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◆私たちの強みを考える

前回の「外食コンサルってなんだろう」では、

「理念にもとづいてブレない」

「自分たちの強みにフォーカスする」


ことが大事と考えている、というお話をしました。

では、オセアニックエージェントの「強み」は何か?
ということを、今回は考えてみます。

私たちの得意ゾーンはずばり、

「ブランディング」

です。

さらに具体的に言えば、

大ヒットで一世風靡することより、
コアなファンをつけて100年愛されるブランドづくり
を目指しています。

◆具体的にはどんなこと?

具体例としては、
私たちのグループであるFUNGOの店舗を見ていただけると
分かりやすいかもしれません。

例えば、三宿のFUNGO

現在26年目を迎え、近隣の方々や、
世田谷公園で遊ぶ方々に永く愛されています。

先日のdancyu7月号では、
「グルメバーガー御三家」などと
取り上げていただきましたが、
一世風靡するような大ヒットというよりは、
代表の関が「こんなバーガー店があったらいいな」と具現化したお店に、
その雰囲気に共感していただいたファンをじわじわと増やし
結果御三家と言われるようなベテランの立ち位置まで
上り詰めることが出来ています。


また、代官山「酒 秀治郎」も、
まだ生み出してから日は浅いですが、
かなりのコアなファンを生み出し、
愛されている店舗です。

ここは、
「日本酒好きの、日本酒好きによる、日本酒好きのためのお店」
をコンセプトに、
紹介制という形を取り、慌てずじっくりと、
お客様とお店とで対話しながら、
ともにお店を作り上げてきました。

結果、常連様は、なかば自分のお店のように、
大切な人だけに秀治郎を紹介いただく

というような状況が生まれています。

そして、現在11店舗になっている、
「Granny Smith Apple Pie & Coffee のブランディングもしかりです。

100年前にも、100年後にあってもおかしくないブランド

をイメージして、
普遍的に世界各国で人気のあるアップルパイを専門とした
お店を作りました。

商品的には、すでに世にたくさんあり、画期的な商品ではなく、
一世風靡するような短期的な大ヒットをしたわけでもありません。

ブランドストーリーやロゴデザイン、店舗デザイン、
包材ひとつまでに自分たちの世界観を大事にして

ブランドを作り上げて、10年で11店舗と、
こちらもじっくりと、着実にコアなファンを作り、
100年愛されるブランドに向けて成長を続けています。

◆私たちの強みを生かす

このように、じっくりと愛され続いていくブランドづくり、を
オセアニックエージェントの強みとして、
提供していきたいと考えています。

このことが、私たちのミッションである、
「日本の食文化をずっと豊かに、食に関わる人をもっと豊かに」
にもつながると確信しています。

そしてこれらの私たちの得意スキルは、
外食の店舗プロデュースはもちろんですが、
テイクアウト専門の中食や、食品メーカーの商品づくりにも
活かせるのではないかと思っています。

実際に実験的に取り組んでいることもあるので、
それはまた今度ご紹介しようと思います。

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