChatでの操作ではQuest2のコントローラーの方が直観的で、繊細な操作ができると感じます(個人の意見です)。

わたしは、公式VIVEアンバサダーとしてVIVE Cosmos Eliteを使ったとき、手足全身を動かせるのがとても楽しかったです。

VIVE Cosmos EliteはVIVE Proより若干解像度が高い(Pro2よりは低い)ので、Proと比べて解像度を重視するならCosmos Elite。少し重く感じるのですが、フリップアップ(ヘッドセットをつけたまま90度まげて、現実を見ることが)できるのはいい点ですね。一方、VIVE Proは装着感がよいという話をよく聞くので、装着感を重視するならVIVE Proでしょうか。黒色がより黒く見えるのもProの方です。

HTC VIVE Pro2はProに比べて解像度高くて網目感(ディスプレイの画素と画素の間の隙間でモニターを見ている、という感覚)がさらに減る上位バージョン! その性能を発揮させるには、パソコンのスペックも上級なものを用意したいところ。

なお、Proは有機ELですが、Pro2は低残光性 LCDになりました。そのためPro2よりProの方がはっきりした黒さが出ます。Pro2は出たばかり頃、初期ロットではヘッドホンからノイズが聞こえる個体もあったみたいだけど、サポートで交換もできるみたいです!

どちらにしても、VIVE製品はキャンペーンでオマケがついたり、安くなることがあるので、そのタイミングを狙うとお得に買えます。

※VIVE Proにはアイトラッキング(瞳孔の動きの認識)ができるVIVE Pro Eyeや、あとで追加できるVIVEフェイシャルトラッカーというパーツもあったり、少し先を進んで技術に興味がある方、開発者の方などにも面白いと思います!

VIVEのヘッドセットを買うとVRゲーム遊び放題なサブスクリプションサービスVIVEPORT Infinityの一定期間無料体験がついてきたりもするので、アプリを買わなくてもたくさん体験できたりもします。 

※ちなみにVIVEPORTはVIVE専用のサービスではなく、Meta(Oculus)やその他VR機器でもわりと遊べたりします。

ところで、名前だけ出してて紹介していないVR機器がありますね。それはVALVE INDEX。こちらはHalf-LifeやPortalなどのゲームでおなじみ、Steamを運営しているVALVE社のVR機器です。途中説明していたようにVIVEと同じSteam VRベースステーションの規格の製品なので、VIVEのヘッドセットとVALVE INDEXコントローラーの組み合わせや、その逆もできます。

● VALVE INDEX https://degicashop.com/collections/valve-index

指を自在に操りたいときはVALVE INDEXのコントローラーが特徴的です。高価なコントローラーですが、指の一本一本を別々に認識して操作ができます(対応アプリの場合)。クセはありますが、慣れるとさらなる表現ができますね!

VALVE INDEXについては、おめシスさんの動画をひとつ。

※昔の動画なので比較するほかのヘッドセットで、この記事で扱ってない古いタイプ(無印のHTC VIVEとか)など出てくるので、混同しないようにご注意を。

VALVE INDEXは、視野角も若干広いですが、コントローラーの好みが一番大きいかなと思います(アプリの対応具合による)。ただし、スティック部分が壊れやすいという話も聞くので扱いは丁寧に! 

ちなみにVALVE INDEXのコントローラーの価格は現在¥39,380なので、それだけでQuest2を買えるぐらいの値段という!!

VALVE社といえば、VRアプリHalf-Life: Alynxもすごいのでぜひ遊んでみてくださいっ

Quest2を使ったOculus Linkでも、HTC VIVEでもVALVE Indexでも、どれも共通してSteam VRのVRアプリを遊べます。たくさんのPC用VRゲーム、メタバース(ソーシャルVR)のVRChatを使ってバーチャル暮らしをしたり、イベントをしたりするのも楽しいです。

Virtual Castやcluster、Neos VR、RecRoomといったほかのVRアプリももちろん遊べて、それぞれ素敵な体験ができます!

画像11


上級者向けの番外編「Quest2でフルトラしたい!」

「手間がかかってもいいから、Questでも腰や足を動かしたい」という方は、次の動画も参考に。Haritoraを使った方法、ベースステーション+トラッカーを使った方法を紹介しています。

わたしの場合はOculus Touchのコントローラーと組み合わせて、6点トラッキングしたい、お部屋が広くない、などいろんな理由から、こういったキメラな構成をしていたりします。なので「安くフルトラしたいから」みたいな理由で選ぶのはあまりおすすめしません! ※ものすごく安くはなるわけじゃないですし、動かすのにキャリブレーションしたり手間がかかったりします。精度の差もあります。でもこういった方法もある、というのは素晴らしいとも思います。

ちなみに、他にもUni-motionを使う方法、Kinectを使う方法、USBカメラを使う方法…etc. いろんな方法があります。


レンタルという方法もあります!

