フジロック配信・中村佳穂を見た
7/26-28の3日間はフジロックの配信を見ていた。
1日目は11時台の中村佳穂。
友達に推されて以前に少し聴いたことがあり、
ライブでできんの?!という興味があった。
実は移動のために電車に乗っていて、
特急列車で大荷物を膝の間に挟みながら見るに至った。
遅れてYouTubeにつなげたときには
なぜかキメを47回やっていた。
笑いながら音楽をやる姿、音楽になっている姿にひきこまれた。
そのあとも話すように歌って、歌うように話して、
声を震わせて、
旋律が息になっていた。
それにあわせて手で
空間が引きちぎられたり伸ばされたり。
うれしいなあ、何度も話す姿が印象的だった。
気付いたときには泣いていた。
電車の中だったので人目を憚って慌ててまばたきしたが、
ぽろぽろ何かがこぼれていった。
SNSで友達と感想を言い合った。
「音楽が見えたな」「音楽だったね」
バンドメンバー紹介でみたとおり、
新しい電子機器を駆使した音楽なのに
プリミティブなビートを感じた。
彼女の頭のなかが空間に出て
我々に伝わってくるときに
音楽という形態をとったのだ、
それは必然でありたまたまだった。
そんな物語性すら感じた。
うまいことはなにも言えないけど、
感じたことを忘れないために
取り急ぎここに記す。
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