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東方楽曲全曲感想05【東方花映塚】編

まえがき

今回も、久々に東方にハマった自分に楽曲を聞き直す機会を設ける兼、感想を書く記事―東方Project第9弾である東方花映塚の全曲感想を書きたいと思います。


花映塚 楽曲全体について

東方花映塚 ~ Phantasmagoria of Flower View. は、紅魔郷、妖々夢、永夜抄と違い、対戦型シューティングゲームとなっています。
そのため、既存キャラがいっぱい出てきます。そのため、過去のキャラクターテーマのZUNさんによるセルフアレンジがたくさん含まれています。

加えて、花映塚の曲は独特なドラムが特徴ですね。東方はそれぞれの作品に特徴があるので、「東方再翻訳」と言う各作品風にアレンジするという文化があります。
そのうち、花映塚風アレンジを動画で見ると、やはりみんなドラムにコメントしています。

花映塚は、体験版までMIDI版の音源が付属しています。
01花映塚、02春色小径、03オリエンタルダークフライト、04フラワリングナイト、07おてんば恋娘の冒険、09もう歌しか聞こえない、16花の映る塚
の7曲が体験版時点で収録されていました。

01 花映塚 ~ Higan Retour

タイトル曲
いつものフレーズから始まる、お寺感のあるタイトル曲です。
花映塚は「花の異常開花と、幽霊の大量発生」を発端とする異変ですので、幽霊だからお墓?

02 春色小径 ~ Colorful Path

博麗霊夢のテーマ
花映塚は全体的に落ち着いた曲が多いイメージです。
この曲は始まりのドラムが特徴的ですね。
そこから、ピアノの静かなフレーズが始まります。
サビも豪華絢爛というわけではなく、抑えめに盛り上がっている気がします。

03 オリエンタルダークフライト

霧雨魔理沙のテーマ
1:08~までずっと同じフレーズが繰り返される曲です。
でも、そこから始まるサビがお洒落な可愛さを持っていて素敵な曲です。
1:46~の転調されたサビは、前半がピアノとドラムだけで構成されいて、そのシンプルさがハマります。
そして、やっぱり可愛い曲。

04 フラワリングナイト

十六夜咲夜のテーマ
アレンジがめちゃくちゃ有名な曲です(ナイト・オブ・ナイツ)。
フレーズがお洒落な曲。アレンジが有名でそれ故に激しめなイメージをもつかもしれないけれど、こちらもとても落ち着いていてよいです(どちらもよい)。
1:41~からのピアノがうっすら聞こえる部分が好き。

05 東方妖々夢 ~ Ancient Temple

魂魄妖夢のテーマ
ゲーム妖々夢からアレンジしたものが、東方Projectの音楽CDシリーズである「蓮台野夜行」に収録され、それの再録です。
ゲーム妖々夢において、この曲はボスのテーマではなく、ステージテーマでしたが、花映塚では妖夢のテーマになっています。
こちらのほうがボステーマより、落ち着いて、ほんわかしていますから(妖夢はキャラの性格としても抜けているので……)。

06 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon

鈴仙・優曇華院・イナバのテーマ
永夜抄からのアレンジ……
どこが変わったかといいますと、1:05~のギターがめっちゃフェイザーのようなものがかかるようになりました。
サビに入ったときの音が映えます。
他にかわったところは……わかりません。

07 おてんば恋娘の冒険

チルノのテーマ
紅魔郷の「おてんば恋娘」のアレンジです。全体的に儚さが消えて、おバカさがプラスされています。
紅魔郷のエモさと違って(勝手に私は紅魔郷のおてんば恋娘にエモさを見出しているのですが)、こちらは元気を感じられて好きです。

08 幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble

プリズムリバー三姉妹のテーマ
妖々夢から全体的に音量調整されています。
トランペットの高音などが抑えられているので、落ち着いたときに聞くならこっちがいいかも?

