みんな自分を知ってもらいたい。

Sarahah って知っているだろうか、今爆発的人気を誇る新感覚のSNS である。
なにが新しいかといえば、このアプリではメッセージを特定の誰かに自分の名前を伏せて送ることができるのだ。送られてきた人のアクションといえばそれを見て自己肯定に満足するか、そのメッセージ(あるいは質問)に対してTwitterなどのSNS で自分の反応を示すか。
他の方法、使い方をしている人はいるだろうが、基本この2つ、ほとんどが後者になるだろう。
このSNSの特別な点としてはこの匿名性にあるのだという。

このアプリ、作られたのはサウジアラビア。
会社などで名前を出して答えるには憚れるような意見を会社に、上司に伝える事が出来るツールとして開発されたらしい。
Sarahah とはアラビア語で「正直」。
人は自分の名前を伏せれば正直になれるらしい。

最初はサウジアラビアを中心に中東で流行ったこのアプリも6月に英語に対応したことで10代に大きな支持を得ることとなる。
そしてその波はきちんと遅れて日本にも来たというのが今の状況。
わたしの周りのコミュニティにも数多くのユーザーがいる、これを書いている自分自身もその一人。

実際やってみると楽しい。
質問は人生相談のような重いものから好きなドーナツ、今朝食べた朝ごはんに至るまで。
誰だかわからないけれどメッセージの数だけ自分に興味を持ってくれていると思える、この気持ちにある種のノスタルジーを感じた。

それはプロフィール帳。
小学生のときにやりませんでした?そこの女子。
男からすればただ女の子が好きそうな一問一答形式で恋愛観について答えたり、好きなアーティスト、好きな食べ物、考えてみればめんどくさいもの。
でもなぜか答える。
なぜならその紙は相手からの興味として受け取るから。相手はそんな気持ちで渡してなくてももらった本人はまんざらでもなく、したこともない恋愛について語ったりする。
今考えてみるととても面白い。

Sarahah はそういう思い出もふと思い出すそんなアプリ。
匿名性が産む悪意もあるだろうしきっとこのアプリは長く息は続かないと思う
(これまでも実はあったこのような匿名メッセージアプリはいじめの温床にもなり得るためそういうことが出始めればすぐにアプリごとなくなるのが通例)
長く続いてもらうためにも送ろうとしてるこのメッセージは相手を幸せな気持ちにさせるかよく考えて、この興味のノスタルジーを楽しんでみてはいかがでしょう。

あ、これ、僕のアカウントです。笑
ochiaiyuki.sarahah.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?