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ファッションのその先で(自問自答ファッション 2年後)

 久しぶりにファッションのnoteを書きます、自問自答ファッション講座を受講してから二年の月日が経ってしまいましてね。
 受講直後の感想を思い出してみよう。

この講座は、今この瞬間の自分の服装をどうにかするという、表面的な解決ではなく、ファッションの奥にある人生の課題を探り当てるもの。

 ↑当時の私の感想はこんな感じ。
 そして、こんなことも言っていました。

この講座で、自分のこれからの生き方に関する、大きな指針を得たように感じています。歳をとることに希望を持てるように思いましたよ。

そして私がいる現在地は…?
お久しぶりのコント調でお届けします。

(私):「あっという間に、自問自答ファッション講座を受講後、二年経ちましたよ」
(「自問自答ファッションを愛する会」会長、以下A):「二年経ちましたね」
(私):「時が経つのは早いもんだね」
(A):「その後、どうでしたか?」
(私):「一言で表すと、自分自身のファッションの解像度が上がった気がします」
(A):「つまり?」
(私):「まず、仕事する時に好む服はシンプルなオフィスカジュアル。寒色系のシャツorカットソー にネイビーのパンツスタイルが基本。靴はスニーカー、バッグは頑丈なポーターのナイロントートです。都市に溶けこむスタイルで「都市迷彩」というワードがしっくりくるかな。」
(A):「それ以外の時は?」
(私):「私のコンセプト『香水・ファッション美術館館長』とコンセプトチェッカーに合った感じのものがどんどん集まってますね。ゆったりしたリゾート系の服に、モードの要素を足した感じかなあ。」
(↓コンセプトチェッカーを作ってみた話)



(A):「具体的には?」
(私):「綺麗な色のワンピースに、ゴリゴリのギャルソンのスニーカー&アレキサンダー・マックィーンのバッグでモード感を。モード感を薄めたいときは、サクラヤマのバッグにカスタニエールのエスパドリューで、ナチュラル&自然体な雰囲気ですかね。アクセサリーはクリエイター系のアイテムを身につけているのがお守りというか、癒しになっています。」
(A):「おお〜!あれこれ欲張って、テイストがとっ散らかった上に、価格とデザインに妥協して中途半端感が漂っていたjujubeさんとは思えない、成長ですね!」
(私):「それ、褒めてるの⁈」

理想のクローゼットと自信があるクローゼットに関するnoteを読んだり、あきやさん講演会のアーカイブを拝聴して改めて気づいたんです、自分の中に「色々なスタイルしたい」「トレンドが好き」な割に、小さな家を選び、「ミニマルクローゼットを好む」という素敵に矛盾した難題があることに。
(↓あきやさんのクローゼットについての話)


そら、とっ散らかるでしょうね!
もうゴタゴタ荘だよ。長くつ下のピッピだよ。


これからも、仕事用(副業としての子育ても含む)の「都市迷彩」スタイルの服と、ゴリゴリとコンセプトに合わせた最愛の服という、冷静と情熱の間で制服化をやっていく感じにはなると思います。
それでもこの二つのテイストの解像度が上がって、それぞれの精度が上がり、満足度の高い服を選べるようになったのは、とてもよかったです。

私が「一セットの服」を求めてたどり着いた、なりたい自分は「素敵だと思う場所やイベントに、服装で怯むことなく(これが大事だった)どんどん行き、推しのクリエイターさんやおしゃれだと思う同僚、ショップのスタッフさんなど、出だしは距離感があった人たちと、ファッションを通じて、楽しくコミュニケーションをとる機会が増えた自分」でした!
(↓あきやさんの「一セットの服…」についてはこちら)



私の「一セットの服」の土台には、
自己評価の靴に「モードが好きだよ」
自己紹介のバッグに「ファッションが好きで、質のいいものを大事にしているよ、反骨心があるよ」
アクセサリーでは「可愛いものを愛でる心と繊細さ、クリエーターへの敬意が私のアイデンティティだよ」
というメッセージが込められていて、きっと饒舌に語ってくれることでしょう(本人がわりあい、人見知りな分を補ってる、ありがとう)。
(↓自己評価に繋がっていく靴の話)



おかげで、「それ、いいね!」という眼差しのおしゃれ好きたちや、いいモノとの出会いも引き寄せられている気がします。
ホームに滑り込んできた電車のガラスに映った人がふと目に入り、「私が好きなスタイルだ、いいね、おしゃれだね」と思ったら自分だった…くらいの感じが、とても望ましいと思うのですよ。


長年の推し、サクラヤマさんの前でこのお財布を使い、ご本人恥ずかしがらせてしまったハッピーな祭り、それが『デザビレ施設公開』!)


さて、すべてが上手くいったかのように見えますが、人生はそう簡単にはいかない。

「都市迷彩」スタイルで、悪目立ちせず実用的な服で社会に属している私は最近、まあロクな目にあっていません。
本業で転職して三年目、再びストイックに黙々と働いていたら、給料は上げないが経験は生かせと、ブラックな担当に回される。そこで同じ担当として苦楽を共にしていた同僚が渡航先の海外で失踪、人手不足になった途端に上司が御乱心、サイコ味を増しはじめてパワハラ、それにメンタルをやられたアルバイトさんが退職、さらに人手不足になる謎展開(人命も金銭も扱わない人畜無害系の職場、末端を担う小規模な私の人生にそんなドラマはいらない…とラップを歌いたくなる)

副業の子育てでも、いわゆる〇〇の壁だとか、PとTのAssociationな集まりだとか、ガンガンと壁にぶち当たり、なかなかに削られています。

隙あらばと削がれてゆく、自由と自我と私の時間。
本当の自分と社会に属するための自分、この二つのキャラを使い分けて、うまくやっているつもりだったけれど、ちょっと無理があるというか、限界が来ているのかもしれない…。
社会性のための人格が、本来の自分を覆い始めたら、危険信号じゃない?社会に属しても、隷属するのはやっぱり嫌だよね。
そこはファッションで考察しようじゃないか!
私が頭蓋骨に刻みたい言葉は迷わず「自由」なんだが、この生き方とこのファッションで、この先、悔いはないのか⁈

自分の人生に似合った服を着るのではなく、
理想の服に似合った人生を生きよう

(by jujube)

と思い始めた話の続きはまた今度。
ここから、私の中で二つに分かれたキャラクター、二つのファッション、二つのルールを融合させる物語が、始まるのかも知れません。自問自答したファッションのその先で。




次の旅に行ってきます✨またいい記事書きます。おもしろきこともなき世をおもしろく、が合言葉!