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iPhone には撮れない写真

いや、撮れない、なんてタイトルで言っちゃったけど、タイトル写真はiPhoneで撮ってます。まぁ、普通には撮れない、ということで。

結論として、iPhoneでは、ピンボケの写真が撮れない。

うーん、正確ではないな。
風景写真などでは、アウトフォーカス(ピントが合ってない状態)にできない。
あ、基本的には、ね。
実際、わたしもあれやこれとやって撮ってますし。

こんな感じに、ですね

こんなボケボケの写真、何に使うんだ、とお叱りを受けそうです。
でもね、数ある写真の中に、たまにこういうカットが入ると奥行きとか深みが出るんですよ。はっきりしていないので、そこから何かを読み取ろうとしてしまう、考える余地を与えてくれる。

大袈裟に言えばロマン派の画家、ターナーの絵のようにも見えませんか?

「ノラム城、日の出」ジョセフ・ターナー

アウトフォーカスにすると画面上にディテールはなくなり、明るさと色彩だけが表されます。そこから何を見つけるのかは鑑賞者に委ねられるわけで、いわば撮影者との共同作業です。

まぁ、あからさまな写真ばかりを撮っていると、こんなゆるーい写真も撮ってみたくなるわけでして。

素敵な夕刻でした

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