VR機器は高価なものだし、使ってみて合うものを購入したい! という方には、店舗で体験できる場所もあるので家電量販店などに行ってみましょう。お友達にも持っている方がいるかも?

お近くにない方はレンタルも便利かもしれないです。イベントで台数が必要、なんてときにも便利☆ パソコンのレンタルもあります。

● アストネス https://astoness.com/
● DMM レいろいろンタル https://www.dmm.com/rental/iroiro/list/article=situation/id=211/

画像12

※余談だけど、現実でのイベント体験やアミューズメント施設用のVRデバイスとしてはVIVE Focus 3もおすすめなので、気になる方、企業様などはチェックしてみてください。


PC-VRゲームが遊べるパソコンってどんな感じなの?

PC VRゲームはSteam VRのストア、Oculus Rift/ Ouclus Linkで遊ぶPC版用のストア、VIVEPORT、あともしかしたら……年齢制限必要なサイトのアプリ、などもあるかもしれません。

そういった「パソコン用のVRゲームを遊びたい」とか、「メタバース(ソーシャルVR)の世界で暮らしてみたいんだけど、どんなパソコンがいるのか分からない!」 という方。たしかに。いろいろややこしいですよね。

パソコンについては細かいことを話し出すと膨大になっちゃうので、ものすごく簡単にまとめると、「Windowsで3Dゲームを快適に遊べるような、そこそこよいビデオカード(GPU)のパソコンが必要」って感じなります。

また、意外と罠なのはVRヘッドセットを接続する端子の規格があってることも大事なので、買う前にチェック! あとノートPCの場合は機種によってはうまく動かないこともあるので、動いたという実績があるものを検索するなどして買うのがいいですね。

基本的にはデスクトップPCの方が安くて高性能、あとでパワーアップなどもやりやすいので、動かす必要がないならデスクトップPCの方をおすすめします。

画像3

ただ、仮想通貨ブームなどの影響もあり、いまは部品が高騰しています。特にビデオカードは高く、ほしくても売っていないことも多くて! そういう意味では全然買い時じゃないけど、ずっと買い時じゃないのが続いてるため、必要なら買う! ということでいいかなと思います。

VRアプリを遊ぶためのパソコン最小スペック

現在の最小スペックとしてはだいたいこのぐらい! 下の条件をみると、今の時代的にそこまでハイスペックじゃなくてもVRゲームを遊べる、と言えますね。

画像13

CPU:
 Intel Core i5-4590
 AMD FX 8350 の同等品またそれ以上 ※VIVE
 AMD Ryzen5 1500X の同等品またそれ以上 ※Oculus Link
 クアッドコア以上 ※VALVE Index
ビデオカード(GPU):
 NVIDIA GTX 1060 または AMD Radeon RX480以上
 NVIDIA GTX 970 または AMD Radeon R9 290 以上
 ※VALVE IndexはNVIDIA GeForce GTX 1070 以上
メモリ:
 8GB以上
ビデオ出力
 DisplayPort 1.2 以降 ※Oculus LinkはUSBまたはWi-Fiでつなげるので不要
USB:
 USB 3.0 x1
OS:
 Windows 10

・Quest2で遊ぶ場合はこちらのOculus Link要件が詳しいです。
・VIVE製品の場合はこちらでスペックテストができます。※このチェックがOKなら他製品も動く可能性高いかも。

ただし、この記事に載っていないVR機器もたくさんあるし、VR機器ごとに微妙に異なる場合もあるので、購入前にメーカーページも確認してね。

いま使ってるパソコンがこのスペックに足りてなければ、たとえばビデオカードだけGTX1080、RTX2070とかRTX3060に差し替える、なんて方法でパワーアップするのも手です。全部買うと高くなっちゃうし! ※ビデオカードが大きすぎてケースに入らないとかあるので購入前に要チェック

個人的には、パソコンのメモリは16GB、ビデオカードはGTX1070とか、RTX2060以上はあるといいなと思います。特にVRChatやVirtual Castなどユーザーが作ったコンテンツをたくさん扱うメタバース(ソーシャルVR)系アプリは、他のVRゲームと比べて大量のキャラクターやオブジェクトが出てきたりするので、重くなりがちです。そして重くなると酔いやすくなります。なので、なるべく余裕があるスペックにしておくと安心。※スペックが足りていなくても、SteamVRの設定で画面の解像度を下げるなどして、処理を軽くする方法もあります。

ちなみに、わたしはRTX3060を使っています(当時それ以上のやつは品薄でまったく市場になく…)。OBS使ったり複数アプリ立ち上げて配信したりする方はメモリ32GBあるとより安心!

