#148:諸井誠著『交響曲名曲名盤100』
諸井誠著『交響曲名曲名盤100』(音楽之友社, 1979年)を読んだ。というか、35年ぶりくらいに読み直した。もうずいぶん昔に手放してしまっていたが、ふと思い立って、某密林サイトで探してみたら、頃合いの値段で中古品が出ていたので、改めて手に入れた。
本書は私にとっては思い出深い本である。中学2年生頃から、熱心なオーケストラ音楽のリスナーになっていった当時の私にとって、吉田秀和著『LP300選』(新潮文庫, 1981年)と並んで、本書は未知の曲を聞き進めるための、そして貴