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フィルムフィルムフイルム!

Amazonってば罪作りなもので、たまにタイムセールという名の安売りをします。そして律儀に知らせてくれるんですよね、いかがですか? って。そう言われればわたしも無碍にはできないんで、商品ページを見に行きます。そしたら、ポチってしまうわけですよ、高確率で。だいたい大谷選手の打率に迫ろうかという感じですかね。だいぶやられちゃってます、Amazonさんには。

Kodak EKTAR H35

今回の獲得物はコダック社のフイルムカメラ、エクターH35。

デザインはステキな感じですが、つくりはトイカメラですね。シャッタスピード、絞りは固定。暗いところではフラッシュ焚いてね。こんな構造でもきちんと写真になるのは、多少明るくても暗くても何とかしてくれる、フイルムの対応力のおかげ。なんて初心者にやさしいんだ(お財布にはきびしい、後述)。

内容物は、カメラ本体、リストストラップ、ケース代わりの巾着の3点。奥の黄色いカードは、取説のQRコードが記されてます。とことんコストダウンですねぇ。

H35の内部

裏蓋を開けてびっくりしたのは、わたしが知っているフイルムカメラと違い、パトローネ(フイルムが巻き入れられている容器)が右手側に入ること。言い換えれば、レンズを中心に180°回転させている構造に。なのでフイルムの巻き上げダイヤルが左下にあります。右手はシャッター、左手は巻き上げ、と役割分担できているのは理にかなってるのかも。

真ん中の縦長の長方形はフイルムが露光する範囲。横17ミリ、縦24ミリ。通常のサイズが横36ミリ、縦24ミリなので、半分の大きさなのがハーフサイズの名の由来です。横が2ミリ足りないのはコマの間の隙間に使われてます。

上部に覗き窓のファインダーがあります。まぁ、はっきり見えません。目の前の景色が1/3の大きさで見えます。ファインダーをのぞく位置によって見える範囲が変わってきます。構図をきっちりと合わせた写真なんか撮れません。それを望むのなら一眼レフを使うしかないですね。撮影者をとことん振り回すのがトイカメラです。

あ、ファインダー脇の赤いLEDはフラッシュの充電完了ランプです。

カメラ下面 三脚穴はなし

使用するのは単4電池。これはフラッシュ用なので入れなくても撮影はできます。見づらいですが、すぐ隣の黒いのが巻き戻しボタン。奥で見切れてるのが巻戻しノブ。これらを使って撮影後にフイルムをパトローネに巻入れます。

ここでどんな写真が撮れるのかお見せしたいところですが、すぐには無理そうかなぁ。ハーフサイズカメラに36枚撮フイルムを入れたので、72枚は撮らなきゃなりません。デジタルカメラと違ってフイルムカメラで72枚を撮るのは長い時間が必要です。
フイルム代、現像プリント代などで数千円かかるので、シャッターを切るにも覚悟が求められるので。「クショッ」というシャッター音がするたび50円がチャリーンと……

このお値段なら、お試しに買ってみて、フイルム2−3本撮ったらメルカリに出しちゃう、なんてこともできそう。何事も体験してみないとわからないことまありますからね。晩夏から紅葉の季節までと撮るものには事欠きません。ぜひぜひフイルムデビューを♡

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