おすすめのパソコンは?

特別このメーカーがお得とか高性能とかいう情報は知りません! なので一例としてページをリンクしておきますね。むしろ、おすすめあったら教えて! ゲーミングデスクトップPC、ゲーミングノートPCなど「ゲーミング」とついてるやつは、だいたい3Dに強いのでVR向きなものが多いです。

● TSUKUMO VR推奨パソコン https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/vr/
● マウスコンピューター G-Tune https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/g-tune/
● PC SEVEN ゲーミングPC https://pc-seven.co.jp/gaming/
● ドスパラ GALLERIA https://www.dospara.co.jp/5gamepc/cts_gamepc_desktop
● Lenovo Legion https://www.lenovo.com/jp/ja/legion_portal
● Dell Alienware ゲーミングPC https://www.dell.com/ja-jp/gaming/alienware
● MSi ゲーミングノートPC https://jpstore.msi.com/html/page36.html

多少部品追加したりカスタマイズしたとして、だいたい15~25万ぐらいの予算があればいいんじゃないでしょうか?

画像2

電源は標準装備より1つ上あたりのワット数の方が安心かも。CPUクーラーもちゃんとしておくと、熱くなって性能が落ちる、なんてことが減ります。デスクトップPCの場合、ビデオカードはあとあと交換もしやすいけど、CPU交換は慣れないと大変なので、CPUをよいものにしておく方がパソコンを長く使えるかも。小型のケースかわいいけど、大型の方が熱がこもりにくいし、部品交換などあとあと楽だと痛感しました。高くなっても大丈夫なら、VRできるノートPCは、持ち運んだりできてひとによっては便利かも? ただ熱くなるとファンがものすごい音を出したりもします。ぐふふ。


まとめ

長くなっちゃいました! わたしが最後に言いたいのはこれだけ。よきVRライフを!!!!! それではまた、Ocutan VR noteのすきまでお会いしましょー。

画像2

◆紹介した主なVR機器一覧
Meta(Oculus) Quest2 https://www.oculus.com/quest-2/
HTC VIVEシリーズ https://www.vive.com/jp/
VALVE INDEX https://degicashop.com/collections/valve-index
PlayStation VR https://www.playstation.com/ja-jp/ps-vr/

この時代、VRでできること。

現実世界では「精魂込めて準備したイベントを、届けたい、楽しみにしてたイベントだけど、緊急事態宣言でギリギリで中止しなくちゃいけなくなる」っていうのが続いてます。

わたしも現実のイベントがいくつも中止や延期になったんだけど「VRならできること」もいろいろあって。

現実には、身体に響く音や触れ合いや飲食など、現実ならではの良さがあり、VRには、瞬時に移動、全国につながったり、自由な演出できたり、それぞれの良さがあります。将来はそれらがMIXされたりするかもしれないし、未来はこれから。

そんななか、ラジオ応募、出演をきっかけにジョイミューのみなさんとのプロジェクトも始まりました! まずは現実で活動されてきたアーティストのみなさんと、VRで年末にイベントを。注目、応援していただけるとうれしいですっ

8/21には海中バーチャルライブをやりました。アーカイブ視聴もできるのでひぜひぜひ☆


おきゅたんbot / 宝来すみれ って?

VR(AR/MRを含む)応援、VRガイドとして2018年頃から個人で活動するバーチャル世界の住人。原作は まいてぃ999さんの漫画。

画像15

VRガイド/バーチャルシンガー/公式VIVEアンバサダー/NPO法人バーチャルライツ公認VR文化アンバサダーとして、各種VRアプリ/VRカルチャーを紹介。渋谷映画祭&佐世保市のイベント「楽園祭」、「バーチャルマーケット」「バーチャル学会」「xR転職」など各種公式配信から、実験的でカオス、謎のバーチャルイベント配信まで幅広く行う。

音楽も好きで、気軽に参加できるバーチャル音楽イベント「くらげビート」を主催。ジョイラジPickUpアーティスト。「アルテマ音楽祭」や秋葉原エンタスでのライブ出演、NHK「テンゴちゃん」、幕張「FAVRIC​」出演、音楽ユニット「MOSAIC.WAV」のMV/バーチャルライブサポートなども行っている。

公式サイト ​
Twitter 
YouTube

自己紹介よりも伝わるものがあるかもしれない? noteにはいろんな方が書いてくださった「おきゅたんbotに関連した記事」がいろいろ。ちなみに「おきゅたんbot」はニックネーム、「宝来すみれ」が名前だよ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?