Treg誘導の罠2 by鹿先生

以前書いた1メチルシュードウリジンでTreg誘導してるという話の続きを🦌先生が動画あげてくれているのでその関連の話。


紹介されてる論文はこちら。

IL-10が高いことについて論文では実験的ミスのようなことを書いているが…想像だけど、IL-10やTregは3日よりもっと前から上がってると思う。

前回紹介されていたビオンテック社のEAE(実験的自己免疫性脳脊髄炎)に対する1メチルシュウドウリジンmRNAによる実験論文の図から。

https://www.seanet.com/~ejohnson/files/thisisms-shared/mRNA_vaccine_for_MS-Krienke.pdf

7日目と10日目に投与。これはIL-10でもTregの値でもないけど要はEAE(実験的自己免疫性脳脊髄炎)のスコアが2回目から即座に立ち上がって3日後にはピークに近い。値になっていることに注目。
これ立ち上がりが抑えられるのは抑制が働いたからでは?
という安易な感想。


インターロイキン、インターフェロンについても少し書こうと思ったけど動画内で概要教えてくれてるので周辺知識を深めるのに有効そうなリンクを張っていく


INF-γやIL-*の抑制と活性の関係性が分かりやすい図があるのは次のリンク先

IL-4やIL-10の産生が盛んな状況では、細胞性免疫が抑制され、リステリアや癩菌(らい菌:ハンセン病の原因細菌)の感染が、重症化する。

など関連しそうな事も書いてる。このページ10年以上前に書かれてるんだよね。

マージした関連図

IL-10を欠損させた場合にどうなるかの示唆
もしINF-γやIL-2や4や8が活性化されても何らかの個体的要因でIL-10やTreg誘導がうまく働かなければ?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?