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【編入体験記】 福井大学工学部 機械・システム工学科 3年次編入学試験

みなさんこんにちは。いちのすけです。お久しぶりです。

今回はタイトルにある通り、福井大学工学部の編入試験を受けた感想や、そもそも受験についてやってきたことなどをお話ししていきます。

結論から言うと、無事合格していました。

それでは早速参りましょう。


1. 筆者の諸々

成績

まず、筆者が福井大学に送りつけた成績を紹介します。

全体順位:110/200
学科順位:40/60
GPA:3.0 (平均点:80点)

ということで、成績は結構よろしくないです。当然ながら推薦は取れなかったので、最初から一般で受ける覚悟をしていました。

受験勉強

受験勉強ですが、筆者が受けた学科では数学の筆記試験が行われるとのことだったので、編入数学を重点的に行いました。

使用したテキストは主に、以下二冊のテキストです。

金子書房 大学編入試験対策 編入数学徹底研究
金子書房 大学編入試験対策 編入数学過去問特訓

金子書房が出版している「大学編入試験対策」シリーズは有名ですが、特にこの二冊はおすすめです。

徹底研究は、基本的に1ページ1項目というレイアウトでとてもみやすいですし、過去問特訓は、公立から旧帝大まで幅広い大学の過去問を難易度に分けて紹介しています。

この二冊をマスターすれば、編入数学は完璧と言っても過言ではないと思います。

筆者の場合、成績は悪くても数学はとても好きだったので、楽しく勉強できました。

面接

面接の練習ですが、これは担任の先生にめちゃくちゃお世話になりました。

4,5回くらい学校で面接の練習を行なって、先生の力も借りながら自分なりに改善していきました。

筆者は勉強がイマイチでも、文化祭でバンド演奏やDJをやってたり、意外にも図書委員長をやってたり、こういうブログや数学を教えるウェブサイトなどなど、幅広くやってます。

そういう武器を使えたのもあり、話す内容には全く困らなかったです。先生にもそこはめっちゃ褒められました。

あと元々、筆者が人と話すことが好きだったのもあって、特に苦労したことはなかったです。

TOEIC

結果的にTOEICのスコアは使いませんでしたが、併願校などの兼ね合いで一応何回か受けにいきました。

最終スコアは610点と、一応人権ライン。

銀のフレーズという単語帳をそこそこやって、TOEICの勉強はほとんどしてないです。

併願校

埼玉大学工学部の機械工学・システムデザイン学科を受験しました。

手応えは十分だったけど、あえなく不合格。これを福井大学の合格発表前に知ったので、福井大学の合格発表までの日々は絶望に満ちていました。

受験はしてないけど、島根大学総合理工学部の機械・電気電子工学科も候補として視野に入れていました。

2. 試験当日

前日

試験は7/8(土)。福井ということもあって前日入りしました。

前日はホテルから大学への経路を確認したり、移動中はゲームしたり、部屋でちょっとだけ勉強したり、気ままに過ごしていました。

勉強しても今更頭に入るわけないと、自分の頭に諦めと謎の自信を持って、当日に向けて早めに寝ました。

本番

そして当日。朝のえちぜん鉄道三国芦原線には、いかにも編入試験を受けにきたと思われる同年代の男子が何人かいました。

大学に到着して、控え室のような場所で待機。ここが試験会場だと思っていたら、しばらくして係の人が案内するということで別の棟の教室に移動しました。

数学

またしばらくして、試験官の人が試験の諸注意などを淡々と説明してから、ようやっと数学の筆記試験。これは傾向通りかつ問題の難易度がそこまで高くなかったので、8,9割は取れている感じがしました。

ただ、途中でめっちゃお花を摘みにいきたかったので、試験管の人にお手洗いの場所を教えてもらいました。

「行列の問題が一つ解けてないな〜まあいいか〜」と思って席に戻ったら、解答を続けても良いと言われたので、めっちゃびっくりしました。

普通、途中退室すると問題の解答はそこで終了になるはずですが、福井大学はめちゃくちゃ優しい。ありがとうございます。

これのおかげで見直しもできて、十分に力を出しきれました。

面接

数学の試験終了後、少し休憩を挟んでから面接の説明を受け、そこからしばらく待機。

筆者は不運なことに、希望コースであるロボティクスコースの中のトップバッターでした。本当に怖かったよ。まじで。

ドギマギしながら面接室に入り、諸々の所作を済ませ、面接が始まりました。

面接官は3人で、中央がおそらくめっちゃ偉い人、左右も教授っぽい人のよくある構成。印象としてはまず中央がめっちゃ温厚で、左が普通、右が若干鋭い感じでした。

まず、志望理由や卒業研究、大学でやりたいことなど、ありがちな質問は事前準備もあってスムーズに受け答えできました。

また、大学でやりたい研究についてを深掘りされましたが、なんとかそれっぽいことを言って場を切り抜けました。咄嗟に何かしら話せる能力は、案外大事かもしれない。

あと「ドラムを15年続けている」と話したら、そこも結構突っ込まれたというか、驚かれました。個人的にはもう少し違う部分を振って欲しかったけども。

でも今思うと、音楽にステータスを振っている学生も珍しいんだと思います。今の工学では芸術的なセンスも求められているということもあり、時代が少し味方してくれたかも。

終了後

なんやかんやで手応えぼちぼちな面接は終了。レンタカーを借りていた両親に大学まで来てもらい、三国港付近の定食屋で昼食を食べにいきました。

そのあとは東尋坊(ヘッダー画像の場所)に行って、色々回ってたら意外と時間が無かったので、早々に帰路につきました。

特急1時間+新幹線3時間+特急1時間で計5時間かけて我が家に到着。帰路は寝てるかモンハンしてるかでほとんどまとまった記憶がありませんが、新幹線のアイスがめっちゃ硬かったことは鮮明に覚えています。

3. 未来の編入生へ

兎にも角にも、推薦が取れるなら推薦で受けた方が絶対に楽ができます。というか推薦でダメでも一般で同じ大学を受け直せるので、推薦はとっておくべきです。

でも、筆者の成績を見てもらえばわかると思いますが、この成績であっても大学編入できちゃいます。自信持ってください。案外余裕です。

ただ、勉強のできるできないに問わず、勉強以外で色々やっておいたほうがいいです。ことに何かしらの成果を出しておいたほうが、面接のタネにできます。

どこの編入試験でも面接は受けるし、最近は面接のみという大学も増えてきています。高専生だから勉強はできて当たり前だよね?というスタンスでくるっぽいです。

もちろん勉強は大事ですが、興味を持ったらなんでもやってみる精神も大事だと、筆者はしみじみ思います。

ということで、みんな音楽やろうぜ!

以上です。

最後まで見てくださり、ありがとうございました。







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