日記1/17 宅録

バンドメンバーで集まって演奏ができない。

ということで自宅録音で演奏しようという企画に参加した。

一年ぶりに楽器を背負って
オーディオインタフェースやDAWがしっかりしてる人の家へ。
マスクをつけて距離をとり、ひとり録音に臨んだ。
いつもなら各パートの人がいてわいわい演奏するので
さらされたような心もとない気分にはなる。

宅録は、
音色ごとに、しかもセクションを区切って演奏したものを、
適宜切り貼りしたりミキシングしたりしているので
むしろレコーディング音源とかなり近い。

だけど、他のパートの部員が録音したものを聴いて
それに乗せるように自分が弾いていくからだろうか、
演奏していて「いま自分音楽してる、生きてる!!」と強く感じた。
音楽という波に呑まれるようなプリミティブな感覚を
ひさしぶりに得られた。

一定テンポのクリック音の檻にとらわれず、
気分の高揚に素直に従う気持ちよさを覚えられたからかもしれない…

欠点こそ愛嬌と言うが……
アガってくると鼓動も体感テンポも早まる人間の不完全さを
これほど愛おしいと思ったことはない。
ゆらいだり歪んだりするから、
おもいっきり顔をくしゃくしゃにして笑えるんだ

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