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【いよいよ明日投開票】参院選の終盤情勢・解説・見所紹介!!(スペース代替)

 安倍晋三元総理大臣が男に襲撃され、亡くなられました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
安倍元総理は「日本を取り戻す」のスローガンの元、アベノミクスをはじめとする各種政策の実行そして力強い外交政策で、諸外国との関係強化や各国首脳との絆を築かれる等多くの実績を残されました。これらは全て、日本の国益に叶うものでもあり、我が国を成長させる上で大きな功績になりました。本当にありがとうございました。

安倍総理死去にあたり(おちゃ)

 7月8日、9日と参議院選挙終盤情勢解説に関するインターネット配信(スペースもしくはツイキャス)を実施する予定でしたが、安倍元総理の死去が私自身相当ショックを受けたこと等を理由に中止とさせて頂きました。毎回、告知なしにも関わらず200人以上の方に足を運んで頂いていたこともあり、楽しみにして頂いていた方も多くおられると思います。そのような中、このような決断をしたことに対しお詫び申し上げます、

 今回、その代替措置ということでスペースで話そうと考えていた事をnoteを活用して発信をさせて頂くことを決めました。もちろん、本記事は広く見て頂きたい為に、誰でも見れる無料記事とさせてもらいたいと思います。書けるところまで書きました、どうぞ最後までご覧くださいませ。

1、終盤に差し掛かり激戦区で異変?注目複数区の行方にも注目

 選挙戦終盤に差し掛かり注目激戦区での情勢変化や、一見無風区が激戦区と化するなどの変化が生じている。代表的なのは複数区では、京都選挙区、愛知選挙区、東京選挙区。また、一人区では宮崎県選挙区、奈良選挙区、福井選挙区などだ。その中でも特に注目される選挙区をピックアップした。順を追って見ていこう。

【京都選挙区】 定数2

JX通信当選確率シュミレーター

 複数区で情勢調査により順位が異なり、誰が当選してもおかしくない当に「最激戦区」と言ってもいいのが京都選挙区である。自民党新人の吉井氏、立憲民主党現職の福山氏、日本維新の会新人の楠井氏の3氏が横一線のまま選挙戦最終盤を迎えた。

 自民党は、引退する二之湯氏の後継として元京都市議の吉井氏を擁立。当初は安定した組織戦を展開し1位当選かと言われていたが、参院選告示前後より情勢が激変。支持が伸びず立憲や維新の候補と横一線の戦いを強いられている。
 当初安泰と言われていた吉井氏が苦戦する大きな理由は、連立を組む公明党支持層の動向が挙げられる。マスコミ等全ての情勢調査で統一し言える事であるが、公明党の支持層の3〜4割程度が維新の楠井氏に流れており、公明票を吉井がまとめられていないことが背景にある。同党は京都府内で10万票程度を持っているとされ、支持層の動向は当落を大きく左右しなねない。
 対する立憲民主党は、現職で党の幹事長を務めたベテランの福山氏の再選を目指し尽力する。福山氏は無党派層から最も支持が厚く、JXの最終盤情勢分析によると、4割近くから支持を集めている。
 
 初の議席獲得を目指す日本維新の会は、元大阪ガス職員の楠井氏を擁立している。同党は京都を最最最最重点区と位置付けており、党の2枚看板である松井代表と吉村副代表が連日京都入りし支持拡大を目指している。また、楠井氏は国民民主党からの推薦があり、同党府連会長の前原誠司氏から全面的な支持を受ける。

 楠井氏の支えとなっているのは前原氏だけではない。府北部の舞鶴市等を地盤とする元衆院議員の井上一徳氏が維新の全国比例から出馬。井上氏の地盤地域周囲は京都2区域と共に楠井氏の支持が比較的高く出ていることが特徴的と言える。

3党が総力戦で挑む京都選挙区。情勢も混沌としているだけにどのような結果となるのか注目だ。

【愛知選挙区】 定数4

 定数4を争う愛知県選挙区は、定数が3から4に増加して以降の2回とも与党2議席、民主党系候補が2議席を確保していた。しかし、今回は日本維新の会が参戦し情勢が一変した。

 自民党現職の藤川氏、立憲現職の斎藤氏が大きくリードしており当選が堅い。公明党の里見氏も、同党の機関紙である公明新聞で「情勢危し」と報道されるなどしていたが危機は脱し当選ラインに届きそうだ。では残る1議席はどうか。

 愛知県選挙区の見所は、残る1議席を維新新人の広沢氏が議席を獲得するのか、国民現職の伊藤氏が議席を守り抜くのかである。広沢氏は高い維新支持率と、後方支援する河村たかし氏(名古屋市長)率いる減税日本の組織的な活動で当初は逃げ切ると言われていた。しかし、終盤戦に入り、国民民主党の現職の伊藤氏が急浮上。伊藤は無党派層や若年層から支持があり、比較的勢いがあるかという印象。いずれにしても各社情勢調査では広沢と伊藤に1ポイント程度の差しか生まれておらず、どちらが勝利してもおかしくはないだろう。

