宇宙人と、の子と、入間人間【#スキな3曲を熱く語る】

noteの企画「#スキな3曲を熱く語る」に向けて書くつもりが、最高の1曲について語ってしまいました。

私がこの世で最も好きな曲は、「Os-宇宙人」です。

アーティストである"エリオをかまってちゃん"は、アニメ「青春女と電波男」のヒロイン、藤和エリオ(CV:大亀あすか)と、バンド「神聖かまってちゃん」のタイアップです。

社会不適合者のラブソング

社会不適合者であるヒロインから主人公に向けての愛のメッセージであり、世間外れな、の子(神聖かまってちゃんのリーダー・作詞作曲者)からの社会へのメッセージなのだと解釈しています。

電波女と青春男

作家、入間人間さんの書いたライトノベルです。田舎から都会へ越してきた主人公は叔母さんの家に住まわせてもらいます。ですが、その家には常に布団にくるまった怪しい従姉妹(?)がいました。

布団に常にくるまっていたのですが、開けてみればあら美少女。ですが、フケがキラキラと舞っていて、16歳、家から出ずに駄々っ子という残念少女だったのです。

そして、宇宙に魅力を感じ、それが極まって何かを感じている電波女だったのでした。

何が間違っているのかわからないけれど、世間に馴染めない。いじめられているとか以前に、世間と違う気がする。宇宙にきっと希望があって、そこに社会と関われる希望があるんだ。

エリオにとって、いろんなこと(宇宙目指して自転車で飛んだり……)に付き合ってくれる主人公は、まるで開国を迫る外来人であり、エイリアンのような存在だったのかもしれません。

そんな、エリオの主人公へのラブソングです。

歌詞の怒涛の好きコールが好き。

神聖かまってちゃん

神聖かまってちゃんは、普通ではないバンドです。

普通ではないというと、バンドのファンが他とは違うアピールをしてお高くまといたいからのように思えますが、客観的に見ても普通ではないと思います。しかも必ずしもプラスではない方向で……。

最近は、進撃の巨人とタイアップした「僕の戦争」や「ルルちゃんの自殺配信」などで、バズっていますが、
Os-宇宙人をライブで披露した頃、バンドリーダーの”の子”は演奏を途中で放棄して、ステージ上を転がっています。

公共の場で無許可ストリーミング配信していたりして、やばいです。(今の時代なら"迷惑系"と言われてたかもしれない)

そんなの子は、小中学生で日常的にいじめを受けており、宇宙人というあだ名があったようです。

曲名のOSには、SFチックな意味(オペレーションシステムとか)の他に、の子の本名「大島」から取られたところもあるのだと思います。

そんな、の子が心を曝け出して作ったように思える歌詞だからこそ、私の心に刺さったんだと思います。

宇宙人

宇宙人いいですよね。

私は小学生のころ「地球は宇宙の中にあるから、我々も宇宙人である。」といいう理論を振りかざしていたところ、あだなが宇宙人でした。

今はそんな突拍子もない意見は言えません。つまらない人生を送っています。

友達はいないけれど、ぶっとんでたあの頃を思い出し、少しの優越感と多分な寂寥感を与えてくれるこの曲が、私は好きです。

あとがき

音楽の感想を書く記事をいくつか書いていたので、私にとってお誂え向きだと思い、書きました。

#スキな3曲を熱く語る ですが、1曲しか書いていませんね……。2曲は別記事でいつか書きます。

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