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久しぶりの、フイルム

7月下旬のアマゾン安売りデーにのせられて求めた「Kodak  Ektar H35」。手元に来たその日にフイルムを入れ撮影を開始。ところがそれが36枚撮だったため、シャッターを切れども切れども終わりがこない。仕上がりが見えない中、苦闘した三週間のお話。

無惨なり

現像から返ってきた写真を見ると、orz。
ほぼ、アンダーな仕上がり。晴れた日が少なく、室内でも撮影してたものだから、仕方ないっすね。フラッシュも近距離余のようで、5メートルも離れるともう届かない。キレイに撮れる条件はかなり狭そう。

初日の一枚

空のグラデーションがいいなぁ。
ざらざら加減もお好み。
でも、夕空は思ったより暗かったのね。

薄曇りの昼

一応、1.5m~のパンフォーカスなのだけど、解像するのは中央部のみ。電柱の上の方とか右下の生垣なんかはボケちゃってる。その分、はっきり写った中央に視線が行きやすくなるので、これはアリ。この癖を使いこなしていきたい。

期せずしてシンメトリー

天使の梯子を見つけて一枚。
デジカメで撮ると、空のトーンが飛んじゃうか、地面が黒く潰れちゃうかするはず。どちらをもそこそこ見られるようにしてくれてるのがフイルムのすごいところ。

今回唯一、適正露出で撮れたんじゃないか、という息子。
きちんと光があればキレイに撮れるんだね。
木陰でフラッシュ、距離1.5mほど。本当にスイートスポットが狭いねえ。
ゼイタクな使い方をするなら、二台体制にして、それぞれにISO100と800のフイルムを装填して使いたい。人間露出計が明るさによってカメラを使い分ければ、もう少し幸せになれるかも。

スマホでよくやる撮り方をやってみた。
シャッタスピードが1/100sec.なので流れがぶれていい感じ。ここでも、太陽周りの雲がトンを残しててくれてうれしい。フラッシュをたいたので、はねた水滴が玉ボケでイカス。

夏雲モクモク

ファインダーの視野率が70%なので、フイルムに写ってる30%はファインダーの外にある。なので、撮っているときは「この構図、迫力あるなー」なんて思ってても、実際は真ん中にこじんまりしていることが多い。まぁ、ファインダーはあくまでも被写体を探す(Find)ためのものだから、そこまで求めるのは酷というもの。

今回の仕上がり、総じて良かったです。でもアンダー多産なのは誤算。

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