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悲報! 世界は立体だった(´•ω•̥`)

ゴールデンウィークもほぼ終わり
今わたしはキーボードを叩いています

明日からは日常が帰ってきます
もうちょっとどこかに行っててくれてもいいのに

さて、本日な話題は立体写真です
タイトル写真を見てください
同じようなものが並んでいます

手前の生垣から奥にある青空と雲まで
様々なものが重なって写っています
でも、それぞれの前後関係はわかっても
距離感はわからないですよね
私たちの経験による推測で
「こんな感じかな」
と思う程度

ところが、特別な見方をすると
写真の中に世界が広がるんです

どのようにするかというと
右側の写真を右目で
左側の写真を左目で見るんです
かなり難しいとは思いますが
体得すると信じられないほどのリアリティーが得られます

例えば
ワイヤーフェンスと生垣は直交の関係
生垣の枝の一部がフェンスからこちらの飛び出している
中央の本殿と左の拝殿、その奥の建物が
文字どうり分離して見える
そして白い雲は遥か彼方に浮かんでいる
そんなふうに見えるんです

それは、左右のスピーカーから微妙に違った音を聞くことで
目の前に豊かな音の風景が感じられるステレオ音声のようなもの
実際、これらの写真のペアを「ステレオ写真」と称します

この写真だと
3本の足の位置関係
鐘状の部分の丸み
うさぎの手足
奥の林のもりもりとした感じ
それらが勝手に脳内で再生されるんですよ

こちらはかなり難しいかな
でも、できると画面内の葉っぱ一枚一枚が
ほんとうに分離し見えるし
埋もれていたウルシの小木がぴょこんと見えるし
立木の幹の前後関係がわかって
とっても奥行きが感じられるし
ほんといつまでも見てられます

ステレオ写真の歴史は古くて
約200年前には始まっています
日本では最後の将軍、徳川慶喜のステレオ写真が残っているそう

時代は下って1990年代に
コダック社から立体プリントのできる
レンズ付きフィルムが発売されていました
これは、観光地のお土産屋さんで売っている
表面が洗濯板のように凸凹している写真にプリントされ
そのまま簡単に立体に見えるものでした
価格が高かったためかすぐ消えましたがね

これらの流れが
現在のVRゴーグルにつながってくるんですね

皆さんもぜひ、この不思議な感じを体験してほしいな

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