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NFTとトラックメイカー前編

こんにちは。

先に言っておくと自分はブロックチェーンについて全然の素人なので(多少教えてもらったことはありますが)詳しい話は出来なくて申し訳ないです。


NFTなるものを使って管理されたBeepleのデジタル作品が660万ドル(約7億500万円)で落札されたり、


アメリカのEDMアーティスト、3LAUのアルバムがNFTとしてオークションにかけられ、360万ドル(約3.8億円)で落札されたり、

(上位33名には特別な報酬や実物のレコードが送られ、1位の人は3LAUと一緒に曲を制作し、それを1つのNFTにする権利、つまり3LAUと一緒に、世界に1つしかない曲を作る権利が与えられるようです)


なんか意味わからない額が突然ドカドカ動いててちょっと怖さすら感じますね。


このNFT(Non-Fungible Token)というものについて、なんかわからんけど自分もなんかやっといたほうがいいやつ?そもそもNFTてブロックチェーンの何かなの?何?となっている人も多くおられるかと思います。

そこで、結局まあ海外は進んでるな~で調べることをやめてしまう場合もあると思いますが、個人的にはそれってもったいないんじゃないかなあと思っています。なぜなら、ブロックチェーンは有名人に限らない数多くのアーティスト(とそのファン)にとって、今とても身近な技術になりつつあるからです。

後編にて詳しく言及するAudiusなどはかなりいい感じのとこまで来ているブロックチェーンを利用した音楽プラットフォームですし(自分は登録だけして使ってませんが、、)、色々なアーティストがこぞってやっているPatreon的な定額クラウドファンディング系のサービスにも、ブロックチェーンを利用したものが出来つつあります。

なので頑張ってブロックチェーンアレルギーを直しましょう。多分いいことがあります。


NFTってなんや

まず有識者にとっては常識過ぎるところから説明しますが、NFT(Non-Fungible Token)は、ブロックチェーン技術における用語です。

で、ほんとに何も知らないと勘違いするのですが、そのブロックチェーンとやらは、必ずしもブロックチェーン=仮想通貨をあれこれするやつというわけではないのです。(最初は自分もブロックチェーンって仮想通貨の総称?くらいにしか思ってませんでした)

通貨(Fungible:代替可能なもの)じゃなくて、一点モノ(Non-Fungible:代替不可能なもの)のデータを、ブロックチェーンの技術で扱うときに利用するのがNFTです。

NFTを使ったコンテンツとして有名なのがCryptoKittiesという仮想の仔猫育成ゲームです。このゲームは仔猫ごとに差があることが重要なので、仔猫のデータがNFTとして扱われています。

NFTのTはトークン(Token)ですが、トークンは、おのおののブロックチェーン上で発行され、そのブロックチェーン上で通用する「なにか」のことを総称して指します(デカい)。CryptoKittiesは仔猫(の遺伝子情報)をトークンとして扱っていますが、もちろん他のブロックチェーンではほかのものがトークンとして扱われます。


というところまで説明したうえで、下のサイトの「デジタルデータの革命到来、 NFT(ノンファンジブル・トークン)とは何か?」、「10分で分かるNFT(Non-fungible token)」をぜひ読んでみてください。かなり分かりやすいです。

https://www.neweconomy.jp/features/nft/91245

https://hashhub-research.com/articles/2020-03-01-nft-in-10-minutes

代替可能か不可能かを決めるのは、その時々のユーザーによるという話はなるほどと思いました。CDにシリアルナンバーが割り振ってあって、全部同じ内容だけど1番目のは他より価値が高い、、的なことが起きるのが現実世界ですもんね。


ブロックチェーンは、名前の通りにとあるデータ(取引履歴とかいろいろ)が格納されたブロックが、チェーンのように全部連ねて管理されているもののことを言います。この仕様のおかげで、チェーンの一部だけ別のものにしようとしたらチェーンがちぎれてすぐバレるザマスねっていう具合に、なかなか改ざんができないようになっています。

なんかブロックチェーンと聞くといっぱいのパソコンが線でバァーっとつながっているイメージを想像しますが、それよりかはむしろ南京玉すだれみたいなののほうがブロックチェーンです。

違ってたらすみません。

猫のアレことCryptoKittiesは、Ethereum(イーサリアム)というブロックチェーンを使っており、トークンはその中のERC721という規格を使っています。


ちなみに自分がブロックチェーンに関心を持ち始めたのは、美術手帖2018年12月号のブロックチェーン特集を読んだ時くらいからなのですが、

その頃は確かにブロックチェーン、まだ自分の活動とはあまり関係ない技術だと思ってました。

2019年の1月にはMaltine Recordsも、原盤権をNFTとして抽選者に配布する試みをやっていましたが、今でもまだそういう試みは一般的ではないですよね。

でもなんかやりたい、ここまで知ってしまったらやりたくなるのがアーティストってもんですわ


うさんくさくない立ち回り(次回)

以上を踏まえた上で、時代はNFTだ!新しい音楽産業の時代!とTwitterで言うだけマンにならないように、実際の活動でどうやったら"そのへん"の技術をさりげなく取り入れることができそうかを考えていく必要があると思います。

次回はそのあたりの参考になりそうなことを備忘録的に書いていきます。気になる方は次回もチェックしていただけるとありがたいです!



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