推しへ。お誕生日おめでとう

私の人生最大の推し、古市左京様。本日はお誕生日おめでとうございます。

ここまで健康に生きていてくれること、愛する対象として美しく居続けてくれること、心から感謝しています。その生き様を、堂々と見せられるところも後ろめたい部分も、隠さず見せてくれること、本当に格好良いです。

『A3!』という作品の中で、最初はあなたが1番嫌いだった。これから応援したいと思っている劇団の1番の敵で、人の心はないのかとさえ思った。
でも違った。本当は大好きな劇団だったんだよね。

そんな劇団さえ潰そうとするほど目を背けていた、役者という夢。どんなに求めて足掻いても、叶わないと知ってた。それでも諦めたくなかった。自分には無理だと思った。
そんな葛藤も監督に全部ぶっ壊されて、半強制的に夢だと思っていた道に踏み込んでしまったのに、ここまでよく役者として堂々と生きてきてくれたね。色々思うところはあっただろうし、ストーリーに描かれていない小さな燻りとたくさん戦ってきたんだと思う。

それでも、自分の生きてきた道を活かし、自分の経験や考え方、ふるまい、すべてを持ってして表現しなければいけない芝居に向き合ってきた。初心者という事実を恥じず、貪欲に稽古してきた。その意志が素晴らしく、愛し、尊敬しています。

現実では、俳優だけで食べていける人なんてほんのひと握りだし、それを興行として成立させるなんて夢のまた夢の話。劇団が劇団として認められ、ファンもついて、チケットも充分に売れている状況は、あなたの功労のおかげと言って全く過言ではない。予算について考えるのって本当に大変なことだし、ましてや本業をしながらというには、相当な体力と、気力と、劇団への愛がないとできません。あなたのその愛情と熱量は劇団になくてはならないものです。

どうか、自分を誇ってほしい。自分を愛してほしい。誰よりも自分を優先し、労ってほしい。
実際には会うことも、この思いを伝えることさえもできないのかもしれない。それでも、あなたを愛しています。

ここまで深く推すことを教えてくれてありがとう。推しへの「尊い」という感情を教えてくれてありがとう。たくさんの友人への出会いをくれてありがとう。季節の移ろいを楽しみにさせてくれてありがとう。幸せな日々をありがとう。

どうかあなたの人生が、これからも豊かでありますように。

2023年11月23日
ちゃちゃ