#131:岡野憲一郎編著『臨床場面での自己開示と倫理 関係精神分析の展開』
岡野憲一郎編著『臨床場面での自己開示と倫理 関係精神分析の展開』(岩崎学術出版社, 2016年)を読んだ。本書は、同じ著者らによる『関係精神分析入門 治療体験のリアリティを求めて』(岩崎学術出版社, 2011年)の続編にあたる。
本書は5部構成で、中心になるのは、第2部「治療者の自己開示」、第3部「精神分析における現実」、第4部「精神分析における倫理」であり、それぞれのテーマについて複数(3〜4名ずつ)の著者の論考が並ぶ形になっている。こういう形で読むと、関係精神分析と