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友人とのカメラ談義

旧知の友人S氏と夕食をとった。
息子に交換レンズを譲ってくれるというので、ついでに夕食でも、という流れで。
イタリアーンな食事の後、テーブルの上に黒い物体がゴソゴソと並べられていく。
家族連れが多いレストランに似合わない光景。

今回、譲り受けるのは
DA21mm
DA35mm
DA18-250mm
以前からウチにあったものも幾本かあり、結果、中学生にして10本の交換レンズを得たことになる。うらやましすぎるぞ息子よ!

なぜにこのようなことになってしまったかというと、わたしと友人はPENTAXのユーザーであったからだ。さらにさかのぼると、わたしの父もPENTAXを使っていた。世間から見ると、とてもマイナーなカメラを使っている、香ばしい仲間たちだ。

それだけに、話す内容は濃い。というか、友人S氏はアゴの下までPENTAXに使っており、私はいつも話の聞き手役になってしまう。

マグニファイアを探すのに2年かかった。このカメラの液晶画面は変態的な動きをする、あそこのリサイクルショップにお手頃なレンズが置いてある、モデル撮影をするならあそこに行くと格安にできる──などなど、興味がない人にはどーでもいい話だけど、私たちにとっては昼休みの教室の隅でする馬鹿話のようなもので、とっても大事なものだ。共通のコンテキストを持つもの同士、話に回りくどさがなくとても心地いい。

私は写真よりのスタンスで、S氏はカメラ好きというのも、いい関係性なのかも。がっぷり四つにならないからね。

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