09 もう歌しか聞こえない ~ Flower Mix

ミスティア・ローレライのテーマ
永夜抄からのアレンジです。
こちらもギターの歪み(フェイザー?)がマシマシになっています。
1:35~に新しいパートが入り、そのあとのサビのドラムの主張が激しくなっています。

10 お宇佐さまの素い幡

因幡てゐのテーマ
6拍子(4+2拍子)と4拍子の混ざった不思議なリズムの曲です。
東方には月のウサギと、地球(幻想郷)のウサギが出てきます。
月は”近未来都市中華的”、幻想郷は”旧き良き日本”の雰囲気があります。
因幡てゐは幻想郷のウサギの妖怪。
このテーマからも和風な雰囲気を感じます。
あと、ウサギだから跳ねるようなメロディもキャラクターにあっていて好きです。

11 風神少女 (Short Version)

カメラを持った天狗の少女 射命丸文のテーマ
天狗の少女のテーマ。
タイトルに(Short Version)とあるのは、元々、東方文花帖という公式書籍があり、そこの付属CDに風神少女のFull versionが収録されていたからです。
フルバージョンではピアノ・ソロのようなパートもあったりお洒落なのですが、
こちらはトランペットのメイン部分をループしてあり、サビだけが凝縮されて濃さが増しています。
速さとかっこよさが感じられて好き。

12 ポイズンボディ ~ Forsaken Doll

鈴蘭畑に落とされた人形 メディスン・メランコリーのテーマ
3拍子のシンプルなメロディがどんどん盛り上がっていって、トランペットがメロディを主張するの好きです。
鐘の音が儚さを感じます。花映塚は対戦ゲームなのにあまりその雰囲気を感じさせないのがよいです。
ドラムに長周期のフェイザーがかかっているのがかっこよいと思っています。

13 今昔幻想郷 ~ Flower Land

ひまわりの妖怪 風見幽香のテーマ
ノスタルジックを感じるメロディです。
この曲はオルガンの音にどんどんトランペットを重ねてくるのがよい。
イントロがオルガンから始まり、0:39~にピアノのメロディが支配するなか、再びイントロのフレーズにもどった1:15~トランペットの響きがよい曲です。
1:52~畳み掛けるようにトランペットが重なって、ピアノも含んで盛り上がるのが一番好きです。

14 彼岸帰航 ~ Riverside View

死神の少女 小野塚小町のテーマ
東方の曲は高音域でトランペットを使うのが多いですが、この曲は低音のトランペットが映える曲です。
0:29~からのサビではトランペットが低い音でフレーズを演奏しているのがよいです。
前半サビから後半サビまでの間では高音のトランペットもあるのですが。
2:20~後半サビの2周目では同じフレーズをオクターブ上で演奏しているのですが、それも良いです。

15 六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years

閻魔の少女 四季映姫・ヤマザナドゥのテーマ
閻魔の荘厳さを感じるイントロ。
1ループがとても長くて展開が詰まった曲です。
花映塚の最終ボスであるため、その威厳も感じられます。
トランペットでサビが演奏されます、その中にイントロのフレーズがちょっと隠れているところが好きです。

16 花の映る塚

前半の会話テーマ
ストーリーモードの中に会話パートがあり、前半の会話テーマです。
前半のテーマなのに重い感じがします。
そして、お寺の雰囲気を感じる。
花映塚というゲームは、仏教的思想が感じられるストーリーなので、それであっているのかも。

17 此岸の塚

後半の会話テーマ
短いループの焦らせてくる曲です。
会話曲なのに深刻さが感じられます。

18 花は幻想のままに

エンディング曲
儚いけれど、明るい儚さを感じる曲です。
異常に花が咲く、異常に幽霊が発生するという異変だったのですが、オチも仏教的考え―諸行無常を感じます。
悲観しすぎるでもなく、いつもどおりの日常感が続く曲です。

19 魂の花 ~ Another Dream...

スタッフロール曲
べらぼうに明るいと感じるイントロです。
楽しげなのにどこか憂いがある曲です(花映塚全体でそういう曲が多いと感じます)。
スタッフロール曲のなかで好きな曲ランキング上位。

あとがき

最近、久々に東方を起動してプレイしてみました。昔、PS2コントローラーで東方をやっていたのですが、PS2⇔USB変換器が最新PCに対応しなくなり、東方から離れているうちに、整理でPS2のすべてを処分したためキーボードでやりました。

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4面で死亡。

ということで、Amazonでコントローラーを買ってやりたいと思います。

東方の最近出た東方ダンマクカグラというゲーム、DeNAがスポンサーになってるから、横浜スタジアムで、東方アレンジのバンドが生ライブやったりしてて、すごいです。
ゲストも上坂すみれさんと粗品だったりするんですが、それがYouTubeで無料で見られるという。

https://www.youtube.com/watch?v=8HXLcH8ifwc

いい時代になったなあ。

最後に、もういちどサブスクURLを貼って記事の締めにします。


書き始め:2021/09/16
書き終り:2021/09/21
投稿:2021/09/22

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