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鍼灸師(はり師きゅう師)の仕事はしんどい・たいへん・やめておけと言われますが・・・

鍼灸師(はり師きゅう師)の仕事は、しんどい・たいへん・やめておけといった情報も結構あります。では、どうして鍼灸師(はり師きゅう師)の仕事は、しんどい・たいへん・やめておけと言われるのでしょうか。ここでは、鍼灸師(はり師きゅう師)の1日の仕事内容や流れについて説明します。

鍼灸師(はり師きゅう師)は、患者さんがなぜ不調を感じているのかをカウンセリングと触診により読み取ります。患者さんとコミュニケーションを取りながら行うカウンセリングは、いろんな患者さんと相対するため、知識だけでは乗り切れません。知識に加え、経験やスキル、更にコミュニケーション能力が求められるカウンセリングは、想像よりたいへんな仕事となります。

コミュニケーション能力がない方は、カウンセリングを負担に感じることがあると思います。特に、体の不調や生活習慣は、患者さんのプライベートと密接に関わっています。よって、カウンセリングに抵抗感を示す患者さんも少なくありません。そこに踏み込むには、患者さんとの間に信頼関係を築くことが大切です。仕事とはいえ、プライベートに踏み込むことにためらいを感じることも多いでしょう。それでも、患者さんの悩みや症状に寄り添って、しっかりと話を引き出す必要があります。

治療院で働く鍼灸師(はり師きゅう師)の1日の流れの例については、次のとおりです。

① 出勤
② 清掃・ミーティング
③ 診療
④ 昼休憩
⑤ 診療
⑥ 清掃・ミーティング
⑦ 退勤

出勤したらまず清掃を開始し、スタッフが集まりしだいミーティングを行います。診療時間になったら、患者さんへの対応が始まります。患者さんとコミュニケーションを取りながら話をよく聞き、治療方針を決めて治療を行います。治療後にはカルテに、患者さんの症状や行った治療について記録します。

昼休憩を取り、その後再び診療が始まります。忙しい治療院では、診療時間終了間際まで患者さんが途切れず訪れます。診療時間が終わったら、清掃してミーティングを行います。鍼灸師(はり師きゅう師)は、1日中といってもよいくらい体を動かし続けている仕事なので、体力が必要となります。

患者さんが途切れないような鍼灸師(はり師きゅう師)として活躍したいのなら、常にスキルとコミュニケーション能力を高める努力が必要となります。その条件は、「患者さんのニーズに応えられる技術力」と「コミュニケーション能力」の2つだと思います。

鍼灸師(はり師きゅう師)の仕事は、確かに体力が必要です。コミュニケーション能力も求められるため、心身ともにしんどいと感じることもあるでしょう。また、社会的に治療院のニーズは増していますが、一方で競合他社も増えている状況です。よって、独立開業しても経営が思うようにいかないことも予想されます。鍼灸師(はり師きゅう師)はやめておけという方は、このような鍼灸師(はり師きゅう師)の実態を知ったうえでアドバイスしているのでしょう。

しかし、近年では独立開業だけではなく、介護施設や医療施設での勤務等キャリアの幅が広がっています。また、技術職の仕事である鍼灸師(はり師きゅう師)は、その専門性を高めてスペシャリストとして活躍することも可能です。更に、スキルや資格の組み合わせしだいで、キャリアの幅も広げられます。独自のサービスを開発できれば、長きに渡って活躍できる鍼灸師(はり師きゅう師)になることも夢ではありません。

鍼灸師(はり師きゅう師)の仕事は、しんどい・たいへん・やめておけと言われることもありますが、近年では介護や美容の分野にもニーズがあり、様々なキャリアが用意されています。鍼灸師(はり師きゅう師)の仕事は、しんどい・たいへん・やめておけと思うか思わないか、そうなるかならないかは、あなたの考え方・頑張り方しだいではないでしょうか。

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