【東京選挙区】 定数6

 東京選挙区は、全国最多の6議席を争う激戦区と化している。ただ6議席中上位5議席はほぼ決まったと言ってもいいだろう。各種情勢調査によると、自民党現職の朝日健太郎氏、新人の生稲氏は支持層を固め先行。立憲現職の蓮舫氏も高い知名度を生かし優勢、公明党現職の竹谷、共産党現職の山添も高い支持を得て当選の可能性が高い。

 注目は6議席目の争いだ。れいわの山本太郎代表と維新の会の海老沢、ファーストの会代表の荒木、立憲民主党の松尾が横一線で争う展開。各社情勢はれいわの山本太郎がややリードだが、東京選挙区での勝敗を大きく左右する無党派層の動向が未だ見えない為、情勢は極めて流動的だ。

【奈良県選挙区】 定数1

当選確率シュミレーターでは、圧倒的佐藤だが情勢調査では5%程度しか佐藤と中川の開きがない。結果は如何に。

 比較的保守的な地域とされる奈良県選挙区は1人区。これまで自民党の現職が議席を守り抜いてきたものの、情勢が一変。自民党現職の佐藤氏と維新の新人中川氏が横一線の争いを繰り広げている。

 奈良県が接戦区と化した背景には、中川が急速に支持を拡大したことが主な要因として挙げられる。JX通信によると、中川氏は日本維新の会支持層を固めている他に自民党支持層や無党派層へ浸透しているとのことだ。また、維新は県北部の生駒市や奈良市で自民党を上回る比例代表の票を獲得(2021衆院選)するなどしており奈良県での勢いが増している印象がある。

2、比例代表では立憲と維新が野党第一党争う。新興政党・参政党も議席獲得へ

 定数50を争う全国比例区では、自民党が改選前の19議席を減らす可能性があるものの比例第1党は確実、16〜19議席(朝日情勢等)の幅内で議席を獲得すると見られている。また、連立パートナーの公明党は支持母体の創価学会がフル稼働し、目標としていた7議席に届く公算だ。これにより、自民公明両党の与党で、比例議席の過半数に当たる25議席に届く可能性が極めて高いと見られている。

 野党間では熾烈な争いが繰り広げられている。立憲民主党は、改選前の7議席の死守及び議席増に向けて尽力するが支持が広がっていない。要因としては、政権批判層が維新の会等の他党に分散し受け皿になり得ていないことが挙げられている。各種情勢調査の議席獲得予想幅は、6議席から9議席の間となっている。

 一方、野党第一党を目指す日本維新の会は想定より支持が広がっていないものの一定の勢いがあり、比例区での野党第一党の座を獲得す可能性が高まってきている。近畿圏では大阪、兵庫、奈良県で比例得票が自民党を抜き第1党になる可能性が高いほか、各地で一定の地盤を持つ地方議員や、猪瀬直樹元東京都知事などの著名人を積極的に比例区で擁立したことが票の上積みに関してプラスに作用している。各種情勢調査の予想獲得議席幅は6〜9議席となっている。

 国民民主党は、終盤に差し掛かり支持を広げてきている。特に若年層からの支持が比較的高い。しかし、至上命題とされている同党から出馬している労組系候補の4氏の全員当選は微妙な情勢となっている。玉木代表が首都圏を中心に応援に入り、比例票の底上げを目指す。各種情勢調査の予想幅は2〜4議席となっている。

 共産党は、改選議席の5議席の維持は難しくなっている。各種情勢調査の予想幅は3〜4議席程度となっている。
 
 れいわ新選組は2議席程度を獲得する予想が大半だ。1議席目は比例特定枠第一位の天畠氏に議席が割り振られる。

 社民党は、政党要件の2%の獲得及び比例で1議席の獲得は微妙な情勢だ。NHK党はYouTuberのガーシーの出馬により若者を中心に支持を集めており、1議席に届くかどうか。また、今回初参戦の政治団体・参政党は1議席を既に固めており、2議席目到達を伺う情勢となっており、国政政党化は確実と言えるだろう。参政党の躍進については、情勢調査の精度が極めて高い朝日新聞やJX通信等でも指摘されている。

 終盤情勢の解説や見所紹介記事は以上になります。参院選は明日、7月10日。皆様ぜひ投票所へ!!最後までご覧いただきありがとうございました。

また、日本全国の情勢を詳しく把握したい方はこちらの記事もぜひご購読下さい!大好評記事となっております。


参考webページ、調査等


・NewsDigest 2022参院選当選確率シュミレーターhttps://election2022.newsdigest.jp/prediction
・激戦区の終盤情勢① 奈良・宮崎=JX通信社 参院選終盤情勢調査
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20220707-00304578
・激戦区の終盤情勢② 愛知・京都・福井=JX通信社 参院選終盤情勢調査
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20220708-00304749)
 ・朝日新聞 終盤情勢調査
https://digital.asahi.com/articles/ASQ7562P1Q6ZUZPS003.html
・【瞬時更新】参院選・最終盤情勢解説・分析note(Byおちゃ) 選挙区・比例区当落予想・激戦区解説・注目選挙区の情勢は?
https://note.com/ishin_ele_ocha/n/n6f6f387ce7b7

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