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白桃茶と紫陽花

6月が終わっちゃったー…。ということは2021年も半分終わり。そして私の留学期間も残り1ヶ月。終わっていく季節です。寂しいような、ちゃんと平行して歩みを進めているような、不思議な、微妙な感覚です。

留学中は帰国後、未来の話をする機会が多いので、いつもちょっと先を見据えている生活をしている気がする。だから反動で突発的な事をしたくなるのかも。とりあえず友達に電話をかけてみたり、ちょっと高い買い物をしてみたり、ルームメイトちゃんといきなり深い話をチーズパーティしながらしたり。

ただ私の基盤って多分結構不安定で、その上に器用にもバランスしている色々が存在しているイメージ、感覚を時たま思い出す。突発的な事は基盤を大きく揺りうごかすから、波紋がいっぱい広がっていく感じ。凪いだ海に浮かんでいる塔、というイメージが一番しっくり来る。

何が言いたいかっていうと、状況的に遠くを見る事が多くても、きちんと傍にあるものを見る事も大事っていう事です。(雑なまとめ)

気分が落ち込んでいる時には決断はしない。数年前に誰かに聞いて、大事にしている考えです。柔らかな、心安らぐ空間に身を浸して、自分の心が穏やかに波打つまで時を待とう。



Royal Post from England, week 6 

イギリス備忘録。
最近日記をしばらくつけられていなくて、だけど私にとって忘れたくない事を綴っておくってそれだけで「忘れる」ではなく「仕舞っておく」に再分類できるから。

❇︎時間の感覚が薄いイギリス人
20分遅れ位なら「遅れる」の範疇に入らないイギリス人。14時から17時を「ティータイム」と呼んであまり区別しない人も。それでも相手を待たせることに関して罪悪感は感じるようで、会った時にしっかりと謝って、謎の贖罪もしてくれるので、時間の感覚がないのと人を悲しませるのが嫌、という生き方の共存は大変だな…と他人事ながら思っています。

びっくりしたのは空港でさえもこの感覚の薄さがちょっと存命しているので、離陸予定時間45分前にいきなり急ピッチでチェックインを済まされた時。意外となんとかしちゃう底力をみんな持っているから、特に危機感を持たれないんだろうな…。

❇︎道端の人とセッション
スコットランドに行った時見かけた光景。3人で始まったジャズセッションが、1人、1人と増えていって、最終的には歌手もペアダンスを踊る人もいた。その日は珍しく終日暖かくて、太陽も輝いていた。その、偶然で成り立った素敵な光景をみんなが見守っていて、良い時間の使い方だな、と思った。

❇︎マネキンのコーデがタイプなスコットランド
個人的な話。チェックとカシミアとタータンコートが名産のこの土地らしく、ブティックのマネキンも基本トラッドなスタイルを身にまとっている。今は夏目前だから、買う気は起きなかったけど、好きだな〜タイプだな〜とウィンドウショッピングがひたすら楽しかったです。

❇︎城下町、なエディンバラ
スコットランドの話しかしていないやん、というツッコミは受け付けます。最近初めてスコットランドに行ったからやっぱり新鮮さが違うんですよ。

エディンバラはイギリス領の中でも珍しくかなり「城下町」の風景を現代まで残している場所です。アサシンクリードの世界。因みにドラクエのモデル。大聖堂ではドラクエの大聖堂で流れるような音楽がひっそりと聞こえます。友達は「ディストピア感」と表していました。そんな感じで、「ちょっと終わっている世界」と現代の、人が住む街としての機能性の両面を抱えた面白い風景の場所。

せまーい路地が多くて、高低差がかなり激しくて、三日月形(crescentと呼ばれています)の街路が多い。どこからでもお城が見える。塀がえぐい高くて、私の身長だと背伸びしないと向こう側が見えない。街中にいきなり広大な墓地があったり、謎の茂みに道を阻まれて徒歩でもあり得ないほどの行き止まりが存在する。そんなだからGoogleマップはぜんっぜんアテにならないけど、表情が濃い街なので何回か彷徨っていると地図が頭の中に出来上がっていく。全体的にちょっと暗めの、燻んだ色合いの街。エディンバラ。

❇︎緑茶と思わなければ美味しい飲み物たち
最後はちょっとギャグ。笑 イギリスには「グリーンティー」と銘打っているものがいくつか存在する。とりあえず私が知っている限り、本当に緑茶なものは1つも存在しない。別の飲み物、と割り切って飲むと普通に美味しいです。私はピーチグリーンティが特に好き。



留学中は毎日の生活をきちんと見つめられるように、定期的に書いているこのnote。また次の時まで。

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