見出し画像

パズル73(2次小説:類つく)

12月に入り結婚式の準備も着々と進んでいた。
島には山間部に集落と海の周りには店などが並び類達の住んでいる丘の
麓に住居が並んでいる。その代表達が島役場に集まり…

島議員長「いよいよルーニー夫妻の結婚式まで10日と少し…みんな良く
頑張ってくれました。あの2人はまだ気づいていないとケビン君からも
連絡が来ています。当日は祝日扱いになるが島民はパレードに備えて
外出は避ける事をみんなに連絡して欲しい」

Y「結婚式は改装した教会で行うんですよね?見学はダメでしょうか?」
議員「OKにしたら大変な事になる!そのためにケビン君がパレードを
企画してくれたし島のケーブルTVで見れる場所も用意してくれる。
破ればパレードも無しだぞ!」
K「ルーニーのおかげでこの島はいろんな物が整備された。俺らは2人に
感謝しかないだろう?ずっとここで暮らしてもらえるようにしたい」
Y「そうだな。女王様もこの島に来たいと言って下さってるんだろう?」
議員「あぁ。結婚式にも参加したがっていたが我慢していただいている。」
K「彼らは母国を選ばすこの島に帰って来てくれた。島民を挙げてお祝い
しよう」

島民達も密かに盛り上がっていた…

病院では…
Dr「じゃぁご主人は結婚式には出席しないのかい?」
亜里沙「えぇ…でもロンドンまでは来てくれるので映像は観れるそうです。」
Dr妻「つくしに内緒で進めているから彼女に頼めないしねぇ…残念だわ」
亜里沙「先月、日本の空港で私を送ってくれてこっそり2人を見たんです。
それだけで幸せだと言っています。私だけ申し訳ないけど…」
Dr「きっともう少しで会えるようになると私は思うよ」
Dr妻「そうね。亜里沙、楽しみね」

アップスター社 社長室
ロン「ルーニーにはいつ話すの?まさか当日?」

ロンは心臓の手術に成功し今はロンドンでリハビリしながらケビンの仕事を
手伝っている。
ケビン「ルーニーには3日前に話すよ。ちょうどロンドンに来る用事があるんだ
その日には美作とつくしの家族が到着予定だから反対も出来ないさ」
ロン「それって桜子のアイデアでしょう?」
ケビン「あぁ彼女は絶対に敵に出来ない。彼女はあきらの事よりつくしが大事な
気がするよ。」
ロン「つくしの花嫁姿は綺麗だろうなぁ…楽しみ」

何も知らない2人は…
つくし「今日ね、町まで買い物に行ったの。いつの間にか道が舗装されてて
広くなってるのね。」
「そういえば観光客が増えるからいろいろ直してるらしいよ。メープルも
建築されるんだって」
つくし「そうなの?ちょっとイメージわかないわね…」
「島の自然とか島民の気持ちとかを大事にする企業しか国が許可しないから
メープルも他とは違う感じになるよ」
つくし「それなら良いけど…」
「山間部の反対側は今までお金がなくてジャングル状態だからそこを整備して
新しい町を作る計画らしいよ。島民の暮らしは守られるよ」
つくし「島のみんなが便利になれば良いね。
そういえば近々お祭りがあるらしいわ、子供達が言ってたの」
「へぇ〜クリスマスじゃないの?」
つくし「あ!そうね〜今年は早くから準備するのかしらね。」

そんな会話をしていました…

そして式まであと3日…
ロンドン

「今日は何の会議なの?島じゃぁダメって…」

ケビン「重要案件なんだよ、もうみんな集まってるから会議室に行こう」

ドアを開けると…あきらと総二郎が夫婦で座っていた

「あきら…総二郎…そろってどうしたの?」
あきら「明後日、島でお前達の結婚式を挙げるんだ。その為に来た」
総二郎「司は明日の夜には着くぜ、楓社長と翼はもうメープルにいる。」

驚く類に…
ケビン「内緒にしていてゴメン。これは島民からの願いなんだよ
みんなルーニーが島に残ってくれた事を感謝してる。二人を祝いたいって
島民の代表から相談されたんだ。」
桜子「私達も先輩の花嫁姿は見たいですわ」
ケビン「つくしのご両親も弟も喜んで来てくれてるよ」

「みんな…ありがと。わかった…
俺は何をすれば良いの?」

ケビンから当日の説明を受けるが…
「馬車に乗って島をパレード?それって拒否は…」
ロン「その日、島は祝日にして学校も休み。みんな張り切ってるよ
断ったら悲しむだろうなぁ…」

「わかったよ…近々お祭りがあるって言うのはこの事か…」
ケビン「あぁ 明日は飾り付けをするからつくしを外には出さないで欲しいって
頼まれてる。」
桜子「本当は先輩をお預かりしてピカピカに仕上げたいのですが無理なので
類さん、先輩がドレスを着れないなんて事のないようお願いします。
恥ずかしいのは先輩ですので」

変な念押しまでされて類は島に戻って行った

花より男子の類ファン、原作の切ない類を幸せにしたくて類スキ向けにお話を書き始めました。老化防止の為に妄想を巡らせるおばちゃんです。拙い文章ですが応援していただけると励みになります。よろしくお願いします